とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

悠仁さま

2006年09月18日 | Weblog
秋篠宮悠仁さまも無事に秋篠宮邸におもどりになられて、早くも数日経ちました。
ご成長が楽しみで楽しみでなりません。

ついこの間お生まれになられたと感じさせる愛子様も、元気に可愛らしく幼稚園にお通いの身・・・、お子様の成長というものは本当に早いものだと実感します。

さて、本日は「帝王切開」について書かせて頂きます。
紀子さまは、愛育病院にて「帝王切開」をお受けになられて、無事に親王様を御産みになられました。
愛育病院といえば、当クリニックの院長もお手伝いに行っていた時期があります。
その愛育病院にて、当院長は、アナウンサーの三雲孝江さんのご出産(帝王切開ではなく自然分娩です)にも立ち会いました。
その三雲孝江アナウンサーが、「秋篠宮紀子さまが愛育病院にて、無事に親王様をご出産されました・・・」と報道されていらっしゃるのをタイムリーに拝見して、何だかご縁を感じた次第です。

「帝王切開」といっても、メスを使った手術には変わりなく、ほぼどの産院においても母親の意識を残す局所麻酔を使用しますので、母親の聴覚・視覚ははっきりしているわけです。
「オギャーッ」と生まれる我が子の声を無事に聴く事は出来るけれども、手術進行の様子(今、消毒をしている・今おなかを切っている・今胎児が取り出された・・・など)は手に取るようにわかるのです。
それを乗り越えられたあなた・・・それはかなりスゴイ事なのです。

’不妊治療情報’と同じように’お産情報’というものも、ネットで情報が飛び交う時代となっています。
良くも悪くもさまざまな情報が’無責任に’飛び交っています。
良い情報に振り回されるのはまだしも(でも、ハンドルネームで書き込みが出来てしまうようなネット情報に100%振り回されない人であって欲しいと思います)、悪い情報とか自分を不安にさせるような情報とかインチキ情報には振り回されない御自分でいましょうね。

「帝王切開」に関しても、「産道を通っていない子は我慢強くないらしい」とか「産道を通って出る事によって、胎児にとって最高に良い皮膚刺激がある」とか・・・本当かどうか全くわからない事が書いてあるところがあります。
そのような書き込みを読んで、翻弄されたり涙を流さない強い女性でいきましょう。

「帝王切開をしていれば事故は免れた」という事例や、高齢化出産などの高いリスクのお産が増えている現実などで、麻酔などの医療技術がどんどん進歩している帝王切開の安全性は確実に増しています。
前置胎盤、逆子、母親または胎児の衰弱状態などにより、最終的に判断される事です。
痛くて術後も辛いので出来れば受けたくない(経膣分娩の方が楽ですから)「帝王切開」ではありますが、時と場合によっては選択せざるを得ないものです。
おなかに胎児が宿ったその瞬間から、その子を守るのも御自分・生む御自分を守るのも御自分ですから。

そのような意味でも、紀子さまの「帝王切開」による悠仁さまご出産は、多くの方々に励ましをもたらすものとなった事でしょう。

選択技が二つにひとつの場合、三つにひとつの場合、その他複数にひとつの場合、結局はひとつを選ばなくてはならないわけですから、御自分が納得されてしっかりと選ばれて下さい。
そして、御自分で(←ここが一番大切なのです)選んだからには、責任と自信をもって頑張らなくてはならないのです。

参)帝王切開
英語でシーザリアン・セクション(cesarean section)という名称の由来は、ジュリアス・シーザーが帝王切開によって生まれたという言い伝えがあるから~あるいは、ラテン語の動詞「切る(caedere)」が語源となったから~という諸説があります。
国内で記録に残る最初の例は、1852年(寛永5年)、母親は88歳まで生きたという事です。

本日の貼付写真は、白百合です。
白百合は、大好きな花のひとつでもあります。
白百合の花言葉は、『純潔・威厳・無垢』です。
今の時代、’無垢’で生き抜く事はなかなか難しいとは思いますが、’純潔’であり’女性としての威厳’を大切にして生きていきたいものと思います。
若い女性の皆様、’女性としての純潔と威厳’を大切に生きていかれて下さい。
女性というものは偉大だと思いますよ。
ーby事務長ー
コメント
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