「八王子千人同心組頭の家」
軽い印象の建具の構成がとても美しい建築です。
武士ですが平常は農耕を営む半農半士の家、農家の実用と武士の格式とを併せ持つ造りです。
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障子、板戸、間仕切り・天袋・地袋などの襖、様々な建具が使われています。この建具、どれも横に引くと「す〜っと」動きます、素晴らしい技術です。
横引きの建具が作り出す空間は、私たち日本人には当たり前のことですが、幕末や明治に日本を訪れた石やレンガ積みの建物しかしらない外国人には信じられない空間だったようです。
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「八王子千人同心組頭の家」(江戸東京たてもの園HPより)
建築 : 年代江戸時代後期 所在地 : 八王子市追分町
解説 : 八王子千人同心は、江戸時代、八王子に配備された徳川家の家臣団です。 拝領屋敷地の組頭の家は、周辺の農家と比べると広くありませんが、 式台付きの玄関などは、格式の高さを示しています。
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天気がいい日、小金井公園「江戸東京たてもの園」に最近よく出かけます。
家から近いし、シニア200円で入園できるのがとても嬉しい。入園の時、カウンターで妻が自分の証明書をスッと出しチケットを購入した。私が証明書をすぐに出せず手荷物をかき回してマゴマゴしていると、係りの女性に「大丈夫ですよ、どうぞ」と優しく笑顔で言われてしまいガッカリする・・・何に?
入園しても最近はその日に見学する数は少なくして、できるだけ一つの建物でゆっくり過ごすようにしている。
「たてもの園」には小学低学年ぐらいの子供達の団体がよく来ている、「走っちゃダメよ」「大声はイケマセン」「クツはそろえて袋に入れるのよ」と仲間たちを注意しているのはたいてい女の子である、男の子たちはたいていボ〜っと走り回っている、このしっかりした女の子たちに日本の未来を託したくなる、・・・ガンバレ!
日差しがとても気持ちよい縁側。ゴロゴロしたくなりますミァ〜。
農家のような穏やかな佇まいでした。いい感じです。
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カタールW杯
凄いことになりましたね。
ガンバレ日本!