南大東島にはこの様な淡水の池が大小100以上有ります。ドリーネ(陥没地形)に水が溜まったものでしょ う。淡水ではありますが、潮の干満に同期して水面が上下するそうです。無数の鍾乳洞によって、島の地下が スカスカに成っている証拠です。
これらの池の一つに掛かる月見橋と月の道です。月は世界中何処で見ても月は月なんですが、フィリピン海 プレートに浮かぶ小さな珊瑚礁の島から見ていると思えば、何か不思議な感じがします。「今自分の居るところ が世界の中心」と言う有名な言葉が有ります。これは認識の主体の存在(各自各々)を意味する場合と、日常 生活の基盤が何処に有るかを指す場合の二通りの解釈が出来ると思います。旅人にとっては、非日常の空間 に認識の主体が有る訳ですから、同じ月でも何か違った感慨を持って見る事になるのでしょう。
「ヤシの木陰に十字星」てな写真を撮りたかったのですが、オリオン座で我慢して下さい。
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