日本國民が問われている拉致被害者奪還Ⅲ

「いろいろ発表はされていますが、拉致帰国者も含めて、どう拉致されて、どう扱われて、どう戻ってきて…我々には未だに分からないところが多いのが現実です。
真相究明してほしいものです」

「我々も驚いたのは鹿児島の市川さん増本さんのケースだけでも35年も経っているのに大変な情報が出てくるのです。改めて一体拉致という物は何だったのでしょうか。
拉致問題調査会も設立して10年以上になりますが、我々自身がもう一度固定観念に囚われていた物を取り払って考え直す必要があると思われます。
吹上浜の事件だけであれだけ情報が出てくると言うことは柏崎事件、小浜事件も必ず同様なことがあるはずで日本中では山ほどあるでしょう。
今までしゃべれなかった事が掘り返せばどんどん出てくるでしょう」

「柏崎の現場に行ったことがありますが、実際に行ってみるとそれまで聞いていたのとは違う情報に出くわします。『ああ、あそこに原発があって…』、
『こっちに朝鮮人があって…』、現場で初めて分かることがあります」

「ある陸軍士官学校58期の人が戦後自衛官になって、連隊長クラスになった時、偶然拉致を察知したことがあったそうです。
演習名下で部下を監視のために海岸線に配置したそうです。その後、自衛隊の中で生活できないようになって退官なさいました。
もう亡くなられた方ですが、その息子さんがこの話をぽろっとおっしゃるのです。自衛隊が拉致を察知して、部下を動かした事実はあったのです」

「警察の情報もどこまで調べてどこまで発表されているのでしょうか。知ってたのに言わなかった事実はあるのでしょうか。情報公開を求めていくべきでしょう」

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