僕は教則本を買っても、ちょっとかじって放ったらかし、というケースが多い。
それでも罪悪感があるので、放り出した本をもう一度トライすることもあるのですが、やっぱり同じところで断念してしまいます。
例えば「ハイノート入門」。
内容は素晴らしいと思うのですが、一つのレッスンを1週間かけて取り組む(1か月かけてもいい)と、22週でハイDで吹けるようになる、というものです。この本はボリュームが多くてやりきるのにとても時間がかかります。そして、レッスンが進むにつれボリュームが増え、とてもやりきれなくなります。また1レッスンを最初から最後まで毎日繰り返すのか?、1週間で1レッスンを1回通せばいいのか?それもわからないのですが、本の趣旨からいうと、1レッスンを最初から最後まで毎日繰り返す、それを1週間続ける、という意味だと僕は思ってます。ハードルはメチャ高い!
さらにレッスン内容に「できないもの」が必ずあります。僕の場合はペダルトーンです。この低音域はまだ鳴らせません。なのでペダルが出てくると、そこでジ・エンドになってしまってました。この本は無理か!とあきらめかけていました。
実は、3度目の正直でまた凝りもせず「ハイノート入門」に取り組んでいます。
今回、挫折防止のために次の工夫をしました。
①吹けるものだけ選ぶ(ペダルは外しました)
②吹きたくないものは外す(3連符のスケール練習を外しました)
③残った練習内容をPCに入力して、PCで鳴らしながら(テンポ60)トロンボーンで吹く
①②により、吹けるものだけが残り、③により「練習の耳ガイド」ができました。
PCが鳴っているので意地でも吹き続けます。ひょっとしたら「正確な音」と一緒に吹くので音程もよくなるかもしれません!!しんどくなったら停止して休憩します。
これにより、個人練習のサボリが減りました。Lesson1は約30分の内容でしたが、Lesson13は1時間30分かかります。実はLesson2~12は内容が少しずつ増えていくので、Lesson1の次はいきなりLesson13へ行きました。
実は少し手も抜いています、Lessonでは「4回リピート」という指定がありますが「2回リピート」でやってます。4回リピートだとLesson13は①②を抜いても3時間かかってしまいます。
①②を外したので、Lesson13は「ロングトーン」「リップ・スラー」「タンギング」の塊になっています。
ヘッドホンでPCの再生音を聞きながら、テンポ60で16分音符のレガート・タンギング、ロングトーン、リップ・スラーをひたすらやっています。いつかこれが花開けばいいなぁと願ってます。