ヨーロッパ・中東の現在ⅦⅩⅣ

　中国は資源企業を大量に買いました。油でいったらシノペックです。
銅や様々な鉄鋼を買っています。しかしその後の運営と価格暴落で赤字が大変なことになっているのが現状です。
原油が1バレル100～140ドルの時に買ったのです。民間企業なら完全に潰れています。
国営企業なのでおそらくごまかし続けています。中国4大銀行はお金をいくらでも出せます。実態は分かりません。
　中国は5年前から大きく成長し、3年前から現在まで下がりつつあります。
しかし2000年あたりではたいした国ではありませんでした。
鄧小平の方針演説が1992年、それから8年ほどはまだまだ小さな国でした。新幹線を中国が日本の技術を真似して作りました。
でもあれだけの物を基礎が無くては真似もできないはずです。
一体中国にいつそんな科学技術の基礎があったというのでしょうか。韓国には今でも作る力は無いのです。
日本もかつて零戦など素晴らしい飛行機を作った時の工作機械は米国を始め外国製でした。中国も同じ事なのです。
そういう意味ではやはり中国はたいしたものなのです。
インドネシアもフィリピンも作れないのに、中国は作れる才能があるのです。

☆２月のお知らせ：
2月17日（金）と18日（土）は両日とも獣医師不在です。全日診療はできません。なお、スタッフは在勤しております。
可能なサービスはお問い合わせください。ご迷惑おかけします。

当院では一緒に働いてくださる動物看護師さんを1名募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。

ヨーロッパ・中東の現在ⅦⅩⅢ

　よく考えてみれば「富」が中国にあるはずがありません。
14億の人間の内、10億の人間を放置して、4億人を千人ぐらいの人が握っている場所です。
西側は今まで”民主主義！”と言ってきたのなら、スターリンとヒットラーでこれだけ苦しんだのになぜ今、
この不平等を、習近平をここまで容認するのでしょうか。
いくらお金が大事でも10億の民が呻吟している状況を、なぜ見て見ぬふりができるのでしょう。
日本は平等と言うことを少しでも実現してきている国だから自由が少ないのはしかたありません。
中国は4億の人間はレベルが上がってきていますが、10億人は底辺であえいでいます。
こういう異常な構造の国をなんとか正していかなければいけないのではないでしょうか。
青臭い議論かもしれませんが、安倍さんはそういう演説をなさるべきです。
「10億の民を放っておいていいのか、中国よ！。あなた方先進諸国は黙って中国を見てていいのか！」。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅦⅩⅡ

　長年資本主義は社会主義と戦ってきたはずです。それを易々と自分の地位を明け渡すことに対する不安があります。
EU離脱によって英国が近づいたのは米国で、英米の特別な関係をまず最初に確認をしました。英米関係は確実な物です。
英国は大陸を失ったが故に英米関係をよりいっそう強化しなければいけないという共同認識はできています。
そこに日本も関わっています。今まで中国に寄りすぎていた英国が米国側に戻ってきたのは間違いないでしょう。
金融国家スイスから英国シティにという流れ、「金融の基軸を英国に戻す」、
これは金融世界再編が行われているのではないかと思われます。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅦⅩⅠ

　中国は近年鉱山に大量の投資をしています。
たとえば銅は将来世界中で供給不足になると予想されています。
その時に中国がしっかり銅を確保していれば人民元であろうが何だろうが銅さえあれば儲かると予想されます。
政府の信用や人民元やドルより現物が最も強いという考え方です。中国はそれを世界中でやっています。
また一方、必要な時にドルなどに替えられるような機能をロンドンに置いたと言うことは、英国のすごさでもあるのです。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅦⅩ

　今後、ポンド-人民元が連携する形を想像する必要があります。
金のことになればイデオロギーは関係ありません。
人民元はペッグでは無く、一定の変動枠を認めた変動相場制で、裏付けはドルではありません。
まだ片一方を結んでいないので非常時の救済手段にはなり得ないのです。
SDR化されても国際通貨として認められたわけではありません。完全な自由通貨にならなくてはいけないのです。
日本円が担保されるということは、非常時にドルやユーロが足らなくなったとき、
相互スワップと言う形で無制限でドルが借りられると言う条件で通貨の信用保証があります。
アメリカは人民元にはその信用保証を与えていません。でも中国はそれを目指しています。
しかしブレトンウッズというアメリカのドル基軸体制を壊されたらドルの終演です。
いくら金を持っていたとしてもそれは道具でしかありません。国家の保証が無ければ金は単なる紙切れです。
「金」では無く「富」を得ようとするのが国際社会です。
しかもその行動は共産主義と一致しないというのが長年の西側の認識でした。
しかし近年西側はどんどん妥協して無制限に共産主義的資本主義を許容するようになってしまいました。
これがどこへ行くのでしょう。

