ringoのつぶやき

音楽、ガーデニング、株、社会経済政治、etc・・・・日常の色々なことを書きたいと思います。

「日本は自衛戦争」マッカーサー証言 都立高教材に掲載 贖罪史観に一石

2012年03月31日 21時45分55秒 | 社会経済

(2012年3月29日産経新聞)

 日本が対米戦争に踏み切った理由について、連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官だったマッカーサーが1951(昭和26)年、「主に自衛(安全保障)のためだった」と述べた米議会での証言が、東京都立高校独自の地理歴史教材の平成24年度版に新たに掲載される。日本を侵略国家として裁いた東京裁判を、裁判の実質責任者だったマッカーサー自身が否定したものとして知られる同証言を、公教育の教材が取り上げるのは初めて。

 昭和の戦争での日本を「侵略国家だった」と断罪した東京裁判に沿う歴史観は、「日本国民は…政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」で始まる憲法前文にも反映され、「軍隊を持たず」という国際社会でも異質な国家体制の前提となってきた。歴史教育は「贖罪(しょくざい)史観」一辺倒となり、子供たちの愛国心を育んでこなかった。その歴史観が絶対ではないことを示すマッカーサー証言の公教育での教材化は、戦後日本の在り方に一石を投じそうだ。

 証言は、朝鮮戦争で国連軍やGHQの司令官職を解任されたマッカーサーが1951年5月3日、米上院軍事外交合同委員会の公聴会に出席し、朝鮮戦争に介入した中国への対処に関する質疑の中で言及。連合国側の経済封鎖で追い詰められた日本が、「主に自衛(安全保障)上の理由から、戦争に走った」と述べた。

 都の教材は、この部分の証言を英文のまま掲載し、《この戦争を日本が安全上の必要に迫られて起こしたととらえる意見もある》としている。

教材は、江戸時代以降の日本の歴史を、東京の歩みとともに紹介する『江戸から東京へ』。都教委が都立高校の全生徒に平成23年度から配布している。都民の意見をもとに改訂した24年度版は、全新入生約4万3千人に配布する予定。

 『江戸から東京へ』に掲載されたマッカーサー証言については、月刊「正論」5月号(3月31日発売)が詳しく紹介している。

 渡部昇一・上智大学名誉教授の話「連合国から東京裁判の全権を委任されたマッカーサー自身が米議会で『日本の自衛戦だった』という趣旨の証言をしたことは、村山談話に象徴されるように東京裁判を背負ったままの日本にとって“超重大”であり、すべての日本人が知るべきことだ」

 ■村山談話 戦後50年の平成7年8月15日、当時の村山富市首相が発表。わが国が「遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」たとし、「痛切な反省の意」「心からのお詫(わ)びの気持ち」を表明。以後の内閣もこの見解を踏襲してきた。


DJ-ユーロ圏救済基金の規模、7000億ユーロに引き上げで合意

2012年03月31日 06時37分37秒 | ユーロ危機

コペンハーゲン(ダウ・ジョーンズ)ユーロ圏の財務相は30日の声明で、域内救済基金の融資能力を7000億ユー
ロに引き上げることで合意したと発表した。

域内の金融ファイアウオール(防火壁)は、暫定的な救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と恒
久的な救済基金として新設する欧州安定メカニズム(ESM)で構成される。

当地で会合を開いたユーログループ(ユーロ圏財務相会議)のユンケル議長(ルクセンブルク首相)は「ESMお
よびEFSFの融資枠は、合計7000億ユーロに拡大される」と、声明で述べた。

極めて重要なことに、「2013年半ばまでの移行期において、総融資能力の5000億ユーロを確保するため(EFSFは
)新たな計画に関わる可能性がある」ことも明らかにした。

EFSFが正式に融資能力を失う13年6月に、ESMの融資能力上限は5000億ユーロに固定される。

「13年半ばの時点で、ESMの融資能力上限は5000億ユーロとなる」と語った。

EFSFがギリシャ、アイルランドおよびポルトガルに対して融資を約束した2000億ユーロは、拡大後の規模とされ
る7000億ユーロに含まれる。

ユーロ圏財務相らはまた、ESMへの資本払い込みを前倒しすることにも合意した。ESMは融資能力の約15%に相当
する資本を保持する必要がある。払込資本金は160億ユーロずつ5回に分けて加盟国が支払うが、初回支払いは今
年7月、2回目は10月に行われる。その後の2回は13年に、最後の1回は14年に実施する予定。

加盟国救済の取り組みはこれまでに合計8000億ユーロ規模に及んだと、財務相らは明らかにした。

「490億ユーロと530億ユーロはすでに、救済策の対象となった国(ギリシャ、アイルランド、ポルトガル)に支
払われた。ユーロ圏は共同で、ファイアウオール全体として約8000億ユーロの資金を結集させる」とした。
-0-

Copyright (c) 2012 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.


DJ-ギリシャ首相、追加金融支援の必要性を否定せず=報道

2012年03月31日 06時37分01秒 | ユーロ危機

ミラノ(ダウ・ジョーンズ)ギリシャのパパデモス首相は、同国に追加金融支援が必要になるかもしれないが、
支援要請に追い込まれる事態を回避すべく全力を尽くす、と語った。

首相は30日付のイタリア日刊経済紙イルソーレ24オーレとのインタビューで、「第3次支援策が必要にならない
よう、ギリシャは全力を挙げる」と述べた。

追加支援を要請せずに済むかどうかは、第2次支援策の合意内容をギリシャが履行できるかにかかっている、と
の見方を示した。

「そうは言え、すべての措置を完全に実施してもギリシャが市場に復帰できないという状況はあり得る。2015年
の市場環境や投資家の期待を予測することは難しい。何らかの金融支援が必要になる可能性はあるが、それを回
避すべく必死で取り組まなければならない」と語った。
-0-

Copyright (c) 2012 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.


