意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメの感想2015年Season2のまとめ

2015-07-09 22:42:18 | アニメの感想2015年Season2













印象に残ったとこ








Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第15話 「神話の対決」より




















ヘルくんが勇者すぎた。護るべき者を護りつつ無尽の困難と枷をうち破る者よな。
英雄王からお褒めの言葉が戴けるのも当然といえよう









響け!ユーフォニアム 第8話 おまつりトライアングル より















「夜」っていうと「黒」に塗りつぶされてしまうようなものだけど
「おまつりの夜」だとそれに負けじと輝く人間の光が均衡して
それが生理的になんか「ざわ」とした感覚をもたらすのよね
これはそれが画的に、あるいは音で、いや全方面から成立してる
楽器担いだ白いワンピースの娘と山道を登るという状況
仲の良いものどうしでないと成立しないフランクな会話
頂上で祭の光をみながらのセッション
ここは「アニメをみてる」ってのを越えて特別な瞬間だったとおもう









あとダンまちの例のひも







声優部門







男性の部







江口拓也さん
(剛田猛男・ 比企谷八幡)








対照的なキャラだけどどっちも語りのウェートが高いのが共通点
低い声で訥々と心を語っている時には聞き入るね
普段は行動力が高いから、なおのことその言葉には力がこもる









女性の部









・・・なし







別に不平不満があって選ばなかったのではなくて
むしろよりどりみどりだからこそ選びにくいというところ
その中から一歩抜け出すことの大変さよねえ
ほとんど初の主演とか名シーンがあったとか
怪演・好演があったとか、そういうのがピンとこなかった








OP・ED部門




















リトライ☆ランデヴー
(えとたま OP)








かしましいねえwまあ今期のアニメでも飛び抜けて(無駄に)元気だった
なんちゅうか「3DCG」っちゅう「新参者」をその元気のままに取り扱って
そしてそのまま僕達の「あたりまえ」になってしまうそのずうずうしさ(誉めてる)
EDの「blue moment」もよいよい





















HeyWorld
(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか OP)









もの凄い直球の歌詞がきたんでびっくりしました
久方ぶりの「直球ファンタジー」が「魔球」におもえるのね
拙いところもあるけどそのままに走るようなな、これも歌詞のまま



















MIRAI
(ガンスリンガー ストラトス ED)








「君との未来が、私の未来」とか、女の娘っぽいねェ
不確定なMIRAIとこんなにも確かな未来が同時にある
ということの理不尽さよなあ、まあこの曲がいいのは確か。


















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「富樫先生は今年も描かないんですか?というクレーム」 (アニメ感想)

2015-07-06 00:13:56 | アニメの感想2015年Season2








山田君と7人の魔女 第12話 俺は白石が好きだ! とまとめ △+








単にキスがしたかっただけなんじゃないのか?






最後に山田くんがうららちゃんにそう言ったけど、それに尽きる気がする。
要は「事態の混乱」それ自体が「目的」なのであって
そこに「打算」とか「計画」とかがまるで存在しないのね
それはギャグ漫画よりもあるいは目的志向から解放されていて
ただ単に「少年漫画」っちゅうフォーマットにおける「ラブコメ」に
驚くほど何の衒いもなく素直にのっかってるって印象がある
これは誰にでもできそうで以外とできないかもしれないこと。
うららちゃんやあるいは生徒会長のように優等生組は事態が解決できないのね
山田くんのようにその場その場でドタバタしてようやく解決をみる
勿論そこには「まんが的幸運」が働いているから痺れるような
達成感があるわけではないのだけど、何だろうね、この気取りのなさと
いい加減さがむしろ心地よいというか、もしかするとうららちゃんも
そういう所に惚れたのかもしれないね
まあ当作品でいちばん笑ったのは本編ではなくて
4話目の福本先生のエンドカードだったんだけどさww











