Third Star 2010年 イギリス作品
監督 ハッティー・ダルトン
出演 ベネディクト・カンバーバッチ トム・バーク JJ・フィールド アダム・ロバートソン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ジェームズ・キンバリー・グリフィス。僕は、29歳で終わった。30歳にはなれないがそれでいいのだ。
僕は人生最後の旅に友人とバラファンド湾に行く事にした。そう言うと、家族が寂しがるからそうとは言わなかったが。
自分の世話をしてくれている友人、ディヴィーと幼なじみのビル、久しぶりに現れたマイルズと4人で。
末期ガンのジェームズが乗る車いすを乗せ、最後の別れになるとは知らずに見送る家族を尻目に出発した4人。
だが、途中でジェームズの薬を落としてしまい、彼の症状はたどり付く前に悪化していくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
お待たせしました!今月から通常更新でまいります。(とはいっても、相変わらず、遅れてますが)
今週は、じわじわと人気が出ていて、「SHERLOCK シーズン3」の放送が24日から始まる、
ベネディクト・カンバーバッチの出演作品を紹介する事に。
まずは、この作品。
お蔵入りになりそうな所を彼の人気で劇場公開された作品。(と勝手に思っている。)
イギリスらしいというか、いかにもストレートで来る、アメリカではない良さがすっごく出た作品だった。
人生の最後に~というのは、ジェームズだけ。
付き合わされている友人達だけど、これが野郎どもだから、うらやましい。
どんなに大人になってもどっかガキっぽい4人。
車いすに乗ってようが、末期ガンだろうが、扱いは同等。
彼が人生を振り返るのではなく、
何故か人生がまだ続く友人達が人生を見直すという面白い物語になっていた。
人生の終わりを迎えたジェームズに、皆が問いかけられる。
「その人生でいいのか?」
お涙ちょうだいという感じがなく、自分も思わず考えてしまった。
ラスト。
そういう行動に出てしまう心情は分かる。
だけど、前から思うけども、それって、本人の人生にとって本当に大切な事なのか?と思う。
残される者が必死に償っているだけじゃないのか?
相手の為と良いながら、自分の偽善の為ではないのかと。
(ネタバレを避ける為に曖昧表現ですんません。)
見守ってくれという最後のわがままを聞いてあげる友人達がやっぱ良い奴だなあ~と。(>_<)
遅くなりましたが、今週注目のバッチ君はと言いますと。
もちろん、
主人公のジェームズ。
悲劇を媚びるわけでもなく、逆に、がんばってる姿になんか惹かれたなあ。
大きな体が車いすって大変そうだ~と思いながらも。
あまり笑わない印象の彼だけど、笑顔が見れてよかったよ。
自分ももし、ジェームズのようになったら、同じような事をしたいなあ。
付き合ってくれる友人はいないけど、
家族に迷惑かけない方法で終わりを考えたいなあ。