トーマス・マン、『ベニスに死す』にて、死にかけた作家が夢でファイドロスと話場面を引用します。
「私たちは空は飛べない。地上を徘徊するだけだ」。
船だとしたら東西南北どこへ行こうが海の上に存在するだけです。
空を飛ぶか海中に沈むか、この感覚がある種の芸術や文化であり、天皇でもありました。
今この縦軸がなくなって右翼左翼、自民党共産党、どこへ行っても同じようなもの。
ありとあらゆる物が等質化平面化してぺたっとしているものばかりに感じられます。
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