Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

大塔町の山郷に学校も住まいも朽ちてゆく

2022-04-09 | 奈良県南部
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《 昨日 4月8日 の続きです 》

国道168号線の 「 道の駅 吉野路大塔 」 から南へ下って 大塔橋を渡り ~ 左折してすぐに山の上へ向かうと阪本小学校の跡



道路からクネクネ九十九折れの坂道を上って行く、ここへ通った当時の児童たちは 毎日が登山のようなものだったのだろう! 校門を入ったらグランドとプールで、校舎はまだその上にある。



奈良県五條市大塔町の阪本小学校跡

1873年6月 - 阪本小学校が創立
1987年4月 - 大塔村立辻堂小学校と統合し、廃校となる。



グランドの端に校舎へ登る石段、校舎の位置はビルの3~4階の高さか?



グランドの端に 創立100年記念碑
1973年のものだろう、それでも49年前!




石段を登っていったら校舎が見える




窓から覗いたら廊下の床が腐ってる

裏側へ廻って内部を窓ガラス越しに見たら、教室の床も朽ちてきて書棚などが傾いている


前回 訪ねた時には 窓も出入り口の戸も閉まっていたが、今日は所々窓ガラスは割れたり、戸は朽ちて外れたりして、内部が覗けるようになっていた。





学校跡から大塔町中原の集落へ向かう



無住の寺に鮮やかな「南無不動明王」の赤い幟




朽ちた建物の横に華やかに咲くサクラ



右の道路が集落のメインストリート




長寿桜は 「ツボミ固い」 状態です




集落の端には無住となって幾星霜の建物が・・・






家の中へ入ったら床を踏み抜きそう!



" かまど "   昭和の2~30年代までこれでゴハンを焚いたりしていたようだ? 我が家にもあったので覚えている

一応 家の形は保っているが、内部はこんな状態になっている




ポットン便所だろう
家は山の斜面に建っているので、写真に写ってる石垣は建物の基礎です





隣の家へも行ってみる






立てかけてある畳も腐って、床もボコボコになっている





住人が一人になってしまった集落の集会所はそんなに古そうな感じはしない





中原小学校の子供たちと高野大峯街道を行き交う人々を見守り続けてきた長寿桜は、今日も大地に根を張って、ほとんど人が居なくなって寂しくなった集落を眺めているようです。



コメント
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