☆任意・法定代理
代理には任意代理と法定代理の2種類があり、代理権の発生原因はそれぞれ異なる。
◎任意代理 - 代理権は本人から代理人へ代理権を授与するという授権行為によって発生する。
本人から代理人への授権行為に基づく代理権を任意代理権という。授権行為の性質は代理権を本人から代理人へ授与するという当事者間の合意(代理権授与契約)であり、通説ではこの契約は無名契約であると考えられている(無名契約説)。
◎法定代理 - 代理権は法律の規定により発生する。
法律の規定に基づく代理権を法定代理権といい、法定代理権をもつ者を法定代理人という。