あはは~
面白いのでどうぞ
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1.先週発売の週刊朝日「案ずるよりフジマキに聞け」は「石原慎太郎さんに
期待する」というタイトルで以下の内容です。
「私は、その昔、今は閉鎖されてしまった多摩川園ラケットクラブのメンバーだった。石原慎太郎さんもそうだった。石原さんは、ダブルスでミスをすると、パートナーにすぐ、「ソーリー、ソーリー」と謝っていた。そんなある日、そのパートナーに「石原さん、まだ総理に未練あるの?」と揶揄されていた。自民党総裁選に出馬し、落選した直後の話である。
★ ★ ★
その石原さんが都知事を辞めて新党を結成、さらには『日本維新の会』に合流してその代表に着いた。
(略)
これら欧米の指導者に比べると80歳という年齢はあまりに高すぎる。まさに政界での『人材不足』を象徴している。情けないったら、ありゃしない。
しかし歳を取っているといっても石原さんのリーダーシップは余人に替えがたい。
(略)
ひとつ心配なのは経済面の政策である。新銀行東京の失敗の例を持ち出すまでもなく、経済面だけは弱いという印象を私は持っている。周りに経済がわかるスタッフがいなかったのだと思う。今、日本は経済的に大変な崖っぷちにいる。もし私が予想するような「ガラガラポン」が近未来に起きたときに、政治がそれに対処していけるかどうかは、将来の日本の命運を左右する。だからこそ、経済の本当のプロを周りに呼び込むことが重要なのだ。それでこそ、石原さんの強烈なリーダーシップが生きてくると思うのだ。
石原さんに捨て石となって働いていただくしかない。まさに、『若い人、しっかりしろよ!』である。」
ところで先日、テニス仲間のマキさんが言っていた。「先日、テレビ見ていたら石原さん、最初40分の話は鋭く、さすがだと思ったけど、最後の20分は前と同じことばかり繰り返していて。やはり歳には勝てないものだ、と思ったね。」
と言ったので、返事をしておいた。「大丈夫ですよ。私はまだ62歳だけど、ずーと10数年間、同じこと繰り返していますから。円安、財政崩壊って。それに比べれば大したことないですって。」
2。今週発売の週刊朝日「案ずるよりフジマキに聞け」は「正しいことを言うと選挙で負ける」というタイトルで以下の内容です。
「米大統領選の翌日、テニス後の茶会でテニス仲間のマキさんが言った。『フジマキさん、ディーラーでしょう。ロムニー氏に手のひらの返し方を教えてあげたら?それと、舌をべろべろと見せて、『ほら舌が2枚あるでしょう(2枚舌)』と教えてあげたら?」
残念でした。ディーラーでも、私は手のひらを返せない頑固者で有名なの!
★ ★ ★
さらにマキさんが言った。『ロムニーは正直過ぎた』。これには私も同意だ。
選挙戦の最中、隠し撮り映像が流出した。(略)
これによってロムニー氏は『低所得者層を軽視』との烙印が押され、大いに人気を落とした。
(略)
そうは言っても、この指摘はある意味正しいと思う。古代ローマの時代から国民の義務は「納税と兵役」だ。少なくともそのどちらかを果たすのが国家の構成員になるための条件だったはずだ。
特に米国は新しい国だ。自分や親、または近い先祖が他国から移民してきた。「タダで仲間にいれてよ。」ではあまりに虫が良すぎる。米国民になれば他人が払った税金で「安全と成功のチャンスを得られる」のなら世界中の人が押し寄せる。
テニスクラブでは、メンバーになってコート使用やその他の便宜を受けるために入会金や会費を払う必要がある。なんら変わりはないはずだ。
ただ、それを公言したり、隠し撮りされるようでは政治家としてはあまりに稚拙だ。その意味で、ロムニー氏は「正直すぎた」のだ。
日米ともにポピュリズム(大衆)政治がはびこっている現在、『選挙で勝つことだけ』を考えれば、『ばらまきを約束する』に限る。
マキさんいわく「ばらまき政治より共和党の言う<小さな政府>の方が経済にはいいに決まっている。しかし、それを大衆に説明するのは容易ではない。だからロムニー氏は、大衆受けするオバマ氏の政策に<そうだ、そうだ>と言っておいて、<でもあなたは、この4年間で実績を出せなかったではないか?>と、そこだけをつけばよかった。選挙で勝ったあとで<手のひら>を返せばよかったのだ。景気さえよくなれば、みな公約違反なんて文句言わないよ」。
(以下、略)」
3.今週日曜日(12月2日)発売の日経ヴェリタス「フジマキの法則」は「反TPPの農家がデモすべき相手」というタイトルで以下の通りです。
「2001年12月、東京の霞が関を歩いていたとき、経済産業省の前で農家の団体がビラを配っていた。「セーフガードの本格発動」を要求するビラだった。私は、街頭でビラは受け取らない主義なので、いったん通り過ぎたのだが、おもしろそうだと思い直し、もらいに戻ったら、農家の人はえらく喜んでいた。環太平洋経済連携協定(TPP)の議論を聞くと、いつもこの時のことを思い出す。
(略)
あの時、セーフガードが発動されたのかどうかは知らない。注目してほしいのは円相場が1㌦=120円台という水準だったから、輸入ネギの値段は100円だったということだ。円は足元で1㌦=82円前後。当時より1.5倍ほど高い水準にある。円の購買力が高まった結果、輸入ねぎの値段は今では70円くらいになっているのではあるまいか。もしも、あの時の農業団体が構造改革によってネギの値段を130円に引き下げられたとしても、中国産輸入ネギの値段にはとてもかなわない。ここ数年の円高進行は、いち農家、いち農業団体の限界を超えていたのだ。
(略)
現在のTPP問題も全く同じである。10%の関税がなくなり外国産農産物が10%安くなったとしても、円が10%安くなればチャラである。
(略)
一方、日本の農業団体が「円安を!」とか、労働組合が「職の安定のために円安を!」とデモをしたのを私は見たことがない。肝心なことを主張しないで、TPP反対だけ主張する。ピントがずれていると思えてならない。
(略)
為替政策によって農家を守ろうという政治家は日本ではなぜ現れないのであろう。農業団体を後ろ盾としている政治家はしっかりと経済のことを勉強しているのだろうか?
この事例からもう一つ理解していただきたいことがある。円高で困るのは輸出産業だけではないという点だ。日本の国内市場を相手とする農家は輸出業者ではないが、円高によって外国産農産物に販路を奪われ、大打撃を受けるのだ。もし、その分を国家財政によって補填されるというのなら納税者が大打撃を受けることになる。」
全文は日経ヴェリタス「フジマキの法則」をご覧ください。円高は輸出業者だけの問題ではない、ということを充分理解していただきたい、と思います。
3. 今年の12月は外国人の来日が非常に多いそうだ。過去の人である私のとこ
ろにも今週2件の問い合わせがあった。喜んではいけない。日本株を買おうというのではない。いよいよ円安到来か?財政破綻近しかの問い合わせである。
ジム・オニールのレポート(プロパガンダ2012年11月19日号ご参照)に触発された外国人が、日本売りの時期を探っているのだと私は考える。