口永良部島の照葉樹林の中、濃密な緑の世界。
空中に目には見えない緑色をした湿った微粒子が漂っている気配がする。
黒潮の中の島嶼であるから、実際湿度は高いのであるが、
この場合皮膚感覚の湿度ではなく、視覚に訴えてくる湿り気である。
薄暗く重く湿った緑の世界、こんな中を一人トコトコと歩いていると、
森に取り込まれ同化されてしまいそうな心地よさを感じる。
エドモンド・ハミルトン「反対進化」の中の一編「異境の大地」を思い出した。
4月19日の夜、宮之浦の素泊まり民宿「晴耕雨読」の面々、
顔出しOKもらったので生で載せちゃいます。
実は海が荒れそうに成ったので、一日早く島を出て屋久島へ戻りました。
飛び込みなんだが、屋久島じゃ人気の宿「晴耕雨読」へTELしたら
港まで迎えに来てくれました。さすがGW前のシーズンオフである。
この料理は左奥の女の子が作ったもの、宿の客なんだがほとんど此処に
住み着いちゃっている、と宿のオーナーが言っていた。
右奥は、東京新宿から長距離バスを乗り継いで20時間以上掛けてやって来た若者。
右手前のヒゲは長距離トラックの運転手で、釣りをしながら彼方此方回っているとか。
左手前の中年男は、何だか解らないがしょっちゅう此処へ来て泊まっているみたい。
そしてこの写真撮ったのは、そろそろ中高年の高の字になろうとしているのに、
こんな旅しているバカ人間です。
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