トロンボーンを始めました

平成24年11月からトロンボーンを始めました。練習などの試行錯誤を書こうと思います。

コロナがもたらしたもの

2021年07月27日 | 日記
2019年の年末からコロナのニュースを見るようになった。それでも最初は対岸の火事だったのが、和歌山県内の病院で感染が発表され、急に「見えない脅威」が迫ってきた。それでも某国の観光客は日本に押し寄せてきており、都会のホテルロビーは疳高い嬌声でむせ返っていた。

最初のころはTVで「手指接触によるウィルスの伝搬」が報道され、1人に付着したウィルスが、手指を介して家族全員の顔・手指などに付着していく様子が報道された。
続いて、武漢のレストランで感染爆発したことから、食事の会話で飛散した「ウィルスまみれの唾のしぶき」が原因とされ、会話をすると「唾のしぶき」がどのように飛散するかをあらわしたCG画像が頻繁にTV報道された。また、大型クルーズ船で感染が広がったことから、バイキングなど人目にさらされた大皿に盛った料理を利用者が「取って食べる」というスタイルの危険性が露わになった。

コロナウィルスは「見えない敵」なので、最初は疑心暗鬼になる。エレベーターの「行き先階のボタン」ですら「ウィルスまみれ」に見えてしまい、入手しにくい貴重な除菌ティッシュで手指を拭いていた。近くで咳こむ人がいたら、自然と距離を取った。スーパーで老人が何べんも手に取ったり、戻したり、したものを避けて、触られてないものを取る、自分に気が付いた。どこからが過剰反応なのかわからないが、この1年半の僕たちの行動はやや過剰反応だったのかもしれない。でも、第5波と呼ばれる現在の状況は「慣れによる無防備」がもたらしている感染増加だ。無防備はやっぱりアカンやろ、ワクチン接種がすんだ人でも、手洗いとマスクは続けるべきだろう。

それからコロナで忘れてはならないのが「デマ」の横行だ。不安に思う人々の心をあざ笑い、愉快犯はデマをSNSに仕込む。SNSは善良な市民をデマの媒介者に変えてしまう。政府は、沈黙するか、的はずれの回答を壊れたラジオのように繰り返すだけだが、デマ対応は毅然とやってもらいたい。どこかで「国民を守る」というポスターを見たような気がする、本気で守ってもらいたい。

コロナが終息したとき、僕らはどうなるのだろう?大勢で笑いながら食事したり酒を飲めるのだろうか?
飲食店に設置してあるアクリル板はどうなるのだろう?あれがないと「つばのしぶき」は対面の料理に降り注ぐことになるが、コロナが終息したらアクリル板は撤去されるのか?コロナウィルスが入ってなければ、唾のしぶきがかかっても皆は平気なんだろうか?嗚呼、面倒くさい知識がついてしまった。