3月30日(金)のつぶやき その2

2012年03月31日 03時22分25秒 | ユーロ危機
18:53 from ついっぷる/twipple
楽しみにしてま~す^^ RT @DanielKahl: 今日、夜19:30から NHK の「ゆったりのんびり路線バスの旅」特番、俳優内田朝陽さんと一緒に懐かしい岩手県を廻りました。時間おありの方、どうぞ見てけらっしゃい。

22:10 from gooBlog production
衆議院解散・総選挙がカウントダウンか?(森田コラム) blog.goo.ne.jp/ringo1244/e/ee…

22:14 from gooBlog production
投資主体別売買動向の変化 blog.goo.ne.jp/ringo1244/e/5f…

by ringo1244 on Twitter

3月30日(金)のつぶやき その1

2012年03月31日 03時22分24秒 | ユーロ危機
06:50 from gooBlog production
DJ-【マーケット・トーク】米GDP統計、追加緩和の思惑かき立てる:アナリスト goo.gl/5mW60

07:00 from ついっぷる/twipple
おはようございます^^NYもPKOですね~

09:38 from ついっぷる/twipple
新ついた方だったなぁ・・・ついないほう買っちゃった・・・安いのでつい。。。;;

09:38 from ついっぷる/twipple
対円、円転ですね^^

09:52 from gooBlog production
ファナック(6954) 世界製造業PMIは春先から再調整リスク、株価の割高感は否めない。(UBS証券) goo.gl/vUUbb

11:03 from ついっぷる/twipple
PKOですね・・・

14:26 from ついっぷる/twipple
ポラリスという胡散臭い投資顧問屋から電話が来た。「新日本理化の次の銘柄知りたくないですか?」と言うので「理科は私も乗りました、昨年末から、100万円儲けましたよ」と大風呂敷で返してあげました。ネチネチしててスッゴクいやな、そう!ゴキブリホイホイみたいな感じの人、(続き)

14:28 from ついっぷる/twipple
イーモバイルも未だに資料送ってこないし、イーモバイルとポラリス、ブログにまとめておきます。今、再び、個人戻ってきてますが、こういう胡散臭いゴキブリホイホイみたいのに、引っかからないように。そうそ、私が「100万儲けた」と大風呂敷広げたら「エ?たったそれだけですか?」(続く)

14:31 from ついっぷる/twipple
ポ「うとのお客さんは1億2億ですよ」とかかってきたので「へーすごいですね、だったら半分東北に寄付してください。これからお金は1兆2兆と必要なんですから」と言ったら、ポ「そういうことじゃなくて、儲けは自分の物ですよ、ハハハーー」だと!!!(続く)

14:34 from ついっぷる/twipple
理科でもオモチャでも、何億も儲けたら、半分は、実態経済の為に使うべきです。「企業は、自分ばかり儲けてはいけない」安田語録。税務署さん、ポラリスの顧客、すっごーーーっく儲けたんですってよ~~~。しっかり税金払ってもらいましょうね~~。

14:35 from ついっぷる/twipple
で、何言いたいのかというと、こういう胡散臭い、投資顧問やに騙されないように。「次の理科」なんて絶対「タダでは教えてくれない」からです。それに私に話したことも嘘八百かもしれないし。こういう地合のいい時って、こういう詐欺横行します。

14:38 from ついっぷる/twipple
もういっこおまけ^^、電話で喋って頭にきたから「へー私、理科よりずーーーーっといいの知ってますよ、1個今、持ってます、もういっこ、押し目待ってます、材料は秘密」とでも言ってやろうかと思いました。かかってらっしゃい!ポラリス!!!リンゴ隊長をなめるんじゃないわよ!^^

14:43 from ついっぷる/twipple
今、ラジオ日経で喋ってるのって新聞に出てたオンコセラピーのペクチン療法のこと?

14:44 from ついっぷる/twipple
レスベラトール?^^

14:45 from ついっぷる/twipple
3月16日、産業新聞

14:47 from ついっぷる/twipple
エエーお肌にいいの~?^^

14:48 from ついっぷる/twipple
あとでオンデマンド聞きます、私、こういうサイエンス大好き^^

14:59 from ついっぷる/twipple
あああ・・・ポラリスに怒りのツイートしてたか買えてました・・・^^;しかも、最初の指値まで落ちてちゃんと・・・おちないので5円あげちゃった私。。。。引けは投げが来ると思ったのに、いしが弱い。。。

15:05 from ついっぷる/twipple
ユ二クロで支えなかったら-100円ですね。引けの板、見て。

15:08 from ついっぷる/twipple
最後投信?ユ二クロ、孫さん、銀行の一角、その他、お買い上げ

15:21 from ついっぷる/twipple
そのゴキブリホイホイみたいなポラリス、ちゃんと顧客に儲けさせて利益出しているなら、新聞で話題になってます。例えば、理化は7月ごろから玉集めして感じします、133円→1297円。9ヶ月約10倍。それだけ豪語するなら10億20億荒稼ぎしてるでしょうが?

