とくおかレディースクリニック~ブログ~

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TBSドラマ「コウノドリ」第3話

2015年11月04日 | Weblog

TBSドラマ「コウノドリ」の第三話の録画を観ました。

まだ、タイムリーに生放送で観るまで追いついておりませんが、
第三話も貴重なお話が加味されていましたね。

「先天性風疹症候群(CRS)」のお話。
風疹が大流行した2年前には、
妊娠を希望されているご夫婦(ご主人様と奥様それぞれ)、
または妊婦さんのご主人様が、
積極的に風疹ワクチンを接種されに来られました。

「先天性風疹症候群(CRS)」とは、
妊娠初期に、妊婦さんが風疹ウイルスに感染した場合、
おなかの赤ちゃんに、
先天性の心臓疾患、難聴、白内障をもたらす疾患をいいます。

妊娠を希望されている女性で、
風疹ワクチンを受けているか不明である、
風疹にかかったかどうか不明である、
そのような方は、風疹抗体価を検査しましょう。
採血検査だけで分かります。
その結果、抗体がないと判明したら、
風疹の予防接種を受けておくと安心かと存じます。

もうひとつは、
「妊婦さんの喫煙」のお話。

第三話では、
喫煙をやめられなかった妊婦さんが、
子宮から胎盤が剥がれてしまう“胎盤早期剥離”で、
帝王切開になったお話もありました。

妊婦さんが煙草を吸うと、
妊婦さん自身の血液中の酸素が不足し、
赤ちゃんに運ばれる酸素も不足します。

その結果、
子宮や胎盤の血液循環が悪くなり、
子宮の収縮が起こりやすくなったり、
胎盤の機能が低下します。
流産や早産、
前置胎盤や胎盤早期剥離などのトラブルの発生率が高くなります。
赤ちゃに必要な栄養や酸素が行き渡らなくなる為、
低体重児になったり、
子宮内胎児発育遅延(IUGR)の原因となります。

妊娠中ずっと喫煙していた場合、
タバコを吸わなかった人に比べて、
低体重児の発生率は約2・5倍、
早産の発生率は約3・3倍になります。

第三話も勉強になりましたね。

次回の展開も楽しみです。


ーby事務長ー




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