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作家 小松左京に捧ぐⅣ

2011年09月23日 | 日記
 北日本大震災において、津波で地域の70%が壊滅した山田村という場所があります。
残った住民に対して政府は早急に仮設住宅団地を設置しました。
しかし避難民全員が入居をするほどの数はまだできません。
山田村の村長さんはどの家族から先に入居させるかの決断を迫られます。
政府はお年寄りや障害者を抱える家族、個人を優先にするように指導します。
しかし、村長さんは各集落毎の入居を始めたのです。老若男女や障害者の有無を問わずに。
最初は非難を受けたそうです。

これによって、仮設住宅はどうなったのでしょう。

仮設住宅団地はそのまま集落として自動的にすぐに機能し始めたのです。
お隣さん同士が声を掛け合って、一人暮らしのお年寄りや障害者もご近所が助けて。

一方、お年寄りや障害者を抱えた家族を優先的に入居させた他の自治体では各仮設住宅の孤立化が発生します。
我慢してしまって発信力も劣るため仮説住宅群としても孤立化していきます。物資の不足も発生します。
おかげで外部からの援助の必要も激増します。

ここにいかに集落、村落組織が重要なのかが描出されています。

「日本沈没」で世界中に散っていった日本人が、また村を再生するために集まっていくのか
それとも各地でその民族に溶け込んでいくことを選ぶのか、
各地のその土地でゲットーを形成するのか?
何を元に?血、思想、宗教、習慣、民族???
とても興味深いところです。

☆お知らせ
~秋の健康診断を実施します~
全年令のネコちゃん・ワンちゃんが対象です。
事前に、尿と便の採取容器を無料で差し上げますので病院まで取りに来て下さい。
費用:4000円
期間 9月19日(月祝・特別に通常営業) ~ 10月8日(土)
診断日を予約して、半日は食事を取らない状態で、午前中(9時~12時)にお連れいただき、
夕方(4時~7時)にお返しします。
血液検査、腹部エコー、検便、検尿、血圧、眼圧、今回は便のジアルジア検査を含みます。

9月のお知らせ

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