15:22 from ついっぷる/twipple
リンゴ隊長に大風呂敷広げるのは、100年早い!^^おほほのほ~~。お買い物にいってきま~~す。

17:19 from ついっぷる/twipple
ポッリーニ、6連続演奏チケット、10万円。サントリーホール。高いけど、行きたい。。。小澤征爾も生きているうちに・・と思うし・・・おやぢーが居なかったら・・・;;

17:22 from ついっぷる/twipple
ナノックス、6個も買いだめしてきました~?ドル高でこういう石油製品上がると思ったのと、198円とビックリ価格だったから。半年、十分よ^^2月、インフレでしたね。ガソリン価格が4週間で20円も値上がりですもの、そりゃそうだ。

17:58 from ついっぷる/twipple
4月から始まる、松井の『朝イチ』。なんでオモチャ=東電が入っているの???事実国有化でしょう?DeNA,グリー、サイバー、デジガレ・・・もっとマトモな株があるでしょうが?クレームしてみます^^

by ringo1244 on Twitter

投資主体別売買動向の変化

2012年03月30日 22時13分41秒 | ケンミレコラム

 

■今回のまとめ

1)3月第3週は個人投資家の買い、外国人投資家の売りの構図。
2)外国人投資家の売買基調には売り買いともに「継続性」が見られる。
3)個別銘柄では25日移動平均線を割り込んだ銘柄が散見される。

上値の重くなった株式市場ですが、投資主体別の動向に変化が見られています。今回は、個人と外国人の投資家別動向についてレポートします。

■ 個人投資家は14週ぶりに買い越し

3月29日に東証から3月第3週(3月19~23日)の投資主体別株式売買状況が発表されました。これまでの買い主体であった外国人投資家が売り越しに転じた一方で、個人投資家意は買い越しに転じました。

3月第3週の個人投資家の買い越し金額は2119億円と、昨年8月第2週の買い越し金額2796億円に迫る金額となり、直近では比較的大きな買い越し金額となっています。

過去の日経平均と個人投資家の売買の推移を見ると、リーマンショック時に個人投資家の口座開設数が過去最高となったことからも分かるように、比較的「逆張り」の投資スタンスをとる傾向が強いことがうかがえます。しかし、過去のいくつかの局面では、高値近辺での「順張り」スタンスで高値をつかみにゆく傾向もあることが指摘されます。

昨年8月の世界同時株安時株価の「逆張り」スタンスに対して、今回の個人投資家の買い出動は、まさに「順張り」の投資スタンスとなっています。

今回の上昇相場は「押し目買い待ちに押し目なし」の展開が続き、個人投資家の心理状態としては「上昇に乗り遅れた」という心理が強く作用していたことが考えられます。また信用評価損益比率の改善傾向(昨年11月頃:-20%→直近:-8%程度)による買い付け余力の拡大も伴って、3月23日に一時1万円までの押しとなった小幅な調整でようやく買いに踏み切ったことがうかがえます。

■ 外国人投資家は13週ぶりに売り越し

一方で、3月第3週の外国人投資家の売り越し金額は2735億円となりました。
昨年夏以降の外国人投資家の動きを見ると、昨年8月第1週から昨年12月第3週まで、ほぼ売り越しの週が続き、その売り越し金額は2兆2858億円となりました。

しかし今回の上昇局面では、昨年12月第4週から3月第2週まで12週連続の買い越しとなり、その買い越し金額は約1兆3948億円にのぼります。

ポジションの損益状況は、日経平均の週間終値ベースで加重平均すると、日経平均ベースで9270円前後と想定されます。

外国人投資家の特徴としては、売り買いともに「継続性」が指摘され、売買代金の高いシェア(60%前後)とあいまって、相場の流れ、つまり株価トレンドと作る傾向があります。よって需給面からは、外国人投資家が買いに転換すれば上昇相場へと、外国人が売りに転換すれば下落相場へとなる可能性が高くなると指摘されています。

今回はまだ一週のみの売り越しであり、昨年12月からの「継続性」が途切れたかどうかは、3月第4週の動きを見なければ判断は難しいと考えられます。

ただし、新たな買い手として出動した個人投資家の2000億円程度のポジションは損益がトントンなのに対して、外国人投資家の損益状況は大幅なプラスにあり、何かあれば直ぐに利益確定のスタンスを取れる状態にあります。

■ 25日移動平均線を割り込む銘柄が見られ始める

日経平均は、依然として25日移動平均線水準を越えたところに位置していますが、その構成銘柄を見てゆくと同移動平均線を下回る銘柄が散見されます。

25日移動平均線は、終値計算で見た、約1ヶ月程度の投資家の買い付けコストとして捉えることができます。移動平均線割れでは短期の投資家のポジションは損益トントンもしくは若干のマイナスにあると考えられます。

特に外国人投資家の基調の変化と合致して、これまでの上昇トレンドに変化が見られる主力銘柄が多く見られることは、個別の需給悪化として懸念されます。

不確定な将来を読みきることはできませんが、変化が出てきたということは事実といえます。変化の兆しを感じた投資家が増えてくれば、心理的な上値の重さにつながると考えられますので、当面は様子見と考えてもよいかと思われます。

レポート担当:ケンミレ株式情報 石原 健一

<form id="km_form" action="//www.miller.co.jp/applications/cgi-bin/CV00repu/viw/01/CV00repu_viw_01.kmh" method="post" target="km_iframe"> </form>

<iframe style="width: 340px; height: 41px; overflow: hidden;" name="km_iframe" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>


衆議院解散・総選挙がカウントダウンか?(森田コラム)

2012年03月30日 22時07分31秒 | ケンミレコラム

 