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2月9日（木）は午後4時～6時30分まで獣医師不在です。外来診療でご迷惑おかけします。スタッフは在勤しております。
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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅨ

　英国の「ヒンクリーポイント原発新設に対する中国参入を条件付きで認める」という発言がありました。
これは実はほぼ認めないのと同じほどハードルが高い条件なのです。
フランスが主体として建設し、その１／３を中国が投資します。
完成前にフランスが手を引けば中国がそれを請け負う形になっています。
中国はそこにストップをかけて、完成前にフランス企業はそこへ出て行かないと言う合意を取り付けようとしています。
その時に気になるのはそこに投資した中国の国有企業です。
彼らにとってヒンクリーポイントは実は本命ではありません。
イギリスはさらに2カ所に原発を作ろうとしており、中国はそれをとるための足がかりとみていました。
同様なことが日本で起こるだろうと思われます。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅧ

　メイ首相は「労働者は受け入れない、追い出す！」と宣言しています。完全に方針転換が始まりました。
これは対中政策にも大きく関連しています。
かつてのキャメロン－オズボーンという完全親中派はIMFに関しても中国のSDR入りを支援していました。
財務次官を含め、彼らが一線から全員外されました。
そして「次世代」という単語が登場しました。チャールズ皇太子がその「次世代」の代名詞なのです。
彼はダライラマの最大の支援者で、北京オリンピックに中国嫌いで欠席したほどです。彼が保守層の精神的柱になるでしょう。
前回習近平が訪英した折、ちやほや迎えたキャメロン－オズボーンに不満のあった人たちが主役になるでしょう。
エリザベス女王も「なんと下品な人たち！」とつぶやいていたようです。
中国と英国の関係が大きく変わるのは間違いないでしょう。

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春の健診２０１７

今年も春の健診を実施いたします。
期間：2017年3月1日(水)～3月15日（水）

予約制です。
例年通り、血液検査を中心にお手頃価格で広く浅くスクリーニングを目的にご報告します。
対象はワンちゃんとネコちゃんの全年齢。
ウンチ、おしっこの検査も行います。事前に容器を取りに来ていただくと便利です。
費用は総額5200円（税込）です。
健診当日は食事を12時間以上空けてお連れ下さい。
午後12時までにお連れいただき、お返しは午後の診察時間内でお願いします。
今年はご参加の皆さんにもれなく注腸オゾン療法（通常1回2150円）を実施させていただきます。
後日効果の有無のご感想をお聞かせ下さいね。

2週間ほどで写真付き報告書を郵送いたします。
サンプル（プライバシー保護のため画像処理してます）
ワンちゃん　ねこちゃん

※「甲状腺ホルモン追加『健康診断S』」を設定しました。
上記にある今までのスクリーニングに加えて甲状腺ホルモンT4を測定、判断情報をご提供します。
高齢期に入ったワンちゃんネコちゃんにお勧めです。特にワンちゃんは７歳以上で甲状腺低下症、ネコちゃんは９歳以上で甲状腺機能亢進症を考えてみましょう。
費用は総額8300円（税込）です。
ご予約お待ちしております。
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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅦ

　ブレグジットは日本にとって良い手本になるでしょう。
英国は歴史的にヨーロッパ大陸に深入りすると必ず大やけどをする国です。
昔はフランスにかなり広い領土を持っていましたたが、その後ジャンヌダルクに追っ払われました。
その後英国は逆に世界に対して力を持つようになります。しかし1次2次の世界大戦でヨーロッパに巻き込まれ衰退しました。
日本も同様で大陸に巻き込まれるとろくな事がありません。朝鮮半島、支那大陸、あんなところ放っときゃ良かったのです。
その後、日中国交回復で6兆円も出して今のざまです。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅥ

　英国がEUから抜けられたのはそれだけ国力があるからなのです。英国は難民を嫌がりました。
またドイツがEUに入れてしまった移民がドイツ国籍を持って合法的に労働者として英国にやってきました。
それはいやだから出ようというのは国力があるからです。
今出たいと思っている国はたくさんありますが、自由貿易の権利も持っておきたいとも考えています。
イタリアはEUから点滴を受けている状態です。残念ながらイタリアは出られません。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅤ

　英国が一番失いたくないのは「ワンパスポート」と言う制度です。
それは金融機関がEUのどこかで銀行免許を持っていればEU圏内どこでも営業できるという仕組みです。
現在EUの銀行間監督機関はイギリスのシティ・オブ・ロンドンにあります。
デリバティブなどの決済機関もそこに置く予定でした。日本を含めたEUの銀行の過半数はそこに支店を置いています。
ドルの4割はそこが扱っています。ウォールストリートでの扱いは2割しかありません。
なぜならシティは午前中がアジア中東ヨーロッパ、午後はアメリカ市場が開きます。
つまり世界中のどのマーケットにもアクセスできます。
当初、EU側は「ワンパスポート」をなくして銀行間監督機関をフランクフルトに移すといっていました。
しかしEUは世界中からお金を借りている側です。
そんなことをしたらヨーロッパの銀行は資金調達のマーケットを失ってしまうリスクが生じます。
彼らはシティーから支店を動かせないのです。

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2月9日（木）は午後4時～6時30分まで獣医師不在です。外来診療でご迷惑おかけします。スタッフは在勤しております。
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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅣ

　短期的にはブレグジットで英国がEUから出て行くことが確定しました。
それで英国はガタガタになるかと思いきや、メイ首相をあっという間に選出しました。次の体制作りはすぐに始まりました。
対してユーロ圏は何もできていません。特にドイツ銀行危機を抱えているので英国に全く強く出られないのです。
英国でのブレグジット国民投票前では、
ドイツでは「そんなことしたらヨーロッパの貧乏国になるぜ」とあざ笑っていたのです。
実際ブレグジット直後、「英国はそのうちやっぱり元に戻してくれって言い始めるぜ」。
そしてサッチャーの再来といわれるメイ首相、そしてボリス・ジョンソン外相登場でドイツは「唖然」。
しばらくドイツの報道が無くなってしまいました。
最近になって「もしメイ首相が強気に交渉を始めたらどうしよう･･･」。
当初ドイツの言っていたのは「EUの中心概念である自由市場を死守する。英国は関税によって不自由な市場になる」。
しかしドイツは英国へ輸出している方がよっぽど多いので関税で困るのは自分達だと気づきます。
ドイツは今では「願わくば、メイ首相、お手柔らかに･･･」と弱気になり出しました。

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2月9日（木）は午後4時～6時30分まで獣医師不在です。外来診療でご迷惑おかけします。スタッフは在勤しております。
2月17日（金）と18日（土）は両日とも獣医師不在です。全日診療はできません。なお、スタッフは在勤しております。
可能なサービスはお問い合わせください。ご迷惑おかけします。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅢ

　ここで何が起きるでしょうか？。
ある文明が壊滅するということはそこに住んでいる住民が出稼ぎをしなければならないということです。
ヨーロッパがそこまで行くのでしょうか？。
ヨーロッパは荒れ野になるのでしょうか？。
もしかしたらイスラム圏になるのでしょうか？。
今でもハンブルギスタン、ベルリニスタンと呼ばれている街です。加えて貧しくなっていくでしょう。
稼ぐために中国やアメリカに稼ぎに出ることになるのかもしれません。
日本においても没落するということは日本人が外に稼ぎに行く方がプラスだと考えられるということです。
それが起こるとすれば2600年の歴史で初めてのことです。そこまで希な出来事という意味です。

ヨーロッパのニヒリズムは100年かけて民族移動、そこまで行くのではないでしょうか。

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ヨーロッパ・中東の現在ⅥⅩⅡ

　イギリスに続いて他国でも独立への国民投票が行われ、欧州におけるグローバリズムの終演となるでしょう。
一つの国が有利な条件をとれば他の国がうらやむので緩やかな形で進行していくと思われます。
きっかけとなるのがドイツ銀行をはじめとした金融問題でしょう。そして難民です。
今まで一本化しようとしていたユーロが残念ながら順番に瓦解していくことでしょう。

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