ニセコイ: 第12話 ソウサク/オタメシ とマトメ △+








話数も短いけどハナシもいよいよ散漫としてきたね
なにせ「本編」中で「スピンオフ」の作品をほおりこんできたぐらいだ
「鍵」とか「オモイデ」とか縦に掘る要素はどこに行ってしまったのか。
千棘も言ってたけど「好き」ってまったく言えなくなってしまったのね
キチンと言葉にしているのって万里花とダチの集ぐらいなんじゃないか
物語を進めるほとんど最小単位の「言葉」すらつぶやけないのだから
当作品は「時の凍れしセカイ」に向けて進んでいるということになる
ちょっと言っておくとそれが別に嫌だったり退屈なわけではないのね
むしろそういう「うわついた気分」に浸り続けられることの楽しさがあるわけで
そういうるーみっくわーるど的な展開になっているわけだ
それは「恋」っちゅう劇薬を僕達がたのしみながら受け入れられる
限度まで薄めた結果なわけで、そういう意味では当作品は
当邦のラブコメの「典型」ってとこまできているのかもしれない。










響け!ユーフォニアム 第13話 「さよならコンクール」 とまとめ ○









私はユーフォが好きだ!







「けいおん!」で誰かに、あるいは何かにここまで率直に「好き」
って言ったことがあるかっていうとないですわな
勿論「好き」だからやっているのだろうし「好き」だから
みんな一緒にいるのだろうけど、なんだろう、それが明確な意図を
以てそれを作り上げるのではなく、たまさかの幸運と当邦の
「空気」的な蜜的空間のゆるやかな充満によってなされる理想郷といった体で
そこにアニメーションとしてたっぷり許されたワザを埋め込んでいく
っていうメソッドが「けいおん!」の正体だったとおもうんですよね、今更だけど。
さて、ぶっちゃけ「響け!」は調度それを逆さまにすればよいのであって
泡のよな「ポップ」はしかつめらしい「クラシック」に
ふわふわした「好き」は選別と具象化の「好き」に
少人数による「関係」の濃密な空間は、多人数による「仕事」の場になる、うんぬん。
その「天国と地獄」のようなきわだった対立の関係性がまあ
京都さんの作品が好きな人にはそれだけで視聴する価値になってしまうのではないかと思う
(どっちが地獄で天国かは個人個人によって違うのだろうけど)
さいご13話目、真正面からほとんど省略なしにコンクールをやってしまうのがすごい
他の製作では果たしてできたかどうか、ちょっと疑問だね
そこでは身振り手振り、指使い、ちょっとした視線、カメラの移動や陰影まで
意味を有する「特別な空間」とあいなるわけで
こんな息の詰まるような高密度な空間をアニメーションでは久しく
お目にかかっていない気がするね、それは当の京都アニメーションの制作作品でもだ。
ただ、この尋常じゃない努力と成果が果たしてどれぐらいの人に正当に
評価されるのだろうかっていらん心配もしたくなるのね
息の詰まるようなプラクティス・デイにうんざりする人もいるかもしれないし
あんまし媚びてないキャラ造形に食いつきの悪さを感じるかもしれない
スキが無いからネタ的にあつかうことや業界の共有財産になるようなわかりのいい
素材を提供したともいい難い、といった次第
そういう才あるものの「有言実行」ぶりとかわいげのなさが
まさに当作品の特徴で、長所で、同時に欠点だったとおもう
「特別」っていうのはそういうことなんだろう。
















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新番組より再放送のほうが面白そう (アニメ感想)

