高い ｏｒ 安い

世の中の人は、よく
お金の話をしている。
全然知らない人でも
通りすがりに聞こえる
ほんの二言、三言でさえ
高いとか、安いという話だ。

高いと感じる感覚も
安いと思う値段も
その商品や店の格式によって
すべて違ってくるし
個人の感覚も、かなり異なる。

自分が欲しいものに対しては
浪費するが、興味のない
品であれば、たとえ
百円単位であっても
高いと連発する人もいる。

金持ちが、商品を買う際に
これは高いという
言葉を発しているのは
聞かないものだ。
庶民なら、すぐに買わない
値段を簡単に買うから。

数万円単位は、端金だ。
元々の金持ちと
俄か成金は、明らかに違う。
お金の価値観も卑しさも
発する言葉から、すぐに分かる。

元々の金持ちは、
お金の話や自分が金持ちだと
言うことはない。
口に出さなくても
誰でも知っているから
わざわざ言う必要性がないのだ。

俄か成金の場合は、
お金の話を、特に
好んでしたがる。
これは、いくらだとか、
自分の持ち物や家に
いくら掛かったとか・・・

ごてごてとブランドで
固めるのが大好きだ。
キンキン、ギラギラ
ジャラ、ジャラ、ジャラという
外見をしたがる。

あなたは、高いとか
安いという言葉を
頻繁に使いますか？