マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ヤンババ!ばばぁ強盗団がやって来る!」

2006-04-23 22:40:48 | 好きな俳優 ティル・シュヴァイガー

Jetzt oder nie - Zeit ist Geld  2000年 ドイツ作品

監督 ラース・バケル
製作 ティル・シュヴァイガー
出演 ガドラン・オラス エリザベス・シュレー クリステル・ビーターズ ティル・シュヴァイガー
 
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
カーラ、リリ、メータの仲良しお婆ちゃん3人組は、若いボーイのサービスを受けながらの豪華客船の旅を夢見ていた。やっとの思いで貯めたお金をいざ銀行へ預けに行く3人。
しかし、偶然にもその銀行で銀行強盗に遭い、彼女らのお金もその強盗に盗られてしまう。
銀行は彼女らのお金はまだここに預けられる前のお金だから保証してくれないというのだ。
頭にきた3人は、自分達が銀行強盗になってお金を奪う計画をたて始める。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
なんというなめくさったタイトル!邦題をつけた方のセンスを疑うよ。
まあ邦題はともかく、最高に可愛くて好い映画である。
ご好意で貸してもらって見た。(この場を借りて、ダンケです♪)

お婆さん三人の老後の楽しみを奪った銀行強盗!
だけど、黙っちゃいないよ!てな具合がいいんだ。何しろ小銭を稼ぐ方法も見事なんだよ。(ちょっとした犯罪なんだけどね)
かわいい、味のある、素敵なお婆さん3人。ラストもめっちゃいいんだよ。

ティル君は、このお婆さん達が、強盗の仕方を教えてもらうように刑務所まで会いに行ってしまう強盗のプロ役。
喉のくもの巣の刺青にあのお顔は、ちょっと怖い感じなのだが、
なになにどうして、とっても人のいい強盗さんなのだ。
だって「あんた達が強盗を?止めといた方がいいよ」とアドバイスしてくれるのよ。

この映画の中で、
家族のお荷物のように扱われているお婆ちゃん達。
どこの国もみんなそうなのかな?

本人達は好きでそうなったんじゃないし、自分達で迷惑かけないようにしてるのにだよ。周りはみんなそんな扱いをする。
たまたま、最近、80歳のお婆さんと話す機会があったからお話を少し聞いたら
「今じゃ、しゃべりだすとろくに聞いてもらえないんだよ。すぐにお婆ちゃんは最近ボケてるから、なんて言われてさあ。失礼しちゅうよねえ」
なんか、身にしみたんだよね。なんかさあ。
別に自分はそんな扱いをしてる訳じゃないけどさあ。本人達の方が、すっごく傷ついているんだなって。
さりげない一言がすごく悪い事をしてるって。

だからさあ。
これからの高齢化社会。これ見てみんなでお婆ちゃん達を大切にしようよ。

あ~なんて、いい映画を作るんだろう、ティル君って!!
(行き着く所はそんなところだったりする)(^^)


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