昨日のブログをたくさんの人に見ていただいた。きっと名残の桜の情報を求められたのだろう。その意味では期待を裏切ったのではと思った。「ごめんなさい。」昔のカメラは正確な露出が求められた。露出とは、絞りやシャッタースピードを決めてきちんとした写真を撮る行為。そのためあらかじめ露出計で測定し、カメラのシャッタースピードや絞りを決めた。今は、ほとんどカメラ任せ。何にも考えることがない。今日のブログの写真は、セレン式の露出計。電池もいらない。最近カメラのナニワで買った。ニコンＦと一緒に連れて行こう。露出を図って写真を楽しみたい。
名残の桜に人生を重ねて見ると複雑な思いに駆られる。昨日はもう盛りから過ぎた桜のトンネルを歩いた。それでも美しい名残が残っていた。創造の世界は無限に広がる。満開の桜の花の下を歩いている自分を想像した。長い長い桜のトンネルのを抜けて国道沿いに歩くと須磨の海が広がっていた。
１２色の色鉛筆を使って小さなスケッチブックに描く。身近にある果物がテーマになることもある。ケーキやコーヒーも描く。漫然と色を付けて楽しむこともある。いつもは身を削って白い画面に消えていく色鉛筆を今日の主役とした。
仲間を便利と言ってしまえば失礼かも。最近イタリアものに刺激されて、パスタをよく食べる。自宅で勝手に料理する。最初はパスタをゆでるのが難しく上手くいかなかった。いろいろ考え、大きな鍋で少し時間をかけることを学んだ。この際この器具が役に立つ。パスタを上手くつかめゆっくりと茹でることができた。まだ、パスタソースは上手く作れないが市販のソースに頼っている。
昔、いちごはコンデンスミルクと決まっていた。コンデンスミルクが無いときは砂糖をかけて食べた。今のいちごは結構甘く、そのまま口にする。水で洗ってへたを取って口にする瞬間は結構幸せな気持ちにしてくれる。クリスマスシーズンは、ケーキに使われ目で楽しませる。昔は貴重ないちごも今では食べようと思えば食べられる。それでもいちごは果物の中でも女王様の位置にあると勝手に思っている。
人は水から生まれ、水になって還っていく。水辺は私を誘う。葦の水辺も好き。水芭蕉の世界にあこがれる。キリスト教の洗礼も水が重要な役割を担う。雨が長く降らないと心が乾く。一雨ごとに暖かくなっていく。
私は路地が好き。もうこれ以上は入れないどん詰まりの路地が好き。路地は私を手招き誘う。私は路地に迷う。地球のどこにいるのか分からない。外国で時折経験する。「ｗｈｅｒｅ ａｍ Ｉ？」の世界。私の人生も路地に迷い込んだ人生。おいでおいでと手招きされたら身体が自然について行く。路地裏は、魅力にあふれている。
いつもは大旗旗に飾られている魚の棚も少し控えめ。魚屋や明石焼きの店が並ぶ。近頃は昔の賑わいが感じられない。それでもたくさんの魚が並ぶ街はそこそこの人が集まっていた。とある店の二階で御馳走をいただき喉を潤わせた。明石焼きは、玉子焼きとも言われる。
桜の季節はこれまで忙しい季節であった。気づいたときには葉桜になっていた。今年は、ゆっくりと花見でもと思ったが今までと変わらず忙しい日が続いている。桜は一人で咲いて私の眼前から消えていく。桜の季節に戻り寒がやって来てやがて春が心を温める・・・。
九州の桜は一週間前に満開を迎えていた。兵庫の明石公園の桜は今週の週末が見ごろと思えた。池の周りを桜色に染めて桜が主役の劇場の開幕。明石の桜は少し遅めと地元の友人が教えてくれた。早熟と遅めと桜も人に似ていると思った。