財政再建の方法は2種類あります。

一つは行政改革や規制緩和など「官庁が既得権益を失うという痛みを伴う改革」であり、もう一つは増税という「国民や企業が痛みを伴う」財政再建方法です。

行政改革や規制緩和による財政再建という方法は、現在世界中の先進国が財政赤字に苦しんでおり、世界中のほとんどの国は「増税」による財政再建という道を選択していますので、日本だけが責められる問題ではありません。

民主党の小沢さんが言っているのは「行政改革」を行えば、消費税増税などの増税をしなくても財政再建はできるということです。民主党は「事業仕分け」という方法で行政改革を行おうとしましたが、これはご存じのとおり「スズメの涙」ほどの財政再建しかできませんでした。

なぜならば、本丸ではなく、出城だけを攻めるという方法をとったからです。小沢さんは中央省庁という本丸を攻めれば、20兆円以上の財政再建ができると言っています。つまり、徹底的に官僚をやっつけることができれば可能だと言っています。

その小沢さんの判決が4月の下旬に出ます。小沢さんを有罪にできる証拠は今回も認定されませんでしたので、常識的に考えれば「小沢さんは無罪になる」ことになります。そして、小沢さんが無罪になったときから「政局が本格化するのではないか」という見方があります。

しかし、現時点では自民党も公明党もみんなの党も小沢さんとは組まないと言っていますので、小沢さんの神通力は消えたとほとんどの人が思っています。ほとんどの人が思っているということは「覆すことができる」という意味になります。小沢さんが「どんなウルトラD難度」の戦略を組んでくるのか分かりませんが、国民新党の亀井さんとは違った戦略を取ってくると思います。

国民新党の亀井さんは昔の人であり、とても単純な人ですから「戦略なき腕力政治」を行います。この戦略なき腕力政治を表面的にでも行えたのは「三角大福中」の時代までであり、その後の派閥領袖には求心力が無くなりましたので、腕力政治は全く通じない時代になっています。もちろん「三角大福中」は腕力政治ではなく、普通の人が想像を絶するような戦略を組んでから、カリスマ性を与えるために「腕力政治」のような形を作っていました。

「俺が代表だ」という言い方は鳩山さんに通じるものがあります。つまり、単純な人で、権威主義が現代でも通じると思っている過去の遺物のような発想を持っている人です。だから、今回も亀井代表VS国民新党議員という図式が出来上がっています。

雑誌の普及により、弱者が知識を得て官僚や政治家の腕力政治が難しくなり、さらにネットの普及で「中国でさえも腕力政治ができなくなっている」わけですから、亀井さんや鳩山さんが通じなくなるのは当然といえば当然といえます。

今回、小沢さんが無罪になれば50人前後が消費税増税法案に反対すると言われています。そして、民主党首脳は反対した人は、除名を含めた厳しい対処をすると言っています。さらに、民主党首脳は自民党との大連立を模索していますが、逆風が吹いている民主党と自民党が大連立を組むとすれば、自民党が時代を知らないことになりますので、自民党は民主党とは大連立を組まないと思います。

民主党は今回の選挙で「惨敗」すると思いますが、民主党も支持率が下っても、その票は自民党には入りませんので「自民党の躍進」というシナリオも考えられません。みんなの党の存在価値も上がっていませんし、公明党や共産党や社民党の存在価値も上がっていません。

そう考えますと、次の衆議院選挙の投票率が低くなる可能性があります。ということは、組織票を持つ公明党と共産党に有利な選挙になり、政党が乱立する群雄割拠の政治の時代が始まることになります。

この選挙の性格を読み切っているのが「大阪維新の会の橋下代表」です。彼らが今度の衆議院選挙に200名以上を立候補させると言っています。彼らの成否を分けるのは「投票率」です。昔、細川さんがつくった「日本新党」が大躍進しましたが、橋下さんの戦略が当たれば日本新党以上の大躍進を維新の会が実現させるかもしれません。

地方政治で知事が成功しているのは「ターゲットが小さい」からです。中央政治は複雑すぎて、どのターゲットを攻めればよいかがわかりませんし、また、ターゲットを分類したとしても「ターゲットごとに専門家を配置して、官僚と戦うことができなければ、革命を起こすことはできない」と思います。

つまり、橋下さんは細川さんのように総理大臣になれたとしても「大阪府を赤字県から黒字県に変えたような実績」を残すことは難しいかもしれません。なぜならば、大阪府と同じようなことを「同時に行う」ことができなければ、官僚の連帯により橋下さんの目論見がつぶされるからです。

橋下さんが「消費税増税」「原発事故」「TPP」をメインにして選挙を戦った場合は厳しい戦いになります。橋下さんが選挙を戦うとすれば「成長戦略」「年金戦略」「行政改革」「規制緩和」という、国民が未来に希望を持てるようなシナリオを提示することです。

このシナリオは民主党も自民党も公明党も訴えておりません。前に民主党が訴えて、官僚に完膚なきまでに叩きのめされたことから、これを訴えて選挙に勝っても、その後に国民の失望を買って、支持率が落ちてしまうのを恐れているのかもしれません。

「成長戦略」「年金戦略」「行政改革」「規制緩和」は官僚との戦いになります。必要なことは「知識」と「戦い好き」と「仲間」「議論のうまさ」であり、小沢さんができなかったことを橋下さんができれば、明るい未来が見えてきますが、現時点では「まだまだ信じられない」ことから、具体的な話題にはなっていません。

