とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

目指すところは・・・。

2006-04-20 23:28:04 | 徒然なるままに・・・。
ドラマ「医龍」を見て思った・・・。
多分、私も含め、医療に携わる人は、全て、最初は「一人でも多くの患者さんを救いたい」と思ってこの道に進んだはず・・。
ところが、数を重ね、年数を重ね、幾多のしがらみに揉まれていくうちに、あんな気持ちもどこかに吹き飛んでしまっているんでしょうね・・・。
私が、日頃からスタッフや、自分の家族に話している事ですが、技術や知識は別に資格がなくても経験すれば誰でも上達するし、何だかんだ言っても別に私達じゃなくても誰でもできる事、私達がこの資格に選ばれたのは心であること。
患者さんが求めているのは、勿論、技術や知識もあるだろうけれど、一番は心から頼りになること、信頼関係、辛い時に側に居てくれる医師や看護師などの医療スタッフではないかと・・・。
どんな高価なお薬よりも、痛いときに側でさすってくれたり、話をしながら側に居てくれる事、それが一番の薬になることもあります。
お薬をあげるだけなら、誰でもできます。
これは、母親の愛情に似ています。
風邪をひいた時など、側に居てくれるだけで安心して気分的に楽になる作用がありますよね。
誰も家族が居ない病院で、痛みや苦痛に耐える事ほど心身共に辛い事はありません。
心と技術が一緒になって始めて「医療」になるのだと私は思います。
現実はうまくいかないけど、どんなにキャリアを重ねても、この信念だけは持って痛いと思います。
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