(角野栄子さん)
① ""「魔女の宅急便」など 角野栄子さんの児童文学館建設へ""
2019年1月26日 4時31分
「魔女の宅急便」などの作品を手がけた児童文学作家の角野栄子さんの世界観を伝える児童文学館が2022年度のオープンを目指して、地元の東京 江戸川区に建設される見通しになりました。
児童文学作家の角野栄子さん(84)は、「魔女の宅急便」や「小さなおばけ」シリーズなど、250以上の作品を手がけ、去年、児童文学の分野で世界的に最も権威のある「国際アンデルセン賞」の作家賞に選ばれ、日本人としては3人目の受賞となりました。
こうした功績や世界観を伝えようと、地元の江戸川区は「角野栄子児童文学館」を新たに建設する方針を固めました。
児童文学館にはこれまで手がけた作品のほか、角野さんが選んだ子どもから大人まで楽しめる本を置くことなどを検討していて、区が角野さんと相談しながら具体的な構想を練ることにしています。
児童文学館は区内の「なぎさ公園」を候補地に建設が進められ、2022年度のオープンを目指す計画です。
角野栄子さんは「このような施設ができることは、とてもうれしいです。子どもたちが本に囲まれて自由に楽しく過ごせる、夢の膨らむ遊び場にできればいいなと思います」と話しています。