2015-07-02 21:09:09 | アニメの感想2015年Season2







長門有希ちゃんの消失 第13話 
長門有希ちゃんの消失III ○








まずは「涼宮ハルヒ」を出さなかったことが正解ですね
いや別に彼女個人が好き嫌いうんぬんではなくて
「消失」を描くにあたって彼女はあんまりにも熱量が大きいからね
後は随所でかかるクラシケルな音楽が「それっぽい」雰囲気を醸造するとともに
視聴者からちょっと距離を取る効果(興味が薄れるという意味にはあらじ)を
もたらしているかとおもう。
次々に出てくる有名SF・書籍とうすいリアクションが「あの長門」を想起させ
でも同時に「長門有希ちゃん」でもあるといういいとこどりのたのしみがあり
それは同時に「ナガトユキ」個人としては統一性に欠くことでそのあたりの戸惑いは
「涼宮ハルヒ(京都アニメーション)」→「長門有希ちゃん(サテライト)」に
移行していることの「ずれ」と真正面から向かい合っているともいえよう
その「セカイのありかたのあけすけさ」は元の本家のずうずうしさにも迫るものだったかとおもう。
でもまあその内容はとても落ち着いていたもので図書館行って「好きです」って言って
それでおしまい、というはかなさではある。
もちろんそれは否定的な意味合いでは断じてなくてこういうふうに
個人のココロとじっくり付き合うのは「涼宮ハルヒ」の時にはできなかった美質で
かつ「ナガトユキ」の物語としては実に相応しいそういうにわかに降った雪が
溶けていくのを見ているような、そんな一幕だった。











ガンスリンガー ストラトス
第12.5話 「分岐 二つの未来」 とまとめ △(+)







守られた現在、勝ち取った未来






あんだけ人が死んで、いろんなのをぶっ壊したのに
結局は元の学園生活に戻って、そしてちょっと未来に希望を得た
っていう結論がなんというか「ゲーム」的なおとしどころで
同時にリアルな「僕達」がたぶん抱いている「現実」に対する
シビアな感想ではあるね、調度ゲームで盛り上がってそして
それを止めた後におとずれる虚脱感のような、そんなかんじ
「アニメーション」としては「銃撃戦モノ」ってのは「ロボットもの」の
次ぐらいに「活劇」としての楽しみを期待するんでそこが
重めのストーリーに引っ張られてそこそこのレベルに終始したような
そんな印象があるね、まあこのラストには相応しいテンションの高さともいえる。











徹が鏡華(フロンティア側)を失って、力を経て、セカイを変えて
でそこで作り上げた未来にも鏡華を想起させる女の娘がいてっていう始末のつけ方
これを見て「ああ良かった良かった」っていうのより
「人ごとの未来」に対するあっけない感慨があるよねえ
「巨大な眼で見たときの人類の運命」のようなSF的感慨とでもいおうか
つまるところ「ちょっとだけ希望を得た現在」も「救われた未来」も
「ゲーム」的には「よくある結論」っちゅうわけで
まあ「非拳銃社会」の当邦にとって「FPS」に対する根底の熱意ってのが覗えるともいえるかもね
繰り返すけど「ゲーム」である分には面白いのね
ただ「アニメーション」として提示された時にゲーム中の盛り上がり以外の
感情がいろいろとあるわけで、そこは簡単に良かったと割り切れないところもあるわけだ。











Fate/stay night [UBW] 第25話 エピローグ とまとめ ○









こちらは「やりきった」後の「後日談」の楽しみを満喫している感じ
後になってみればあの死闘も自分の視野の狭さも実にちっさいものだった
っていうシロウの感想がまあいろいろ思うところはあるね
その一瞬はそれが全てでいいでしょう、といったところ。
この「凛」のルートだと英霊がほとんど全員全力で闘っていて
「捨て駒」的に処理されるところが無いのもいかにもって感じで
それはシロウの「成長」を促すのに欠かせぬものであったし
それがあるからこそこの「全部やりきった」って満足感があるのだろうね
それを提示する側も「今アニメーションで出力できるMAX」に近いとこまで
多分投げつきてきているので、まあ自信と責任に満ち満ちた仕事だったかと。
しかしまあ「頑張るから」ということのハードルの高さよな
理想を信じ、命がけの試練に身をさらし、見聞を広め、世界の残酷さと向き合っていく
などと「英雄」以外の誰に為し得ようといったところだ
それは現役の「中二病」の若人には勇気を、そしてもうそうではなくなって
しまった大人にはひりひりするような憧憬を与えることだろう
それは調度この作品が世に出たばかりのころと、そして今アニメーションとして視聴
する間の時の移り変わりと歩調が一致するのではないのだろうか。








