近衛は一連の仕掛けをして、戦争始まる前に表舞台から降りてしまいます。
降りた途端に「自分は騙されて支那事変に巻き込まれた」、「日米平和交渉に全力を注いだのは私だ」
といった手記を書き始めます。
開戦前から戦後の裁判対策に着手するのです。
昭和19年~20年にかけての近衛の動静が木戸や熊田の日記から読み取れます。
「近頃近衛がおかしい…」、「…羽振りが良くて生き生きしている」。
戦争の推移は近衛の思い通りで戦後の日本を待っていたのかもしれません。
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