会えてよかった

本当に・・・


お取り越しのご縁をいただいています。
ご無沙汰ばかりで申し訳なく
それでもよう参ってくれたと迎えてくださる。

有り難い、本当に・・・

「会えてよかったです」
まじまじと顔を見るとその言葉しかなくて。

唯一、お座のない講中。
高齢化となりお座にお参りするのも動けない、
そんな言葉をいただきやむなくお座が失われました。

でも、各家でのお取り越しのご縁はいただいており
大切に、大切に・・・

お座があればみんなでゆっくり話すこともできるのですが
それが出来ないので
各家での話が長くなります。

愛する人のこと、
ご自身のこと、
病むこと、
後のこと、

どこに参ってもいろいろです。

お座が終わるくらいの時間・・・
すみません長居しましてって次の家。

遅くなったな～って思いつつ
速足にもならない気分は速足で歩きつつ
帰られているのかな～って思い浮かぶ
満面の笑み、
涙に歪む顔、
そんな優しき顔を思い浮かべつつ
気分は速足！

遅いな～って思われたのでしょうか
玄関を出て大通りに出掛かっている姿、

「帰られたですか～！ようこそお帰りです！
　遅くなってすいませ～ん！」

肩の力が抜けます・・・

優しさに触れるっていいもんですね～。
各ありたいと思うも
思うばかりで何ら変わらぬコイツの有り様。

コイツのこと、
坊守のこと、

案じて、案じてくださる。
兄が弟・妹を案じるように
優しく、優しく。

「僕はそんな人間じゃないんです」
そんな言葉が常に出る。

日常の自分が見えればこそ
そんな自分になれるのでしょうね、きっと。

阿弥陀さまの前って有り難い・・・

ホントに有り難い、そう思います。

ドンドン遅くなります、
「すみませ～ん、遅くなりました～！」
って、次々。

コイツと同じように関節に痛みを抱えるご門徒。
腰を痛め入院していたご門徒。

「分かります！しんどいですよね～！」

などなど・・・

思いがけず出会うとうれしいものです。
こうして、皆様のお顔を拝見しておりますと
コイツも結構歩ませていただいているんだよな～って
お育て頂いてきた
これまでの年月を思ったことです。

ご縁ってありがたいですね～！！！


さあ、またボツボツ願生ります！