プラスティック・メモリーズ 
第13話 いつかまた巡り会えますように △+








最後らへんの「安らかな日々」ってのをどう評価するか
「時間制限」があるハナシだからばたばたしていなくてもドラマにはなるのね
ただ事前にバラまいてた「実利主義的な会社の方針」とか
「ギフティアを利用した犯罪」とかいわゆる「荒らし」にかかる展開を
諦めたようなかんじを受けるのね、勿論やればそれでいいわけでもないけど。
ま、「どうやっていまわの際を迎えるか」ということを現代のアニメーションが
理想的に描いたっていうそういうおはなしってことなんかもしれないねえ
それは「リアルな死」とか「怪物に襲われる」とかってんじゃ
バタバタしてて逆になかなか受け入れがたいものではある
あと、生身の人間ではなくて調整を受けた人間に近い存在ってのも
まことに距離感がよろしいかとおもう、アイラはこの物語を描くのに
実に理想的なアイドルだったといえよう
ただ、あんまりにも特別にあつらえたから彼女は「ツカサ」にとってしか
手の届かない存在になったような、そんな感じはあるね
いち視聴者が消えゆくモノに邪推うんぬんのしようもない
むしろミチルの方が視聴者としては親近感があったかもしれないなあ
「こっち(視聴者)」にツカサ達よりは近くて、そしてツカサやアイラの為に
泣いたり、笑ったり、怒ったり、おせっかいをしたり
そういう女の娘としてのいいところを存分に見せつけていた彼女に
ずいぶん救われていたような気がする。











ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
第13話 眷族の物語(ファミリア・ミィス) とまとめ △+







ヘスティアの祝福を受けし者






このおはなしはずるい
いやベル君がいやらうらやましいワケではなくて・・・
いややっぱりうらやましいかw
「初心者冒険もの」の体を為した「オレつええもの」なのね
作中の女性陣はそれに気づいていてこぞって言い寄るという形式
そういう「甲殻のレギオス」の主人公のような
「本当は強いのにそれを秘匿している」ようなある種の卑遜さがあるのね。
もちろん「よくある形式」って言えばそれまでだけど
それは共感ができる「努力・工夫の強さ」ではなくて
身も蓋もない「英雄の奇跡」によるもので、それを「レベル1だった」
主人公の皮がかぶっているというそんな印象。
ベル君自体は劣等感があるのにそれを視聴者が共有できていないという
そういうおはなしだったかとおもう、まあ英雄(アルゴノート)なんて
そういうモンかもしれんが。











えとたま 第12話 「干支繚乱」 とまとめ △++







にゃ~たんがいろいろ便利でしたよね、いじってよし、いじられてよし
巫山戯てよし、シリアスよし、なんでもアリアリな便利キャラ
いろいろフレキシブルにしておきたい当作品には必須で
「十二支」からあえて外れたからこそ可能な立ち回りだったかと。
そしてたぶんにゃ~たんがCG・アダルトモードを問わず
ボロボロになっている時がハナシとして最も盛り上がっていたとおもうのね
「CG」のような「つくりもの」は「傷んで」いる時がもっとも
説得力が増すような気がするし、そして中の人が最も演技力を要求される
のもこの時なのだとおもうし、最後の猫鼠合戦はそのあたり
全部良いところが抽出されていたとおもう。
最後の最後「アダルトモードの3CGにゃ~たん」を見るとなんとなく
最初から全部↑でやってしまうつもりもあったかもしれないと思ったのね
まあいろんな事情があるし、リスクも伴うから調度こんな
「はんぱもの」というカタチになったのかもしれぬ。
当作品はそういう「過渡期」のドタバタぶりを大人の知恵と猫のきまぐれさで
上手いこと着地させた作品として後生に記憶されるのかもしれない。













