Amazing Grace 2008年 イギリス・アメリカ作品
監督 マイケル・アプテッド
出演 ヨアン・グリフィス ロモーラ・ガライ ベネディクト・カンバーバッチ アルバート・フィニー マイケル・ガンボ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
18世紀のイギリス。青年のウィリアム・ウィルバーフォースは、若くして国会議員になった。
後に首相になるであろうと噂されているウィリアム・ピットに政治の世界のノウハウを知りたくはないかと誘われる。
信仰か政治か揺れる中、恩師であり牧師のジョンが以前、奴隷船の船長をしていた罪を悔いるように歌う「アメイジング・グレイス」を支えに、ピットの側近として、政治の世界へ飛び込んでいく。
今、イギリスは奴隷貿易で利益を上げている。
しかし、牧師の歌や、船の現状を目の当たりにして、彼はいつしか、奴隷貿易の廃止を訴えるようになる。だが、人々は彼の訴えなど見向きもしない。
それでも諦めず、奮闘するも、体調を崩してしまい、政治どころではなくなってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
以前、カート・ラッセル出演の作品「シルクウッド」という映画のラストシーンで使われていた曲「アメイジング・グレイス」。
すごく有名な曲だったけど、この作品を見て、初めて歌詞の内容がそういう事だったのか~と理解出来たのだった。
現在の人身売買というべき事だと思われる、奴隷貿易。
そりゃ、奴隷制度は知っていたが、それが貿易として成り立っているとは初めて知った。(歴史にうといのでご勘弁を)
そりゃそうだよね。奴隷は降ってわいてくるもんじゃないんだから。
さらに、ローマ時代から、奴隷の売買はあったんだから、人間て、ある意味進歩出来てないって事だな。
小さい船に押し込まれて海を渡ってくる奴隷。それが、現在はコンテナになっただけ。
無くならない現状が悲しい。(-_-;)
オープニングは、主人公が療養しているシーンから始まる。
今まで生きてきた自分を見つめ直すという事だと思うが、演出としては、何のひねりもないという印象。ある種のパターン。
それでは、
今週注目のバッチ君はと言いますと。首相になる政治家、ウィリアム・ピットだった。
なんだか、「SHERLOCK」の雰囲気そのまま、切れ者の新しもの好きって感じだった。
いや~かっこいいなあ。
主人公を演じるのは、ヨアン・グリフィス。
なんだか見る度に、生真面目な役が多い気がするんだけど。(^_^;)
これはこれで、やっぱなあという良い感じだったんだけどね。
ところで。
その奴隷貿易が始まった経緯はどんな感じだったんだろう?
アメリカの南北戦争もそうだけど、終わりの歴史は描かれるのに始まりは何処にも描かれてない気がする。
歴史を勉強しろって?
あははは・・・。(^◇^;)