相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

市登録有形文化財「福田家の長屋門」を拝撮!!

2022-09-24 15:00:02 | 建造物
JR原当麻駅北口から約500m、相模原市南区下溝1980の「下原バス停」にほど近いところに「福田家の長屋門」がある。近世末頃の建築で郷土の生活文化を知る上で大変貴重な建造物であることから市登録有形文化財(建造物)として平成14年に登録された。福田家がここを居住地したのは戦国時代の末頃で、北条氏照の娘が山中大炊助との婚礼に際し、父氏照から化粧田として現在の上溝・下溝をもらい、新居を堀之内に構えた。氏照の娘は天応院へ出家し貞心尼と名乗り「天応院」の中興した。屋号を「ナケー」といい、旧名主の名称である。丸石を施した土台の基礎上に下半分ほどが黒褐色の板、上部が白漆喰(白壁)のごとき塀に瓦屋根が被って非常に重厚感がある。桁行が7.5間(約13.5m)、梁行は2間(約3.8m)で、上部に2階を設けるため、軒高は15尺(約4.5m)と高くなっている。軒は上部梁行梁の両端部を張り出し、これに小板を張る「セガイ」という形式で19世紀から多く出てくる形式をとっている。修復されたと思われる屋根は当初は茅葺だったようである。屋根部に特徴がある「母屋」は大きくひときわ際立っており、赤い屋根の「土蔵」も見受けられる。庭には数基の石灯篭も配され綺麗に手入れが行き届いてい美しい。(2209)
 
 
 
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座間「かにが沢公園」で「イヌサフラン」が紫の花と蕾を!!

2022-09-24 08:59:38 | 公園・庭園
座間市緑ヶ丘に梅、桜、芝桜、彼岸花など四季の花が絶えない「かにが沢公園」はある。9月も中旬を過ぎ涼しい風が吹き始めやっと秋らしくなってきた。例年9月下旬には公園西側の約350㎡の斜面に植栽された赤・白・ピンク色の12万個の「曼珠沙華」(彼岸花)で美しく彩られる。今年はメインの斜面は半減し白色のヒガンバナが所々に数十輪咲いているだけで淋しい限りである。園内の散策路左側エリアに一画に薄紫色をした「イヌサフラン」の花が数輪ほど咲き始めている。まだ蕾のもの十数個スタンバイしている。別名は「コルチカム」で日本には明治時代に渡来、原産地である西アジアのアルメニアの古い都市「Colchis(コルキス)」の名前に由来している。6弁花で雄しべが6本、アヤメ科のサフランとは全く別の花のようである。(2209)
 
 
 
 
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武相観音霊場31番札所の「聲音山観心寺」

2022-09-24 07:27:33 | 寺院
相模原市南区当麻に「遊行寺」を本山とする時宗(当麻派)寺院「聲音山観心寺」は鎮座してる。伝えによると康安年中(1361~1362)、南朝の北面の武士「遠藤兵衛尉景宗」が相模川で観音様菩薩像を得て一堂を建て安置したのが興りとされている。別伝では近くにある「無量光寺」で出家し1361(康安元)年に開山、また天正年中(1573~1592)に彼の子孫が当麻山より観心という僧を招いて侍僧としたことにれより「観心院」と言ったとある。本尊は正観世音菩薩。現在は無檀寺院で本寺の「無量光寺」が兼務している。相模原茅ヶ崎線(46号)の原当麻駅近くに鎮座し赤いトタン屋根の「本堂」が構えられている。境内には石碑、戦没者碑、九地蔵が建てられている。当寺は武相観音霊場の第三十一番札所である。御開帳は卯年の春とされる。(2209)
 
 
 
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