～ 月と心 ～

　つくづく、人の心は月に似ていると思う。丸くって、デコボコで・・・人によってデコボコの度合いが違う。すべすべなめらかな人、デコボコの大きな人、大きなクレーターのある？人・・・

　だから、足りない部分を他の人から学んで補っている。努めてまあるくなるように。

　人間関係が苦手で引き籠もり、というタイプはムリして他人から直接学ぶのではなく、本を通じて学べば良い。アウトドアが好きなら、自然から直接学ぶ、という手もある。他人から学ぶ以上のものを学べるかもしれない。

　今朝、目が覚めると群青の空にまあるい月が浮かんでいた。大きくてまあるい月は輝きを放っていた。月がこんなに美しいと思ったのは初めてだ。

　・・・そうだ、月だ!

そう思って西の空にレンズを向けた時は、空はすでに白み、月は恥ずかしそうに南海の雲間に消えていった・・・本当は、群青の空に映える月が一番キレイだったのに、なんでもっと早く気づかなかったのだろう・・・そう思って再び西の空を見ると・・・

　現れた。そしてお別れを言って消えていった・・・