以前、次の日本を背負って立つ政治家が「小泉進次郎=小泉純一郎の子供」と書きました。彼は蜀の国を作った劉備玄徳や魏の国を作った曹操のような生き方をしています。つまり、正統派として総理大臣になろうとしています。これに対して、橋下さんは黄巾賊の張角か漢の国を作った劉邦のような生き方をしています。橋下さんが張角になるのか、劉邦になるのか、それともその他大勢になるのかが、今政治の世界では一番注目に値することかもしれません。

レポート担当:ケンミレ株式情報 森田 謙一


【4】投資の肴『ダットサン』(アクアメルマガより)

2012年03月30日 16時56分33秒 | 
トヨタ自動車の事業開始当初は現在の豊田自動織機の一部門に過ぎませんで
した。同じようにスズキの前身も鈴木式織機であり、一時は日本の産業をリー
ドした繊維業の動力機械に関する技術は、さらに磨きがかけられ次代を担う自
動車製造に活かされました。

 三菱自動車は三菱重工業の一部門として立ち上がり、いすゞ自動車も現在の
IHI(旧石川島播磨重工業)の自動車部に端を発します。それとは別に当時
宮内省御用達の自動車メーカーであった東京瓦斯電気工業があり、両社が合併
して生まれたのがいすゞ自動車です。ちなみにいすゞの名は、商標デザインを
手がけた島氏が好んだ三重県伊勢市の五十鈴川にちなんだものとされています。

 ここから少し込み入った話になりますが、先の石川島の自動車部が独立して
開発した車は出資者のイニシャルをつなげてダット(脱兎)号といいますが、
そのブランドは戸畑鋳物(現日立金属)が継承します。

 戸畑鋳物の創業者鮎川義介は、後に請われて久原鉱業(後の日立グループの
母体)の経営再建を任され、持ち株会社式経営で事業を拡大していきました。
その持ち株会社が日本産業であり、傘下に日立製作所や日本鉱業(現JXホー
ルディングス)、日産化学や日本油脂(現日油)などを有して財閥を凌ぐ巨大
コンツェルンとなっていきます。

 話を戻し、「ダット」ブランドを継承した戸畑鋳物が製造した自動車はダッ
トの息子という意味でダットサンと名づけられました(英語表記で息子を表す
SONは“損”を連想させるためDATSUNと表記、英米ではダッツンと発
音されることがほとんどです)。これが日産自動車の源流となります。

 また、飛行機に憧れた少年が世界のホンダを築き上げたことは有名ですが(
創業者の夢は「ホンダジェット」として結実)、戦前・戦中の飛行機製造技術
は自動車産業が取り込むことになります。ちなみにドイツのダイムラーやBM
Wも飛行機製造技術を礎にしており、両社のロゴマークは共にプロペラに由来
しています。

 当時、戦闘機の隼や零戦に搭載されたエンジンを製造していた中島飛行機は、
戦後12社に解体され多くの技術者が流出。ホンダで四輪事業とF1レースの
リーダーとなった中村良夫氏もその一人です。そして旧中島飛行機の数社が集
まってできたのが富士重工業です。

 富士重工が最初に製造した自動車には、同じく中島飛行機分割後の1社であ
る富士精密のエンジンが提供されました。富士精密は後にブリヂストンに買収
され、さらにはプリンス自動車(立川飛行機系)と合併。プリンス自動車は日
本のレース界をリードし、後にスカイラインやグロリアなどを開発することに
なります。日産が「技術の日産」を冠するようになったのはプリンス自動車を
吸収してからのことです。

 また、社名に関しましては、創業者の性に由来するマツダの名は、英語表記
でmatsudaではなく、mazdaと記します。これはゾロアスター教の
光明神アフラ・マズダにかけたもので、自社の自動車が自動車界の光明となる
よう願いを込めたとも言われています。現在の大阪大学工学部の開発チームに
由来するダイハツは、当時はありふれた「発動機製造」という会社名を使って
いましたが、いつしか大阪の発動機製造と言う意味で「大発」と呼ばれるよう
になったようです。



___________________________________
【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
日産の「ダットサン」ブランドが約30年ぶりに復活します。2014年にイ
ンド、インドネシア、ロシアの3か国で発売する予定で、インドではタタモー
ターズの低価格車に対抗して4000ドル(約33万円)の低価格車を投入す
る可能性があると報じられています。ちなみに、日本など先進国で販売する予
定はなく、あくまでも新興国向け低価格車という設定だそうです。

ファナック(6954) 世界製造業PMIは春先から再調整リスク、株価の割高感は否めない。(UBS証券)

2012年03月30日 09時51分37秒 | 気になる株

 

 UBS証券は3月29日付けで、ファナック(6954)の目標株価12,000円を継続も、投資判断を「Neutral」→「Sell」へと引き下げた。

 FA関連他社と同社の株価パフォーマンスを比べれば、2月12日に日経新聞が、「年内にロボドリルを現在の倍である月産5,000台へ引き上げる予定」と報道して以降、株価プレミアムの拡大が顕著。
 しかしながら、証券側では月産5,000台増強のインプリケーションは必ずしもポジティブには受け止めていない。
 競争力の高さは不変だが、世界製造業PMIは春先から再調整のリスクがあり、株価の割高感は否めないと判断。

 証券側では12年3月期の連結業績は営業利益2,180億円(会社計画2,360億円)と過去最高更新を見込むが、会社計画を下回ると予想。
 第4四半期だけで営業利益490億円強と前年同期比5%減を想定。受注残高は3四半期連続で前期比減少、13年3月期営業利益は1,750億円(前期比19.7%減)と予想。 (H)


