ふらっと立ち寄ったのが旧芝離宮恩賜庭園である。JR浜松町駅の北口(南口に行ってしまうと思わぬ時間を食う)から歩いてすぐである。かつての老中・大久保忠朝(あの大久保彦左衛門の孫である)の上屋敷の庭園であったところで、その後に所有者が二転三転したあと、都立公園となって現在に至っている。浜離宮恩賜庭園や六義園と同様で、「緑あふれる庭園のバックに高層ビルがある」という風景は一見の価値がある。上から4枚目写真は石柱で、忠朝が小田原藩主だったときに戦国武将・松田憲秀の旧邸の門柱を運び入れたものだそうな。何やらイギリスのストーンヘンジのような風情であるが、これを茶室として使用したのだそうである。上から5枚目写真は浮島で、周囲から橋が架かっていないので、カモやらアオサギやらが集っていた。6枚目写真は実際にいたアオサギである。7枚目写真は中島。8枚目写真が根府川山(これも小田原から運んだ火山岩を配している)、9枚目写真が鯛橋と書いてあった。1時間もあれば回ってこれるくらいの庭園であるが、精神的に疲れた時に、ちょっと気分転換によいかも。
Wikipedia「旧芝離宮恩賜庭園」
浜離宮恩賜庭園のこと
六義園のこと