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やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アオズムカデ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-04-12 03:16:46 | その他動物

(2013年5月上旬~下旬の観察記録です。)

2017/04/09に投稿したムカデの種類は布村さん(元富山市科学博物館)に教えていただきましたが、以前に撮ったムカデなどの写真(2013年の6枚)が整理せずに放置してあることを思い出し、再度布村さんに写真を見ていただきました。この結果をご紹介します。

まず最初は、頼成の森のアオズムカデです。撮影は4年ほど前のことなので、詳しい状況はほとんど憶えていませんが、当時は枯れ木の樹皮下に潜む生きものに興味を持ち始めたころで、下の写真は2枚とも枯れたアカマツの樹皮下に潜んでいたものだと思います。

アオズムカデとトビズムカデの違いは、布村さんによると、「色の他は捕獲して固定し、最終前腿節腹面尾刺がトビズムカデで一列2個、アオズムカデで一列3個」だそうですが、これは素人には敷居が高すぎるので、色の違いで見分けることになるようです。

《アオズムカデ 2013/05/09》

《アオズムカデ 2013/05/21》

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ワラジムシ(県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2017-04-10 03:40:39 | その他動物

生きものの姿を探して、県空港スポーツ緑地を散歩しましたが、ヒバリが囀っているのが聞こえてくるくらいで、生きものの姿はあまり見かけませんでした。しかたがないので、シダレヤナギの洞の底をかきまわすと、ワラジムシが出てきました。

ワラジムシの仲間はよくわからないので、元富山市科学博物館の布村さんにお尋ねしました。「外来種の『ワラジムシ』…です。…背面は小さい粒粒がいっぱいあります。本種は英独などの北西ヨーロッパに多い種で寒さに強いです。外来ワラジムシ科ですが、この科は腹面からみて第1-2腹肢に白い強い偽気管があります(生時よくわかります)。一方在来種をふくむハヤシワラジムシ科には第1-5腹肢に弱い白い偽気管があります。』」とのことでした。

《ワラジムシが潜んでいたシダレヤナギの洞 2017/04/05》 

 《シダレヤナギの洞に潜んでいたワラジムシ 2017/04/05》 

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トビズムカデ(県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2017-04-09 04:01:13 | その他動物

シラカシの幹の上を大きなムカデが地面に向かって下りてきました。頭部と脚の赤色が目立ちます。

ムカデにどのくらいの種類があるかまったく知らないので、元富山市科学博物館の布村さんにお尋ねしました。「『トビズムカデ』…です。 亜熱帯を除く日本におけるオオムカデ属…には本種とアオズムカデ…しかありません。後者は文字通り頭板も背板も暗緑色で10cm迄です。なお、色彩が似ているて混同されるアカムカデはオオムカデ科ではなく、アカムカデ科に入るものです。この科は無眼で最終肢前腿節にとげ状突起があります。」とのことでした。 

「トビズムカデ」は「鳶(色の)頭百足」のことでしょうか?ウェブサイト「ウィキペディア『トビズムカデ』」によると、「体長が普通8~15cmで、希に20cm近くにもなり日本産ムカデの中では最大級。 体色に個体ごとの変異が多く、赤い頭に黄色い足を持つ個体や、朱色の頭と足を持つ個体など、様々なものが存在する。」とあり、体色には変異が多いようです。                 

《シラカシの幹の上を下りてきたトビズムカデ 2017/04/05》

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ワラジムシ(越冬)(丘の夢牧場/富山市[婦中町]富崎)

2016-03-18 01:49:50 | その他動物

オオトビサシガメが越冬していた同じ立ち枯れのスギの大木に、ワラジムシも集団で越冬していました。

ワラジムシは、〈甲殻綱〉〈ワラジムシ目〉〈ワラジムシ亜目〉〈ワラジムシ科〉に属する節足動物です。同じくワラジムシ目のダンゴムシとよく似ていますが、ワラジムシは刺激を受けても丸くなりません。

ワラジムシやダンゴムシについては、ウェブサイト『ダンゴムシ・ワラジムシ「ガイドブック」』にわかりやすく説明されています。http://ugawalab.miyakyo-u.ac.jp/f5/zhy/dango/04.htm

《スギの樹皮下で集団で越冬するワラジムシ 2016/03/16》

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アカテガニ(越冬)(神通川右岸/富山市草島)

2014-01-08 05:22:14 | その他動物

アカテガニは、ベンケイガニ科の中型のカニで、乾燥によく適応し、海岸や川辺の岩場、森林などに生息しています。

富山県内では「各地で見られたが、近年、きわめて生息域と生息数が減少し、神通川下流の特定の場所等限られた場所でしか確認されなくなった」(『富山県の絶滅のおそれのある野生生物』)とされています。神通川堤防の耐震工事で生息場所が狭められているのが、気懸かりです。

《倒木の樹皮下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《倒木の樹皮下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《立ち枯れした木の中で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《石の下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《石の下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《堤防の耐震工事が進められて狭められるアカテガニの生息地 2014/01/07》 

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オカダンゴムシ(富山市)

2011-09-06 04:45:09 | その他動物

干からびたミミズの死骸をオカダンゴムシ数頭が食べていました。オカダンゴムシは、落ち葉や動物の死骸などを食べ土壌に還元する自然界の分解者です。

オカダンゴムシは、植木鉢などの下でよく見かける甲殻類です。刺激を与えると丸まることから、ダンゴムシと名づけられたようです。同じような環境で見かけるよく似たワラジムシは、刺激を与えても丸くなりません。

日本に生息するオカダンゴムシ科の仲間はオカダンゴムシとハナダカダンゴムシの2種で、いずれも外来動物です。オカダンゴムシは北海道から九州まで広く分布していますが、ハナダカダンゴムシは、横浜市、神戸市、富山市、滋賀県、桐生市で確認されているだけです。


《オカダンゴムシ 2011/08/01》

 

 《オカダンゴムシ 2011/07/27》

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