昨日のニュースで、2年前の知床遊覧船事故を起こした遊覧船会社社長が逮捕されたとあった。

たくさんの命が知床沖の海底に沈んだ傷ましい事故です。防げるはずの事故だ、船舶免許や通信士の勉強をしたことがある私は、なんでこんなことが起こるの、と強く思った事故でした。
先日、行った尾道で大林宣彦監督のロケ地巡りをしましたが、その大林監督作品の一つに「あした」という作品があります。

沈没して行方不明の小型客船の乗客9人から、家族、恋人、親友たちの元に手紙が届きます。午前0時に呼子浜に来てください、という内容です。
指示された通りに呼子浜に行くと、突然小型客船が現れ、中から乗客が次々と現れ、再会を果たす。そして、生きていたときは言えなかったことを確認するという内容だったと思います。
知床遊覧船の事故のとき、この「あした」みたいなことが起こらないものなあ、と願いました。
尾道は、とても不思議な場所として、私の中に存在し続けていきます🙂