Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

奥田の蓮池

2008-06-26 | ツーリングレポート
雨は降らないような感じなので
午後から大和高田市にある奥田の蓮池へ行って来ました

この地は「役行者」生誕の地で、毎年7月7日に蓮取り行事が行われ、この池で切り取られた蓮は、吉野山金峯山寺の蓮華会に献ぜられます

金峯山寺の「蛙とび行事」は、この「奥田の蓮池」からスタートするんですね



蓮池・捨篠池(すてしのいけ)です  水面に木々を映し蓮が生い茂っています




まだ あまり咲いていません、やはり7月7日の蓮華会の頃に満開になるのでしょうか


蓮の花は早朝に咲いて、日中には花びらを閉じるそうです、午後3時前に行ったので、この花も閉じていたようです
花の命が尽きるまで5~6回咲いたり閉じたりするそうです


「役行者生誕伝承地」の石碑です

このような内容の文章が刻まれていました
役の行者の母トラメ(刀良売)が奥田の蓮池で病気を養うているとき、夏のある朝、トラメが池の中にまつってある捨篠(すてしの)神社に詣でると白い蓮の花が咲いていて、葉には金色に光った蛙がいた。トラメは1本の篠萱(しのかや)を引き抜いて、蛙に投げると、蛙の目にあたって片目になった。池の中ににげた蛙は、もとの土色の蛙となって浮いてきて、五色の露も消えてなくなり、一茎二花の蓮も、もとの蓮になってしまった。しかも池の蛙はそれから一つ目になった。トラメはそれから重病になり四十二歳で死んだ。母をなくした役小角は発心して修験道をひらき吉野山にわけ入り蔵王権現をあがめ、蛙を祭って追善供養をした。以来、毎年七月七日に吉野の山伏が行者堂に来り、香華を献じ、蓮池の蓮108本を摘み、吉野山から大峰山間の沿道の堂に供えている。(大和高田市史より)

蓮池を見た後は国道169号線から壷坂寺前を通って道の駅「吉野路黒滝」へ向かいました


壷坂寺の石の大仏さん、でっかいですねえ


壷坂寺の境内です、りっぱなお寺ですねえ

寺の前を過ぎると道は急に細く曲がったうえに落葉がイッパイで濡れていました


道の駅に着いて休憩、あとは帰るだけ

午後2時前から110余kmのショートツーリング、バイクで廻る歴史の故郷

イヤッ~ バイクって ホント いいもんですねえ



コメント (2)
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