DJ-【マーケット・トーク】米GDP統計、追加緩和の思惑かき立てる:アナリスト

2012年03月30日 06時50分28秒 | 社会経済

22:45(ダウ・ジョーンズ)ミラー・タバクのアンドリュー・ウィルキンソン氏は、米国10-12月期国内総生産(
GDP)統計の裏側には景気の弱さが隠れており、量的緩和第3弾(QE3)に対する思惑をかき立てるだけだろうと指
摘した。消費が弱含むなか在庫の縮小が迫り、1-3月期の経済成長を押し下げる可能性があると警告する。「これ
らの要因が、バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の雇用市場に対する見解や懸念に直接作用する。エコノ
ミストらはこれまで、追加量的緩和はもはや必要ないと主張してきたが、この主張の一部も引っ込むだろう」と
して、「米国経済がFRBによる現行の景気刺激策をどれほど必要としているか投資家が認識すれば、株式市場で下
落が何日も続き、国債利回りが2%に低下する事態にはならないだろう」と語った。
-0-

Copyright (c) 2012 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.


DJ-OECD、軟調な欧州と力強さ増す米国の「デカップリング」見込む

2012年03月30日 06時48分56秒 | ユーロ危機

パリ(ダウ・ジョーンズ)経済協力開発機構(OECD)は29日、今年上半期に欧州は予算削減で経済成長が鈍るが
、米国経済は「力強い」拡大を遂げ、欧州と北米のデカップリング(非連動)が起きるとの見解を示した。

世界経済見通しの中期評価でOECDは、昨年末に支配的だった情勢の短期見通しは改善したが、世界経済の回復は
依然として脆弱(ぜいじゃく)だと指摘した。

OECDのチーフエコノミスト、ピエール・ カルロ・パドアン氏はインタビューで、「風向きの変化は米国でやや
見られるが、ユーロ圏ではほとんどない。ユーロ圏は崖っぷちからやや遠ざかることができた、というだけのこ
とだ」と語った。

OECDは昨年11月、主要経済国の見通しを下方修正し、ユーロ圏の債務危機が経済の混乱を格段に悪化させる可能
性があると警告した。その後、ユーロ圏の指導層はギリシャ向け第2次救済策を承認し、結果的に世界経済をめぐ
る不透明性を低下させた。

パリを本拠とするOECDは今回、米国経済の見通しを11月の予測から上方修正した。同国の国内総生産(GDP)は
1-3月期に年率換算で2.9%、4-6月期に同2.8%成長する見込みだとした。日本の成長予想も引き上げ、年率換算
で1-3月期に3.4%、4-6月期に1.4%それぞれ拡大すると予想する。

すでにリセッション(景気後退)入りしたイタリアについては、1-3月期と4-6月期にマイナス成長にとどまる見
込みだとした。フランス経済は1-3月期に縮小するが、4-6月期にはプラス成長を回復する見通し。ドイツは4-6月
期までプラス成長を確保できるが、1-3月期の成長率は0.1%とわずかな伸びにとどまるとした。

英国経済は1-3月期に縮小して定義上のリセッションに陥るが、4-6月期にはプラス成長に転じると見込む。

スペインに関しては、銀行部門と国家財政をてこ入れするため年内に国際金融支援が必要になるとの観測が高ま
っているが、パドアン氏は安心感を与える見解を示し、こうした観測をはねつけた。

「財政調整をめぐるスペインへの圧力が強まっている。状況は引き続き不透明だが、それ以外に大きな危険はな
い」と語った。
-0- 

Copyright (c) 2012 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.


DJ-ムーディーズ:より低率で持続可能な成長、中国格付けにプラス

2012年03月30日 06時48分01秒 | 社会経済

北京(ダウ・ジョーンズ)米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは29日、より低水準で持続可
能な経済成長率は中国の「信用格付けにプラス材料」だとの見解を示した。

中国政府が今年の経済成長目標を7.5%に下方修正したことは、「より均衡のとれた成長を追求し、投資・純輸
出への依存を低下させつつ国内消費の比重を高めるという長期目標に沿い、経済をソフトランディング(軟着陸
)に導くという政府の希望を浮き彫りにしている」と、ムーディーズは声明で述べた。

成長率が減速すれば、中国は成長源としての公的部門への依存度を低下させることができ、債務の急増を回避で
きるとの見方も示した。

中国の温家宝首相は今月初め、2012年の経済成長目標を引き下げると明らかにした。中国政府は過去7年間、成
長目標を8%に維持していた。

中国は一貫して公式目標を上回る成長を記録しており、政府目標は概して象徴的なものだ。だが、目標の修正は
中国がより低率で質の高い成長を求めていることを示唆した。

ムーディーズは、弱い輸出見通しや原油価格による衝撃、社会的混乱が起きる可能性を含め、中国経済には依然
としてリスクがあると指摘した。

ただ、過去の実績から判断する限り、中国は経済の不均衡を是正する上で必要な改革を首尾よく実行するはずだ
と信頼感を示した。「中国はこれまでに改革戦略の大躍進を遂げており、それぞれの段階でマクロ経済の安定と
景気回復の両立させることに成功してきた」とした。
-0-

Copyright (c) 2012 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.


