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デフレからの脱却・・・まずはそこからⅩⅢ

2012年06月06日 | 政治経済
アメリカのピーターテミンという学者が世界恐慌という大デフレからの脱出を分析しています。

彼は世界恐慌からの脱出の方策として”政策レジーム”という概念を使いました。
”政策レジーム”は政府や中央銀行が実施している政策全部のことです。
社会主義国では私有財産の禁止、国有化、平等とか全部です。当然社会主義では社会主義の方向を向いているわけです。
このように”政策レジーム”という方向性が存在します。
”政策レジーム”はデフレの時とインフレの時はやるべきことが違うので全部を変えなければいけないのです。
テミンは、世界恐慌の時、フーバー大統領が「緊縮財政がいいんだ。金利は高い方が通貨の信任があっていいんだ」という当時の経済学者の常識を信じていました。
日本で言うと与謝野馨先生のイメージですね。
しかもフーバーは頑強にそれを信じていました。
したがって1929年、不況になったとき、すわと緊縮財政と金融引き締めを行い、そして大恐慌に突入してしまいました。
次に政権交代がありルーズベルトになります。彼はフーバーのやったことと逆をやりました。
しかも『全て逆』をやったんです。
金融だけではありません。全部逆をやったのです。財政出動もやりました。たとえば農産品の買い取り、その価格が下がらないように。
しかしルーズベルトは、経済理論をよく理解していてやったわけではないのです。
ジョンメーナードケインズがケインズ主義の考え方を著したのは1936年の『雇用・利子および貨幣の一般理論』の時です。
つまりルーズベルトの政策は一般理論前なのです。
従ってルーズベルトらは自分たちで結果的に同じ結論に達したわけですが、
彼自身、最初は何も分かっていなくて就任当初は以下のような演説をやっています。

「これからは健全財政を目指します!」    って・・・違うだろ!

そうすると新聞各紙が「オー、さすがルーズベルト」と手を叩いて喜んでいるのです。
ルーズベルト本人も、最初は自分が何をすべきか解っていなかったのです。
つづく

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営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
フィラリアの予防を開始しましょう。
ワンちゃんたちの狂犬病ワクチン接種の時期です。できれば6月30日までにお願います。

6月の予定
6月9日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。
6月23日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。


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