とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

男性の不妊検査について その2

2018年02月05日 | Weblog


皆様こんにちは。

診療部スタッフです。

今回は「男性ホルモン検査」についてご説明致します。

男性ホルモン検査は、採血をして血液中のホルモン量を測定します。


【ホルモンの働き】

・FSH(卵胞刺激ホルモン)
睾丸の精細管に働きかけ精子の発育を促します。

・LH(黄体化ホルモン)
睾丸の間質細胞に働きかけ男性ホルモンを分泌させます。

・テストステロン(男性ホルモン)
生殖器の発育と機能の維持をします。体毛や髭の発毛促進や筋力増加など所謂‘‘男性らしさ”を保ちます。

・PRL(乳汁分泌ホルモン)
精嚢腺や前立腺などの性機能の発育を促します。


【異常値の場合】

FSHやLHに異常がある場合、造精機能が低下し、精子の数や運動率が減少します。
また、精液検査で無精子であった場合、
FSHとLHの値によって閉塞性無精子症か非閉塞性無精子症かを診断します。
テストステロンやPRLに異常がある場合、
性欲や性腺機能の低下、勃起障害などを引き起こします。


男性不妊の主な原因は造精機能の異常であるとされています。
造精機能に深く関わっている男性ホルモンを調べることで、
最適な治療方法の診断が可能となります。

ホルモン検査の結果と、精液検査・睾丸検査の結果を総合的に診て、
漢方療法やホルモン療法、サプリメントによる補完療法などを行います。
適切な治療を進めていくことで、早い妊娠が可能となります。

ホルモン検査について、
「精液検査の結果が問題なかったら、ホルモンは調べなくて良いか?」
というご質問を頂くこともございますが、
ホルモン検査は必ず受けて頂きたいと思います。


精液検査で正常値であっても、なかなか妊娠に至っておらぬ場合、
造精機能をより向上させることで、妊娠率は高まります。

また、男性ホルモンの低下による体力や気力の低下、
うつ症状などの発症が近年注目されております。

日々を健康的に過ごし、一日も早い妊娠を叶えて頂くために、
男性のホルモン検査をお勧め致します。


スタッフが綴るアメブロもご覧になって下さい

とくおかレディースクリニックHPはこちら

コマーシャルの下(一番下)にございます
「人気ランキングブログ」のクリック、是非お願い致します
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする