いつものコースを2時間ほど、生きものの姿を追いながらポタリング。北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルの壁に、少し大きめで灰褐色の地味な(ある意味ではシックな)蛾がとまっていました。トンネルの中は風が強いので、バランスをとるためなのかときどき翅を開閉しています。翅の裏側は派手なオレンジ色で、トモエガの仲間です。翅などがきれいなので、羽化したばかりなのかも知れません。
撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』のトモエガの仲間あたりの写真と較べていくと、カキバトモエでした。オスグロトモエとも感じが似ていますが、カキバトモエは前翅頂から後翅内縁に至る横線が明瞭なのだそうです。
カキバトモエ(柿翅巴?)という名前ですが、カギバトモエ(鉤翅巴?)とつい間違えてしまいます。『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』にも、【旧名,別名,害虫名,同定ミスなど】 として「カギバトモエ」があげられていました。
ちなみに、以前(2020/06/09)のブログで「カギバ」トモエとしていたので、「カキバ」トモエと訂正しておきました。
《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》
《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》
《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》
《トンネルの壁にとまっていたカキバトモエ 2022/06/12》
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