古民家とは言っても、この程度の建物はまだ幾らでも残っています。さらに現役の住居として利用されてい る。竹富島の様に意識的に保存しているのではなく、実際の生活空間で有るが故に手つかずの古い集落の形 態が残っているのです。八重山諸島の中では、波照間島の集落が最も自然な形で保存されています。竹富島 なぞは、ほとんどテーマパーク化されていて、かえって不自然な感じを受けます。
毎晩泡盛を買いに行った南共同売店です。共同売店とは雑貨屋であり、経営形態は本土の生協の様なも ので各集落に一軒ずつ有ります。名石集落の共同売店では弁当を売っています。ちなみにコンビニは有りませ ん。
幻の島酒と言われる「泡波」を製造している波照間酒造所です。この看板が無ければ唯の民家と区別付き ません。聞くところに寄りますと、従業員(家族?)三人だけで製造しているとのこと。島酒は島民が飲むもので、 大量生産して儲けてやろうと言う気はサラサラ無いようです。
冨嘉集落の畑の中に有った古い亀甲墓です。農地改良によって、今では畑の中にポツンと有りますが、か っては鬱蒼とした森の中に有ったのでしょう。集落以外は、農地改良によって全島真っ平らなサトウキビ畑に成っ てしまっています。霞ヶ関の農林官僚は、南の果ての島でここまでやるかと唖然として見てきました。
灯台が本当にサトウキビ畑の中に建っているのです。
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