トロンボーンを始めました

平成24年11月からトロンボーンを始めました。練習などの試行錯誤を書こうと思います。

パート譜作成(その8)

2021年07月22日 | トロンボーン練習
熱帯Jazz楽団の「Dear Mr.Jones」のパート譜作成が最終段階に入りました。
パート譜作成の手順は、①ヤマハの原本総譜をPCでOCR読み取り、②読み取ったデータを楽譜認識してPC総譜を作成、③原本総譜とPC総譜を目検で突合せする「校正作業」、④突合せで見つけた「誤認識」を修正、という流れです。
まずPC総譜を、僕が校正・修正を2回繰り返したものを、家内に1回校正してもらいました。家内にはハーモニー上の矛盾や原本総譜の誤りも検証してもらいました。その結果できたものが「Ver.3」。
そのVer.3のPC総譜からパート譜を作成し、パート譜にフォール記号を追加したものが「Ver.4」です。というのも、フォール記号を総譜に書き込んでからパート譜に分解するとフォール記号が元の位置からずれてしまい、「なんやこのクネクネ線は?」となるからです。

ここから先に楽譜を修正する場合は、パート譜と総譜両方を同期をとって修正していく必要があるので、手間が増えていきます。
僕としては、ほぼ完成していると思ってます。(画面上は完璧でも、紙に印刷すれと見落としが見つかるかもしれません・・・・。)
今度の練習のとき、バンドリーダーさんにVer.4の総譜とパート譜を渡そうと思ってます。

(今までに経緯)
Yamahaから出版された熱帯Jazz楽団のバンドスコアに「Dear Mr.Jones」の「総譜」が記載されているのを家内がネットで見つけ、すかさずバンドスコアを買ってもらいました。その総譜をPDFにしてPCで読み取り、PCでPDF画像認識を行ったのが、今年(2021年)6/10のことでした。

「Dear Mr.Jones」の総譜は、A4横の用紙で19ページ。
1ページに15行、1行に8小節前後の構成です。
熱帯Jazz楽団は、アルト2、テナー1、バリ1、トランペット4、トロンボーン3、ピアノ1、ベース1、ドラム1、パーカッション3の17パートです。その楽譜を15行に押し込むために、トランペット1,2、トランペット3,4、トロンボーン1,2を1行に詰め込んでいます。(パート数と行数が合わないのは、ベースのタブ譜に1行割り当てられているため)

私の楽譜作成ソフトはkawaiのスコアメーカー9です。このソフトは紙に印刷された楽譜をOCRで読み取り、それをPC楽譜に変換するという優れものです。OCR認識を採用しているのは他にもいろんなソフトがありますが、僕はスコアメーカー割と気に入っています。理由はマニュアルが親切なところと、OCR認識率が高いところです。

そのスコアメーカーでも、A4の狭い用紙に音符が密集している「総譜」をOCR認識するのは厳しかったようです。1行に1パートが記載されているサックスパートはほぼ90%くらいの認識率でした。
1行に2パート押し込んだトランペットとトロンボーンは30%くらいのヒット率でした。それでも誤認識は多いけれど、誤認識パターンが大体決まっているので作業はしやすかった。でも「誤認識分を探す」ことと、それの「修正」はやっぱりとても面倒だった。