やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

オオミドリシジミ♀(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-17 03:28:37 | 昆虫類

管理車道法面に生えたコナラの実生の上を、白っぽいシジミチョウが動き回っていました。近寄ってよく見ると、ゼフィルス(ミドリシジミ類)です。

ゼフィルスはみなよく似ているので自信はありませんが、オオミドリシジミの♀ではないかと思います。


《実生のコナラの上を歩き回るオオミドリシジミ♀ 2019/07/10》 


《実生のコナラの上を歩き回るオオミドリシジミ♀ 2019/07/10》


《実生のコナラの上を歩き回るオオミドリシジミ♀ 2019/07/10》


《実生のコナラの上で翅を広げるオオミドリシジミ♀ 2019/07/10》

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ヨツスジハナカミキリ(交尾)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-16 03:24:09 | 昆虫類

雑木林の中や林縁のあちこちで、前翅に4本の黄褐色の横帯が目立つヨツスジハナカミキリを見かけました。交尾しているペアもいました。


《ギボウシの葉の上で交尾中のヨツスジハナカミキリ 2019/07/10》 


《ギボウシの葉の上で交尾中のヨツスジハナカミキリ 2019/07/10》


《ギボウシの花にとまっていたヨツスジハナカミキリ 2019/07/10》 

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ナカキエダシャク(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-15 05:33:14 | 昆虫類

オオバギボウシ(?)の葉は大きいので、何かがとまっていたりすると見つけやすく、山道を歩きながらもついギボウシの葉に眼が向いてしまいます。

今回見つけたのは、2㎝ほどの茶色っぽい蛾で、刷毛ではいたような細かい筋模様が印象的でした。

帰宅後、『ポケット図鑑日本の昆虫1400』で調べましたが見つかりません。いつものように、ウエブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/シャクガ科』で成虫縮小画像一覧の画像を最初から順に見ていき、エダシャク亜科のナカキエダシャクにたどりつきました。幼虫の食餌植物は、ブナ科コナラ属のコナラやバラ科のキイチゴ類だそうです。


《ギボウシの葉にとまっていたナカキエダシャク 2019/07/10》


《ギボウシの葉にとまっていたナカキエダシャク 2019/07/10》


《ギボウシの葉にとまっていたナカキエダシャク 2019/07/10》

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ヒメトラハナムグリ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-14 05:59:32 | 昆虫類

樹木園に植栽されたノリウツギ(の仲間)の花に、小さくて毛深く、黒色に黄褐色の横帯があるハナムグリがきていました(最初に見たときはハナアブの仲間かなと思いました)。背より高いところだったので、カメラを持ち上げて最初の1枚を適当に写し、今度はきちんと撮ろうと静かに花を手繰り寄せよたところで、逃げられてしまいました。

帰宅して『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』で調べると、コガネムシ科のヒメトラハナムグリのようです。


《ノリウツギの花にもぐりこんでいたヒメトラハナムグリ 2019/07/10》 

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オオウラギンスジヒョウモン♂(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-13 06:19:28 | 昆虫類

オカトラノオの花に、オオウラギンスジヒョウモンがきていました。

オオウラギンスジヒョウモンは、低地から山地にかけての草原などに広く生息するヒョウモンチョウです。ひじょうによく似たウラギンスジヒョウモンとは、「前翅先端がより外へ突き出ること」「後翅裏面外縁部の褐色が緑がかること」などで別できます。


《オカトラノオの花の蜜を吸うオオウラギンスジヒョウモン 2019/07/10》


《オカトラノオの花の蜜を吸うオオウラギンスジヒョウモン 2019/07/10》 

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ヒグラシ(羽化殻)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-12 11:44:47 | 昆虫類

雑木林の中を例によってキョロキョロしながら歩いていると、ウリハダカエデ?の葉にセミの羽化殻が残っていました。アブラゼミより小さくハルゼミより大きい羽化殻です。

写した写真をもとに、富山市立図書館から借りてきていた『セミハンドブック』の「ぬけ殻検索表」で調べたところ、〈全身に泥がない〉→〈触角が8節〉→〈体に光沢がある〉→〈触角の4節が1節より長い〉ことから、ヒグラシの羽化殻にたどりつきました。

ヒグラシが見られるのは6月末から9月上旬、この日ニイニイゼミは鳴いていましたが、ヒグラシの鳴き声は聞こえませんでした。


《ウリハダカエデ?の葉で羽化していたヒグラシ 2019/07/10》


《ウリハダカエデ?の葉で羽化していたヒグラシ 2019/07/10》


《ウリハダカエデ?の葉で羽化していたヒグラシ 2019/07/10》

※ 春先から、荒天時以外には昼寝や読書などで1日に1~2時間を過ごしているテラス。ゴーヤーのカーテンがほどよく茂ってきましたが、開放感がなくなり狭苦しい感じがします。人間は勝手なものです…。
  今は、富山市立図書館から借りてきた『セミハンドブック』をときどき眺めています。セミについて関心があるのは、
   ① チッチゼミを見つけること(一度も見たことがありません)
  
