(札幌/店舗爆発)
① ""札幌の店舗爆発火災 60キロ離れた地震計で空気振動観測""
2019年1月16日 18時48分
札幌市豊平区の不動産会社の店舗で爆発が起き、52人がけがをした火事で、当時およそ60キロ離れた場所の地震計で、爆発で生じたと見られる空気の振動が観測されていたことが分かりました。専門家は「これだけの広い範囲に振動が届くのは通常、火山の噴火などの時で、大変な驚きだ」と話しています。
(地震計)
北海道大学大学院理学研究院の吉澤和範准教授は、先月16日に札幌市豊平区の店舗で起きた爆発のあと、大学や気象庁が設置した地震計の記録を確認しました。
その結果、爆発が起きた当日の午後8時半に、現場から北におよそ30キロ離れた石狩市の地震計で、午後8時32分に南東におよそ60キロ離れた厚真町の地震計で、それぞれ空気の振動が観測されていたことが分かりました。
吉澤准教授が分析した結果、振動が発生した時間は、いずれも午後8時29分17秒で、豊平区の店舗で爆発が起きたとされる時刻と一致したということです。
吉澤准教授は、爆発によって空気の圧力が波のように伝わる「衝撃波」が生じ、振動が観測された可能性が高いとしたうえで、「これだけの広い範囲に衝撃波が届くのは、通常、火山の噴火や隕石(いんせき)の落下の時であり、大変な驚きだ。爆発の大きさを物語っている」と話しています。
★ 爆発の経緯実験で検証へ 警察
札幌市豊平区の爆発から16日で1か月。
爆発では、建物が全焼して隣の居酒屋の客など52人がけがをしました。
警察は、店長らが可燃性ガスの入ったスプレーを室内で大量に噴射したことが原因とみて、今後、実験を行うなどして爆発に至った経緯を調べることにしています。
警察のこれまでの調べで、不動産会社の店長らは可燃性ガスが入った除菌消臭用のスプレーを室内で大量に噴射したことが分かっていて、店長らは「在庫整理のためおよそ120本を噴射した。スプレー缶は白い煙が出るので火事と勘違いされると思い、窓を閉めきっていた」などと話しているということです。
警察は、室内に充満したガスに給湯器から引火して爆発したとみて、重過失傷害などの疑いで捜査しています。
また、今回の爆発では160メートル余り離れた建物を含む42棟で窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
警察によりますと、今回のような爆発は過去にほとんど例がなく、今後、実験を行うなどして爆発に至った経緯を調べることにしています。
※ 警察…の書き始めの繰り返しで何とも読みにくい記事です。メディアの文章能力の
低さにびっくりです。気の利いた小学生でも、こんな文書は書きません。