3月29日(木)のつぶやき

2012年03月30日 03時16分17秒 | ユーロ危機
06:51 RT from ついっぷる/twipple
NH装うウィルスメールに注意 ― 全日空の航空券を注文したとする確認メールを装うウィルスが発見された。添付されたファイルを開いて印刷するよう書かれており、実行するとパソコンの内部情報を海外のコンピューターに勝手に送る仕組みになっているという。覚えのないメールは不用意に開かぬ様に。
スパシーバ通信社さんのツイート

07:14 from ついっぷる/twipple
おはようございます^^産経、1面、5面小沢の主張、理論、あってる。民主党のなかのゴタゴタがわかりました。私たちは、マスゴミにマインドコントロールされずに、二つの目でちゃんと見ましょう。あとでWEBに出たらUPします。

09:39 from ついっぷる/twipple
ですね・・ RT @ak11735: 世帯数約1700戸の飯舘村「3200億円かけて村を除染するわ」 村民「除染なんかしなくていいから1世帯に1億円ずつよこせ 引っ越すわ」 ht.ly/9VaMa これは村民の方が正しいなw

09:49 from ついっぷる/twipple  [ 1 RT ]
でしょう?日本人と違って、労働者の権利のほうが強い国、黙って従わないと思う。日本人が大人しすぎ・・・ RT @kabutociti: スペイン 緊縮策に抗議で29日にゼネスト  ラホイ首相は、労働組合や投資家 欧州各国政府からの圧力で窮地と

09:51 from ついっぷる/twipple
為替、対円中心なのですが、どうして日本時間始まると、上げるの?投信の外貨買いでしょうか?

14:44 from ついっぷる/twipple
ですよねーー RT @kabutociti: BRICS首脳会議  世界経済情勢に懸念を表明 先進国は過剰流動性の創出を回避する必要

17:17 from ついっぷる/twipple
昨日のニャンコの飼い主さんが、チラシもってきました。まだ見つからないようです。チンチラみたいにフワフワの毛長で茶色、頭にちょっとシマが入ってます。名前は「マリちゃん」人なつっこいらしいです。守谷~戸頭近辺で見かけたかたいたら、連絡ください。

by ringo1244 on Twitter

単刀直言 小沢一郎民主党元代表「橋下維新にお株奪われた」「秋にも衆院解散」(産経新聞)

2012年03月29日 22時50分40秒 | 政治

マニフェスト(政権公約)で国民に約束した政策は、すぐにできるものもあれば、大きな改革となればそう簡単にはできない。そのことは国民の皆さんもよく理解していると思う。

 ただ、自分たちが掲げた政策や主張、理念に向かって一生懸命努力している姿を見せず、実現が難しいからといって、国民との約束を忘れ去ったり捨て去ったりして、今までの流れに乗ってしまった。それが人心が民主党から離れた最大の原因だ。民主党がまじめに努力してくれれば、こんな惨めな支持率になることはなかったろう。

 「今までの流れのまま」とは、長い自民党政権下の官僚行政におんぶにだっこで官僚機構に乗っかるだけの政治になってしまったことだ。今や「自民党政権より悪い」という批判さえある。しかし、自民党への期待が増えたわけでもない。

 橋下徹大阪市長のいう「維新」が本来の民主党の主張であったのに、民主党が忘れてしまったので橋下さんにお株を奪われ、人心はそっちに流れてしまっている。そこに最大の原因がある以上、政権交代の原点に返り、国民の皆さんに訴えたあのときの思いをもう一度思い起こして、努力することが大事だ。

 今からでも遅くはない。まだ衆院任期満了まで1年半近くある。野田佳彦首相はじめ政府・民主党の要職にある人たちは、その気持ちをもう一度思い起こして、みんなで頑張るというふうになってもらいたい。

 政権交代後最初の予算は自民党政権下で作られた概算要求基準を基に編成しなければならなかったが、鳩山由紀夫政権は全国のさまざまな要望も取り入れて、われわれが思っていたことをかなりやり、民主党らしい「芽」は出た気がする。

ところが、それがまた元に戻ってしまった。その後の民主党は政権にいること自体が目的化したというか、居心地が良くなったのだろう。

身を退いたら…

 

 鳩山さんに退陣を促したのは(平成22年の)参院選を控え、参院の人たちがもたなくなったからだ。役員会で参院側から「このままでは困る」という話が強く出された。参院選で過半数を取れば、衆参共に過半数を握る安定政権が実現できるからその大義のためにわれわれが少しでもマイナスになるなら一緒に身を退こう、ということになった。

 それなのに参院選後の結果はご覧の通りだ。しかも、菅(直人前首相)さんは参院選に負けても首相を続けた。トップは主権者の判断で負けたら辞めるのが当然なのに、けじめのない話にしてしまった。

 さらに、昨年3月の東日本大震災だ。僕は震災直後から「福島第1原発ではもう炉心が溶融している。非常に危険だ」と言い続けてきたのに、政府がメルトダウン(炉心溶融)を認めたのは2カ月後だ。要するに、なるべく真相を隠そうとする、いわゆる「事なかれ」の手法だった。

 今も「収束宣言」などとのんきなことを言っているが、何にも収束していない。今でさえ危ない。国が自ら前面に立って原発事故の対応に当たらなければならないのに、それができなかった。

 それでは、民主党代表、すなわち首相として適任ではないのではないか。それが(昨年6月の菅内閣不信任決議案に同調しようと考えた)要因だった。

「増税単体」だ

 

 僕は、消費税の論議を否定しているわけではない。むしろ、一番先に消費税は必要だと主張していた一人だ。自由党のときは、基礎年金と高齢者医療、介護を消費税でやる、その場合は直間比率を見直して所得税と住民税を半分にするとも言った。

 しかし、民主党は、前回の衆院選で消費税の増税はしないと国民に約束した。消費税を上げる前に、まず日本の統治・行政の機構を根本的に改革して、官僚支配の中央集権体制から地域主権体制へと大転換する。それによって行政の無駄を省いて主要政策を実行するための財源を生み出そう。新しい時代に対応できる仕組みを作り上げよう。こう主張した。そのマニフェストが支持されて、民主党は政権を与えられたんだ。

