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1315定刻発車。車内はほぼ満席。列車はこれまでとは逆向きに走り出した。と言うことは、我々の座っている方が海側となる。
先ほど買ったすし弁当をく食う。太巻ずしは干瓢だけという粗末なものとキュウリ巻きとこうこ巻きが入っている。大した弁当ではないが、この手のすし弁当はどこでもわりに安いのでよい。2月に行った伊豆急下田もそうだった。
列車はなだらかな起伏の草原が続く中を、右手に青いオホーツク海を見ながら一路終点雄武へと走る。オホーツク海沿いのこのあたりは、時おり集落を見るが、何かさみしげな感じの風景が続く。それでも、海に突き出た岬があったりして興浜南線も結構美しい。
1345雄武着。北見枝幸行のバスまで50分ある。駅のベンチに腰を下ろす。Sはまた喫茶店を探しに行った。茶店の好きな男だ・私はあまり好きではない。50円のコーラを200円、250円も出して飲むところだから。結局ないと言ってSは戻ってきた。この駅のトイレの横に立てば、雄武から北に延びる新線のトンネルらしきものがのぞめる。ベンチで何もすることもなくぼんやり時を過ごす。
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1410着の北見枝幸発のバスが着いたらしく、リュックを背負った男達や女の旅行者らがやってくる。1420頃バス停に行く。駅の前からバスは出ず、駅前を30mほどまっすぐ歩くと国道に出て、左に折れ40mほどのところがバス停である。
バス停から30mほど先に警官が2~3人おり、そこに何やら緑色の紙を持ったオバちゃんが立っている。見ていると北見ナンバー以外の車を止めてステッカーを渡している。中湧別からずっと我々と同じ行程を来ている男女のグループがわざわざステッカーをもらいに行った。バスに乗る顔ぶれを見ると、中湧別で見た顔がその男女グループ以外にも何人か見ることができた。
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