現代日本経済学ⅩⅩⅣⅩⅢ

　中国経済の崩壊が世界経済にどう影響するでしょうか。チャイナが金融危機を収めようと金をぶっこみます。政府は資本取引を規制する可能性があります。
資金の国外流出を止めてしまうのです。資本取引規制は「中の爆発は外に来ない、外の爆発も中には来ない」利点があります。
この手はアジア通貨危機の時にマレーシアのマハティール氏が行った事で有名です。彼は最初通貨防衛に失敗します。
しかし彼の優れた点は政策の失敗を認めるのが早いことです。経済学者に意見をもらって資本取引を規制します。周辺からの国内類焼被害がなくなります。
その後ＩＭＦ管理にもならず最も早く復活しました。

　同様にチャイナも資本取引規制をして、つぶすところはつぶして被害を最小限にする方法があります。しかしその時共産党までつぶれてしまう可能性もあるでしょう。
人民解放軍の暴走、党高官の粛正合戦。不満のはけ口として対外戦争を利用するでしょう。清朝のアヘン戦争がそうでした。日本はたいへん注意が必要です。
もし共産党が滅んだとしても軍閥割拠になります。より面倒な相手となるでしょう。我々の先祖はそんな相手と2000年間つきあってきたのです。
我々が解決できるわけがありません。永久に気を抜くわけにはいかないのです。

了

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