 野田さんたちは「社会保障と税の一体改革」というが、社会保障は全然姿が見えない。増税だけの「単体」ではないか。マニフェストでは、最低保障年金と所得比例年金による二階建て年金の確立、医療・介護の改革も約束したのに、どこにもない。「増税単体」では全く話が違う。ウソをついてはいけない。

 世論調査では国民の6割が消費税増税反対だが、実際は8、9割の国民が反対だ。旧来の仕組みを前提にして、カネがないから上げなければいけないというのは自民党政治と同じだ。今までと同じようにやるのなら財源など出てくるわけがないし、政権を代える必要があったのか、となる。

賛成できない

 

 「大改革なくして増税なし」「社会保障のビジョンなくして増税なし」「経済の再生なくして増税なし」だ。それを全部無視した議論はまったく間違っている。単なる消費税の大増税には賛成できない。

 亀井静香代表が言っているように国民新党が消費税増税法案に反対すれば連立解消になるし、国民の反対の声はもっと強くなる。そんな中で閣議決定を強行すれば、いろいろと問題が生じるのではないか。

 (党員資格停止が解除されたら)「われわれが目指したものは何だったのか」「われわれの大義は何だったんだ」-それを実現するために、一兵卒であれ何であれ、一生懸命、最後のご奉公をする。僕自身が首相になりたいという気は別にない。2年半前の政権交代でホッとしたが、残念ながら民主党政権は、政権交代可能な民主主義が定着したといえるような評価ではないから、もう一度、それを定着させるための作業をしないといけない。その役に立つなら、天の命ずるままに何でもする。

9月まではもたない

 

 野田さんは今国会での法案成立に「政治生命を懸ける」と言ったようだけれど、どういう意味か分からない。通らなかったらどうするの?

 例えば、橋本龍ちゃん(故橋本龍太郎元首相)は(平成10年の)参院選で負けたら首相を辞めた。自民党にはそういう最低限の「憲政の常識」というものがあった。ところが、民主党ではそれが通じないから推測では判断できない。

 

野田さんが党内でも国民の間でも反対が多い増税法案を成立させようと強行すれば、党内の支持基盤がなくなるのではないか。党内の大方の意思を無視して強権的な政治行動をしたら、「これでは代表として困る」となりかねない。最終的には党内と国民がどう考えるかだ。では、法案が成立しないまま9月の民主党代表選まで行ったときに、国民が野田首相のままで「ああそうですか」と言う? 何もしないで9月まで過ごすことは多分国民が許さない。

 民主、自民両党の大連立という話も、政治家が考えるのはご自由だが、自民党との連立は民主党内で多数ではない。野田さんに「民主党の反対派を切れ」と迫る谷垣(禎一総裁)さんも、今の自民党を見渡せば他人のことを言っているような場合ではないだろう。

 恐らく衆院解散・総選挙は今年の秋にもあるのではないかと思う。来年の衆参ダブル選挙とはいかないのではないか。そのときに民主党がちゃんと今の形であるかどうかも問題だ。

 (野田内閣不信任決議案が国会に提出されたときの対応については)国民がどう見ているかだ。あくまでも国民の動向次第だ。他党などと糾合して政界再編することも、他に選択肢がなくなった場合は別だが、僕らが民主党を出る理由はまったくない。もし離党するなら、国民との約束を忘れた人たちが出ていけばいい。僕らは本当の民主党を取り戻すために努力する。

 (4月26日の政治資金規正法違反事件判決については)裁判所として公正な結論を出していただくことを期待している。

(今堀守通、山本雄史)


民主党・小沢一郎元代表 「野田降ろし」本格化との見方示す 

2012年03月29日 22時21分38秒 | 政治

民主党の小沢一郎元代表が産経新聞の単独インタビューに応じ、野田佳彦首相が30日の閣議決定を目指す消費税増税関連法案について「単なる消費税の大増税には賛成できない」と反対を重ねて表明。「野田さんが国民の間でも反対が多い増税法案を成立させようと強行すれば党内の支持基盤はなくなる。党内の意見を無視して強権的な政治行動をしたら『これでは代表として困る』となりかねない」と述べ、成立阻止に向け「野田降ろし」が本格化するとの見方を示した。

 小沢氏が産経新聞の単独インタビューに応じたのは平成18年9月以来となる。

 小沢氏は「首相が今国会での法案成立に『政治生命を懸ける』と言ったようだが、どういう意味か。通らなかったらどうするのか」と批判。「法案が成立しないまま9月の民主党代表選まで行ったときに国民が野田首相のままで『ああそうですか』と言うのか。何もしないで9月まで過ごすことはたぶん国民が許さない」とも述べた。

 社会保障と税の一体改革についても「社会保障は全然姿が見えない。増税だけの『単体』ではまったく話が違う」と批判。「世論調査の6割が消費税増税反対だが、実際は8、9割の国民が反対だ。旧来の仕組みを前提にカネがないから(消費税を)上げるのでは自民党政治と同じだ。政権を代える必要があったのかとなる」と語った。

「衆院解散は今秋にもあるのではないか」との見通しを示し「そのときに民主党が今の形であるかどうかも問題だ」と党分裂の可能性を示唆。大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長を「お株を奪われた」と評価しながらも、新党結成による政界再編については「他に選択肢がなくなった場合は別だが、僕らが民主党を出る理由はない。国民との約束を忘れた人たちが出ていけばいい」と述べた。