静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 「退位への共感~ ”ご苦労さま” 挿入で 特例法処理を正当化? ≫ 本質論議を避ける愚かさは皇室制度永続に逆行

2017-04-11 10:14:16 | トーク・ネットTalk Net
★ 天皇退位:「国民の共感」盛る 特例法案、「違憲」指摘回避 https://mainichi.jp/articles/20170411/ddm/001/040/247000c?fm=mnm
・ 3/22の本コラムで、「お気持ちが法律を作らせる過程こそが違憲」だと指摘する政治学者の原武史の言葉を紹介する記事を私は引用した。
・ ”「国民の共感がある」ことを以て、皇室典範改正に踏み切らないことを巡る将来にわたる論議を封じ込めたい”保守派の意図が露骨に出ている。

 ⇒ 政府がまとめようとしているらしい「特例法」の中身は、何度も云ってきたように、皇室制度存続を本当に願うならば小手先の弥縫でしかない。
  日本人お得意の<問題先送りで日和見する>である。 何故か? 言うまでもなく、天皇制/皇室制度の本質に拘わる議論が憲法論議と密接な関係にあるがゆえ、皇室制度の本質論イコール憲法精神と絡まる事を避けたい一心での先送りであり、それが『賢い知恵』とみなされるからだ。 短期的には賢い場面も確かにあるが、長期的な戦略性は皆無だ。 そんな小手先対応で、戦争であれビジネスであれ、長く勝てるわけがない。 

 日本人に生まれ育ち、こんなことは言いたくないが、こういう『本質論議を小手先の便宜/得失優先で回避する国民性=惰性こそが日本民族最大の欠点/短所であると認めたがらない』のは何故だろう?   口先ではなく、心の底から解らない愚かさよ!
 (先を考えたくない/考えない)(モノゴトの本質を突き詰めるのは止めておこう)・・・・此の習性に私は、もうホトホト 絶望している。 
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