静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

☆ 暁 星 ;  2015.01.16

2015-01-16 09:26:30 | トーク・ネットTalk Net
  ☆  ユニクロ:中国下請けの問題点指摘   http://mainichi.jp/shimen/news/20150116ddm012040069000c.html
   ・ 香港と日本のNGOが中国工場での過剰な残業時間を指摘。ユニクロ本社も指摘を認め改善へ、とある。
    * 労働時間は1日平均11時間、月の休みは1〜2日で、残業時間は月134時間に上ったという。中国の法律で許される残業は月36時間まで     
    
      ユニクロは早くから世界各地に生産展開し、異文化での労務管理を熟知している筈では? 現地トップの黙認? 本社の管理不行き届き?  

  ☆  毎日社説: <表現すること 他者を尊重する心も>   http://mainichi.jp/shimen/news/20150116ddm005070110000c.html 
   ・ シャルリー紙の風刺画家の一人は「表現の自由は条件や制限がついたものではない」として、暴力には屈しない姿勢を強調した。
     それは、フランス革命以来、表現の自由を何より大切にするフランスの文化や価値観に基づくものであり、理解する人もいるだろう。
   ・ 表現の自由は、多様な価値観を尊重しあう社会のためにこそ、守られるべきものであるはずだ。それには自分の価値観と同様に、他者の価値観も尊重することが
     大切である。   他者の心情を傷つけ、差別する表現が無制限に許されるようになっては、社会はむしろ、多様さと寛容さを失い、場合によっては表現への権力の
     介入を招くことにもなりかねない。

   同社説では日本におけるヘイトスピーチも例に挙げ、表現の自由と他者への侮辱(非寛容)は両立すべきではない、との立場をとる。
   同じく毎日で金曜連載の<金言:右傾化進む欧州=西川恵 http://mainichi.jp/shimen/news/m20150116ddm003070055000c.html?fm=mnm>に、興味深いフランス人学者
  (来日中)の言葉がある。・・・・「カトリック教会も風刺画で皮肉られていた。その<=からかい>内容には同意しないが、表現の自由は大切との意味を込めたのだ」・・・。 
   ← 自分たちもからかいは受けたが暴力には訴えない、という点でイスラム教徒とは違うのだ、だから許せないという論理だろう。ここには、異なる価値観/信条に対する
     からかい自体を咎める倫理は存在していない。 宗教の場に身を置かない私たちは、この空回りに、どう口がはさめるのだろうか? 
コメント
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