昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

全日本プロレス分裂騒動(2)

2018年12月27日 19時55分05秒 | 2000全日本プロレス
6月16日午後4時からディファ有明で全日本プロレスを退団した選手24人・レフリー1人と共に三沢光晴が記者会見を行った。

三沢「本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。
皆さん既にご承知のとおり私三沢光晴、全日本プロレス役員を辞任いたしまして、選手契約に関しましては契約しない旨を全日本プロレス宛てに通知いたしましたので、つまり退団という事になりました。
約1年間代表取締役として頑張って参りましたが、全日本プロレスの持つ伝統と私がこれからやろうとする理想のプロレスの間にギャップを感じ、このままでは私のプロレスを貫き通すには馬場さんの作った全日本プロレスというプロレスらしさを壊してしまうんじゃないかと思い退団を決意しました。
その後の行動につきましては、ここにいるメンバーと新しい団体をつくりやっていきたいと思っています。細かい詳細につきましては、まだはっきりと決めておりません。
マスコミ・関係者の方には本当にご迷惑を、ファンの方も一番なんですけども、ご迷惑ご心配をかけて居ると思いますが、ここにいるメンバーは私と同じ気持ちで一から頑張っていくつもりですので、あたたかく見守ってくれれば幸いと思っています。
頑張っていくので、これからもよろしくお願い致します。」

(旗揚げ時期について)
早ければ8月をみてますけども、8月9月には旗揚げ戦をしたいと思っております。旗揚げ戦は1試合になったとして、10月ぐらいからツアースケジュールを組んで巡業という形でもっていきたいと思っています。

(集まってくれた選手について)
選手ですか、25名ですか、ほんと選手冥利に尽きるとしか言えませんし、自分の意見に賛同してくれたこと本当に感謝しておりますし、ここにいる全員自分の意志でもっともっといいプロレスを作りたいと思って一緒に集まってきたくれた仲間なので、僕も一選手として皆の中に入って頑張っていきたいと思います。

(退団を決意した理由)
一番は時代に添ったというか、今の全日本プロレスの演出その他もろもろ、私はもっと今風に若い者向けにやりたかったんですけども、まあ古いファンの方からもファンレターとかで全日本らしさでやってくれと。
ちょっとまぁ派手な事をやると全日本らしくないという意見もだいぶありましたし、それならば本当にもう一から自分でやろうという部分です。

(退団を決意したのは)
6月13日の役員会辞任後です。

(全日本プロレス次期シリーズへの参戦要請について)
僕は実際そういうアレは聞いておりませんし連絡も来ておりませんが、ファンの方には迷惑をかけられないので、向こうから要請があれば出るつもり。まぁこちらの条件と向こうの条件が合えば出る気持ちはあります。

(新団体の準備について)
準備に関しましては一切動いておりません。まだ。何も。事務所・練習場・興行に関します一切は、全然何も動いておりません。現段階では。

(他団体との交流について)
はっきり言えば全日本の頃よりは、もっと前向きに考えられると思っています。

(外国人選手について)
まだその点につきましても全然動いてませんので、まぁコンタクトももちろんとっておりませんから分かりません。

(目指すもの)
一番やりたいことは抽象的になりますけども、まぁ簡単に言えばの選手とファンがどっちも楽しめるプロレスを目指していきたいと思ってます。
全日本さんには、ほんと一からお世話になり感謝はしております。
ファイトスタイルは全日本にいた頃となんの変わる事もなくできると思いますし、それ以上のファイトはこれから出来ると確信しておりますので、ファンの方はすごい心配してると思いますけども、これからの僕らの試合を見て納得してもらいたいと思います。

(川田選手について)
お互いもう子供じゃないですから、己の道は己で決めればいいと思いますし、川田は川田で自分がそう決めた道ならば、最後まで貫いて頑張って欲しいと思います。

(ジャイアント馬場さんに対して)
本当にもすごいお世話になった事は本当に感謝しておりますし、一からのプロレスというものを教えてくださった方なので、感謝というひと言しか言えないですけど、僕らが一生懸命試合を頑張れるのが一番。見ててくれば分かってくれると思いますけど。

永源遥「私は三沢選手と考えは全く同じなので一緒に行動しました。他の選手も多分考えはものすごく近いと思います。」

秋山準「永源さんと一緒です。」

小橋健太「ここにいる全選手と共に理想のプロレスの実現を目指して頑張っていきたいと思います。」

百田光雄「全員の気持ちはひとつなので、ひとつになって三沢社長についていくという気持ちだろうと思います。僕もそうです。」

田上明「みんなで一緒にやっていこうと。それと全日本プロレス、どうもありがとうございました。」

ラッシャー木村「頑張ります。それだけです。」

小川良成「三沢社長について頑張るだけです。よろしくお願いします。」

大森隆男「僕のプロレスの中での目標は、打倒四天王5強なんで、その目標を実現する為によりよい環境で試合をする事で、三沢社長について行く事に決めました。」

高山善廣「倒しがいのあり踏みつけがいのある強い選手が揃っている。僕はこっちで頑張ろうと思いました。よろしくお願いします。」

マイティ井上「私はレフリーですけども、三沢社長と考えはまったく同じなもんで、三沢社長についてきました。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。」

丸藤正道「自分はプロレスラーとしての精神面、技術面の向上を図るには、この選択が一番だと思っているので決めました。これからもよろしくお願いします。」

池田大輔「先日、自分はフリーになったばかりなんですけども、こういう事になってしまいまして、三沢光晴なる大人物に自分はついていこうと決心しましたんで、よろしくお願いします。」

本田多聞「私たちが選んだこの道が良かった悪かったという事は抜きにして、素晴らしいものを作ったね。良かったねと言われるように精一杯努力していきます。そのつもりで三沢社長についていくことに決めました。皆さんが良かったねと言ってくれるようにやって答えを出します。」

※全日本プロレス中継6月21日放送分より

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