 ② クマゼミの確認(これまでに何度か鳴き声は聞いています)
の2点です。実現すれば、このブログで報告します。


《テラスの指定席》


《テラスの指定席のゴーヤーのカーテン》


《富山市立図書館から借りてきた『セミハンドブック』》

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タマゴタケ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2019-07-11 10:19:42 | キノコ

葉が広がって薄暗くなった林の中を歩いていると、足元に何か鮮やかなオレンジ色のものがあるのに気づきました。近づいてみると、タマゴタケでした。

タマゴタケはテングタケ科テングタケ属の中型~大型のキノコで、非常においしいそうです(私自身は食べたことがありません)。


《林の中に生えていたタマゴタケ 2019/07/10》 


《林の中に生えていたタマゴタケ 2019/07/10》  


《林の中に生えていたタマゴタケ 2019/07/10》  


《林の中に生えていたタマゴタケ 2019/07/10》  

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ヒメスズメバチ(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-10 06:30:33 | 昆虫類

猿倉山山頂下の駐車場そばのコナラの樹液に、ヒメスズメバチがきていました。

ヒメスズメバチは、本州に生息するオオスズメバチ、キイロスズメバチなどスズメバチ属6種のなかで、オオスズメバチに次いで大型です。腹部が黄色と黒の縞模様のススメバチ5種のなかで、ヒメスズメバチだけ腹端が黒色なので他の4種(腹端は黄色)とは容易に区別ができます。幼虫の餌は他種とは大きく異なり、アシナガバチの幼虫と蛹を噛み砕いてその体液のみを利用します。
(ウェブサイト『都市のスズメバチ/ヒメスズメバチ』2019/07/10参照http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/vespa_d2.htm)


《コナラの樹液にきていたヒメスズメバチ 2019/07/07》 


《コナラの樹液にきていたヒメスズメバチ 2019/07/07》  

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ニセシラホシカミキリ♀(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-09 15:35:53 | 昆虫類

明るい伐開地の蘖の葉に、ニセシラホシカミキリがとまっていました。

斑紋が明瞭で触角の第三節先端に白い部分があるので、♀です。


《葉上のニセシラホシカミキリ♀ 2019/07/07》


《葉上のニセシラホシカミキリ♀ 2019/07/07》

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カモシカ(富山市[細入村]割山)

2019-07-08 09:03:41 | 哺乳類

割山森林公園「天湖森」の一番上の駐車場に車をとめ、少し割山の民家が残っているあたりを散策してから、天湖森に歩いて下りました。

民家のはずれから楡原などに通じる林道に、カモシカの姿を見かけました。50mほど離れていたと思います。カモシカは、林道の縁の草を食べて、しばらくして林道からスギ林の中に入り、またあちこちで葉を食べながらだんだんこちらに近づいてきました。このカモシカのヒトとの許容距離なのでしょうか、私から20mほどの距離になると、静かに林の奥に入っていきました。

昨年の秋にもこの近くでカモシカと出会っており、同じカモシカなのかも知れません。 https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/96b7a43a46156d50513f3c44a8d2cfe4


《林道に出てきたカモシカ 2019/07/05》


《林道に出てきたカモシカ 2019/07/05》 


《林道脇の草を食べるカモシカ 2019/07/05》


《林道脇の草を食べるカモシカ 2019/07/05》


《スギ林の下草を食べるカモシカ 2019/07/05》


《スギ林の中のカモシカ 2019/07/05》


《スギ林の中のカモシカ 2019/07/05》

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ノコギリクワガタ♂(富山市)

2019-07-07 08:11:43 | 昆虫類

早朝に犬と複合商業施設の駐車場を散歩していると、ノコギリクワガタの♂がアスファルトの上を歩いていました。近くにノコギリクワガタが発生するような林などはありません。

どうしてここを歩いていたかについては、
① 複合商業施設にあるペットショップから逃げ出した。
② 近くの誰かが飼っていたものが逃げ出した。
③ 近くの屋敷林で発生したものが灯りに飛んできた。
④ ノコギリクワガタの飛翔能力は予想外に大きく、遠くの雑木林で発生したものが夜には都市の空なども飛び交っている⁈
などと考えています。


複合商業施設の駐車場を歩いていたノコギリクワガタ♂ 2019/07/07》


複合商業施設の駐車場を歩いていたノコギリクワガタ♂ 2019/07/07》

※ 我が家も、とうとう危惧していた状況になってきました。キュウリが本格的に採れだしてきたのです。苗は2株でいいからと言われていたのに、枯れるかも知れないと5株植えてしまいました。それが皆枯れずに育ったものですから、たいへんです。このところ、毎日5、6本は採れるようになってきました。
  冬などキュウリが高いからとなかなか食べられなかった好物の「キュウリのもずく酢」を毎日食べても、消費しきれるものではありません。「キュウリの煮物」「キュウリとワカメの酢の物」、…、しばらくは食卓からキュウリの姿が消えそうにはありません。(「キュウリの浅漬け」も大好きなのですが、塩分を控えないといけないので、食べられません。)


