(エーザイ/ロゴ)
① ""エーザイが反発、早期アルツハイマー病の第3相試験でデータモニタリング委員会から試験継続が推奨される ""
2019/03/29 11:21
エーザイ<4523.T>が3日ぶりに反発し、一時156円高の6312円を付けている。29日の取引開始前、米バイオジェンと共同開発中の、経口ベータサイト切断酵素(BACE)阻害剤「elenbecestat」(開発コード:E2609)の早期アルツハイマー病を対象としたグローバル臨床第3相試験で、8回目の独立安全性データモニタリング委員会において、認知機能の悪化を含めた安全性データがレビューされ、同試験の継続が推奨されたと発表、材料視された。
同剤の第3相試験では、同一プロトコルの2つのグローバル臨床第3相試験であるMISSION ADR1およびMISSION ADR2から構成される。両試験ともアミロイドの脳内蓄積が確認されたアルツハイマー病による軽度認知障害および、軽度アルツハイマー病と判定された患者を対象に有効性と安全性を検証する多施設共同、プラセボ対照、二重盲検、並行群間比較試験。投与期間は24カ月で、19年3月の患者登録の完了を予定している。
午前11時3分時点の株価は、前日比51円高の6207円。