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あやねるの生徒会長もいいなあ (アニメ感想)

2015-07-01 10:36:01 | アニメの感想2015年Season2






ハロー!!きんいろモザイク
第12話 「なによりとびきり好きだから」 とまとめ ○









なんだろうね「日常系」というボク達の「日常」から
あまりにも乖離した現象ってさ。
「金髪」とか「英語」ってのはとてもわかりやすいガジェットで
それこそ仮想世界ではうんざりするぐらい慣れ親しんだ要素なんだけど
当作品ではそれが実にきらきらと輝いているのね
それを支えているのはまあ、あれでしょうねえ「愛」ってやつかと。
しのぶが「きん☆ぱつ」愛の源なのよね、それでこの世界はつながってる
そういう意味では今時珍しいきわめて主人公らしい主人公といえよう
まあ「翻訳家」を目指しているのに英語の成績が壊滅的とかあるけどw
逆に言えば「意味」をつたえたいのではなくてそれらの前提になっているものが
大事なんだろうねえ、ということなのかもね
そういう表面上のことと内実とのギャップがきんモザの「笑い」を支えていて
それらを性善説が信じられるぐらいにいとおしいキャラクターが演じているという
そういう「理想郷」が現前していたかと言ってよいとおもう
「金髪」とか「日常」とかもう「あざとい」要素になりつつあるそれが
その精髄を見せつけられてすっかりまいってしまったような、そんなところ
でもその敗北感がチョーここちいいです。











パンチライン 第12話 パンチライン とまとめ △(+)







「時間」と「身体」がとっかえひっかえだから
まあどうとでもハナシがまわるわな、でも放置すると
ハナシが1クールじゃとてもカタつかなくなるから
舞台を限定するための「メゾン」と「パンチラ」だったんだろうね。
しかしまあどうかなそれでも「散漫」なイメージがあるね
だんだんとセクハラ猫の説明がうざくなってきて
女の娘との「好感度アップ」作業も煮え切らなかったようなな
「パンチラ」も当初の「つかみ」としての役割を果たした後の
物語とのかかわり方がどうも薄いというか、だんだん添え物に
なっていったような感じで、それと歩調を同じくして
このおはなしとも距離を私もとってしまったんだよねえ
そんなかんじで「馬鹿」と「おぱんつ」を演(や)りきるのにも
1クールは短くて、そして今アニメを製作するっていうのは
そういう無茶苦茶な綱渡りをみんな覚悟しなければならない
というふうに勝手に思う次第であります。












やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
第13話 「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。」 とまとめ △+








前期が「1問1答」のようなわかりのよさだったのに対して
今期は「長文問題」のようなむずかしさにシフトチェンジしたような感じやね
双方に善し悪しがあって、でもきほん「1問1答」的な単語力がないと
「長文」もおぼつかないのが通例ではあるね。
「いろはす」周りの一件は調度その境界にあって同時に彼女が
「第3のヒロイン」としてそのあざといかわいいさを充分に発揮して
物語に活気をあたえていたようにおもう。
しかしまあゆきのん周りが「難しい」よね、いろいろ
すっかり「めんどくさい女」的なそんなポジションになってる
端的に「毒舌美人キャラ」として弄り回すのすらできなくなってて
そこをどう評価するかで印象が変わってくるかとおもう
でも、ある個人と深くかかわるってことはそういうことで
それが「ホンモノ」を探すってことなのだということかと。