《2019/07/05収穫のキュウリ(6本)》


《2019/07/06収穫のキュウリ(7本)》

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ナナフシモドキ(割山森林公園「天湖森」/富山市[細入村]割山)

2019-07-07 05:48:37 | 昆虫類

道端のカラムシ(?)の葉の裏にナナフシがとまって、さかんに葉をたべていました。触角が前脚腿節の長さより短いので、ナナフシモドキです。


《カラムシ?の葉裏にとまって葉を食べるナナフシモドキ 2019/07/05》 


《カラムシ?の葉裏にとまって葉を食べるナナフシモドキ 2019/07/05》 


触角(赤)が前脚腿節(黄)の長さより短いナナフシモドキ 2019/07/05》

※ 2019/07/06に、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『セミハンドブック』(税所康正著)
   
2 『Dr.夏秋の臨床図鑑虫と皮膚炎』(夏秋優著)
   
3 『1分音読「万葉集」』(齋藤孝著)
   4 『老いも死も、初めてだから面白い』(下重暁子著)
   5 『洛中洛外をゆく』(葉室麟著)
   6 『昨夜のカレー、明日のパン』(木皿泉著)
   7 『犬とハモニカ』(江國香織著)
   8 『まいにちおべんとう』(大原千鶴著)

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スズバチ(巣材採集)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2019-07-06 06:38:49 | 昆虫類

野鳥の園に通じる管理用車道を歩いていると、スズバチが巣材の土を集めていました。スズバチは大きなトックリバチの仲間で、黒色で胸部上部と腹部中央部に橙色の紋があります。木の枝や石などにいくつかの土の巣をまとめて作り、完成後にそれらの周りをさらに土で塗り固めて覆い隠します。

10年近く前、以前に住んでいた家の小屋根の雨樋に、スズバチが巣を作っていたことがありました。https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/2090207a28e5432bfec2a5e2221d531c


《土を集めるため未舗装の車道の上を飛ぶスズバチ 2019/06/23》


《車道から土を集めるスズバチ 2019/06/23》


《車道から土を集めるスズバチ 2019/06/23》 

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ヒトツメカギバ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2019-07-05 03:45:02 | 昆虫類

野鳥の園に通じる管理用車道を歩いていると、下草に白っぽい蛾がとまっていました。一目見た感じで、ユウマダラエダシャクの仲間だと思っていました。

帰宅して写真を確認しましたが、『ポケット図鑑日本の昆虫1400』にも、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/エダシャク亜科』の成虫縮小画像一覧の画像にもピッタリくるものは見つかりませんでした。

思い直して写した写真をよく見ると、前翅の先端が尖り、後方に向けて鉤状に折れ曲がるカギバガの雰囲気があります。そこで、『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/カギバガ科』の成虫縮小画像一覧成虫縮小画像一覧の画像を最初から順に見ていくと、よく似た写真がありました。ヒトツメカギバです。

ヒトツメカギバは、前翅・後翅ともに地色は白色で、所々に灰色の模様が見られ、前翅には名前の由来どおり中央付近に大きな黄土色の眼状紋があり、紋の中には白色の短線と小黒点が3列綺麗に並んでいます。幼虫の食樹はミズキ科のミズキやクマノミズキなどです。(ウェブサイト『こんちゅう探偵団/ヒトツメカギバ』2019/07/05参照) 


《下草にとまっていたヒトツメカギバ 2019/06/23》


《下草にとまっていたヒトツメカギバ 2019/06/23》 

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ウスイロカギバ(割山森林公園「天湖森」/富山市[細入村]割山)

2019-07-04 05:37:31 | 昆虫類

森林公園にある大きな池の周りの歩道を歩いていると、下草に薄茶色の蛾がとまっていました。前翅の先端が尖り、後方に向けて鉤状に折れ曲がっているので、カギバガの仲間だと思います。

帰宅後、『ポケット図鑑日本の昆虫1400』で調べたところ、図鑑に出ていたオオギンモンカギバとよく似ていましたが、前翅の前縁中央に黒色点群が見あたりません。ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/カギバガ亜科』で成虫縮小画像一覧の画像を最初から順に見ていき、オオギンモンカギバと同じCallidrepana属のウスイロカギバにたどりつきました。幼虫の食餌植物は、ウルシ科のヤマウルシやツタウルシなどです。


《下草にとまっていたウスイロカギバ 2019/06/21》


《下草にとまっていたウスイロカギバ 2019/06/21》 

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