人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

オナモミ

2009年09月13日 | うんちく・小ネタ

Photo

先日「これは何じゃいな?」と写真だけ載せておきましたが、キク科オナモミでした。

北海道・本州・沖縄~ユーラシア大陸・北米に広く分布する一年草。

山野林縁・道端・荒れ地などに見られ、草丈20cm~100cm、茎は分枝し短毛が有る。

イガイガの果実は鍵状のトゲで覆われ、動物にひっつき種子分布する。

オナモミ(雄ナモミ)の名前の由来は、衣服に付いた時揉むように取ると

一段と絡みつく、そこで昔の人は「な揉み」と名付けた。

メナモミ(雌ナモミ)より全体が大きく頑丈に見えるから雄ナモミ。

種子は「蒼耳子(ソウジシ)」と呼ばれる漢方薬の原料。

解熱・発汗・鎮痙作用が有る。蒼耳子から絞った油は疥癬などの皮膚病に用いる。

良く調べたら物の本に、と書いて有った。ズボラはするべきでは有りませんね。