2019年5月12日20時50分、天頂には月齢7.6の煌々たる上弦の月が掛かり
昼間の様に明るい父島の小港海岸。
本来ならば、星の数ほどある夜空の星も数えるほどしか有りません。
星空写真は諦めて、月夜の風景写真に切り替えました。
天気図と月齢を調べてから出かけなければ撮れないのが星野写真です。
長時間露光すると海面の波が消えてしまいます。
アオウミガメが産卵のため上陸してこないかと見ていたが、居たのはナイトツアーのお客さんだけ。
海岸林の中へ入って月夜の森の中を撮ってみた。
直射月光?の当たっている部分と影の部分の明暗差が著しい他は日中と大差なし。
夜は光と陰の世界です、此処は小笠原の海洋島、夜の闇に潜むものは居ません。
月の光に照らされた小港海岸の枕状溶岩の露頭、
この島がまだ海の底に有ったころの岩石、天地創造の物語に思いを馳せる夜でした。