Atame 1990年 スペイン作品
監督 ペドロ・アルモドバル
出演 アントニオ・バンデラス ビクトリア・アブリル ロレス・レオン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
精神病院から退院することになったリッキー。さっそく、女優のマリーナが撮影しているスタジオへと向かう。
まんまとスタジオ内に入り、マリーナとも会えたのだが、彼女はリッキーにまったく気がつかない。
そこで彼は、帰宅するマリーナの後を付け自宅まで付いて行った。気がつかないマリーナは、隣人が旅行に出かけるのを見送り、いつもどおりに家の中へ入る。すると、玄関のベルが鳴る。
さっきの隣人かと思い、ドアをあけると、リッキーが無理やり中へ入ってきてしまう。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
「アタメ」というスペイン語は、日本語で言うと「縛って!」という意味のようだ。
と言うことは、上記のあらすじの後、彼は彼女を縛る。
半ば、彼女は監禁状態になるのだが、それが、なんとも奇妙なのだ。
1歩間違えれば、誘拐というか、監禁というかなのだけど、いつも縛っているのではなく、リッキーが出かける時に、どこかへ行ってしまわないようにという理由で、彼女をベッドへ縛りつけるのだ。
いつもながらこの監督さんのキワドイ愛情表現なのだ。
何をみても、いっつもそれってさあ~という恋愛模様だから、ここまで来ると天才的に思えますな。(爆)
バンデラスは、主人公のリッキー。
精神異常というか、今で言うストーカーというか、彼女に熱烈なファンというか。
バンデラスでなかったらとうてい許せるキャラじゃない!
あの、若くてかっこいい彼だから、許したると思えるのだ。
まあ、これでもかと、嬉しい限りに見せてくれますし、お・し・り。(苦笑)
まあまあ、いい加減にしてくれ~(^_^;)とは思いましたけど・・・。(官能映画は苦手なもんで)
さて、ふと思ったことが。
スペインのバルコニーってあんなに植物いっぱいあるの?
「神経衰弱~」の時もそうだったが、今回もそんな感じだった。一戸建てじゃなくて、マンションのバルコニーなのだけど。
バンデラスの出演作品を見てると少しは、スペイン語が入ってくる。
とはいうものの、基本的に語学が不得意な自分には、「オラ」=「こんちわ」と「ビエン」=「元気」ぐらいしか分からない。
でも、最近は話さないが、母国語で話すバンデラスはやっぱいい感じだ。
時にはそんな彼も見たいもんだよなあ。