レーカン! 第13話 「夏の、思い出です。」 とまとめ △+








あのやさしさが甦る







このおはなし結構「霊」が「こわいもの」としてそのままに
存在してるのよね、それが「響」っていう媒介を通して
受け入れられるものになっているというそういう構造。
「死者」に対するやさしさが「生者」に対するやさしさにまで拡張して
そういうあり方が「おためごかし」から物語的に救っているかとおもう
また「物語」の方でも「霊」っていう距離感が「ヒューマンストーリー」
っていう堅苦しいところからたのしみ物として救っているというところがあり
そういう相利共生的なうまいおとしどころがこのおはなしだったかとおもう
ちょんまげとコギャル霊がいじりやすいんだろうねえ
二人とも普段なら「やりすぎ」な感じがあるキャラクターだけど
この世界観ならぞんぶんにはしゃげるところがあるね
そんな感じで「レーカン」でないと成立しないものが結構あることが
当作品の存在価値そのものであるといってよいかとおもう。















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まるでエロゲー (アニメ感想)

2015-06-25 22:52:01 | アニメの感想2015年Season2








山田くんと7人の魔女 第11話  白石をどこにやった! △(+)








「七集めると願いがかなう」とか大丈夫なんだろうかw
後付けに次ぐ後付けが少年漫画らしく、こいつめっておもうよ
でもまあパズルと解くように「能力」と「物語」の「因数分解」を
東大生のように解こうとしているのではなくて
コマ(ネチ)大のように体を張って次々に事態にとりくんでいるところに
ピュアさを感じないではないわな、もの凄く感動するかどうかは
心許ないけど、いつか当たりがくるかもしれん
「自分の居場所」が無くなるはなしが調度いい時期にくるよなあ。











響け!ユーフォニアム 第12話  わたしのユーフォニアム ○








きょうびこんだけ真面目に「訓練」を描いた作品が他にあろうか
血と汗と熱気にうだされるのが逆にもう鮮烈
技術的にはできてもおかしくないのにどうしても体がついていかない
とかそういうのがあるのがリアルですよね
スポーツとかをいい加減に観戦するような人には分からない何かだ。
夏の日差しと夕・夜の暗いけど何か怖くないあの感じの
再現度がはんぱじゃないね、そこでなら少年少女は叫び駆けることに納得がいく。
久美子が葵ちゃんに「後悔してる?」と問うけど言葉では解は得られまい
手前の楽器で改めて問うべきで、それこそがソリスター(演奏者)ってもんだろう
むろん、もっと「上手くなって」からのことになるのだろうけど。










グリザイアの楽園 第10話  ブランエールの種VI とまとめ △+








早摘み








あれやね、ヒロイン5人にメインシナリオ1本のADVってなると
だいたい20~30時間は拘束されることになるから
年をとるとだんだんプレイするのがしんどくなるのねw
「アニメ化」ってーと大体メインヒロイン1人に焦点をあてて
残りはゲームでねってのが一般的な「商法」なんだろうけど
当作品は「TRUE ROUTE」に取り組んだわけで
まずはその時点で凄いんだか無謀なんだかなんだけど
それをある程度達成してしまったことがまずは凄いことだと思う
原作に対する深い理解と、ゲーム⇔アニメ化の確かな技術を
持っている人達が製作したってことなんだろう。
さて、では「もうゲームはいいや」ってなるかというと
さにあらじ、ざっくに視ていても「飛ばし飛ばし」
にやっているのが分かるぐらいのペースでやっているから
やっぱしココロの底から「グリザイア」したい人はゲームにも
手を伸ばすかもしれないとおもう
「アニメ化」の為にいろいろと薄くした「内容」が
爽快な速度となってかつ「販売促進」の目的にかなう「もの足り無さ」に
なってしまったという実に珍しい作品だったかとおもう
でも、こういうやり方は普遍的なものではなくてやっぱり
「うまさ」とか特別な幸運に依るものだろうなあ、ともおもう。











魔法少女リリカルなのはViVid 第12話  決着の意味 とインターバル △+







ノーヴェが言うところの「負けたら何もかも失うのとは違う世界」を
「はじめました」ってことに尽きるのよねえ
それを迷い無く実行していることの早さ強さ逞しさ。
もちろんそういう覚悟が決まったのは「なのはママ」が踏み出した
魔法少女としての道を10年も歩んだからこそってのがあるわけで
これもひとつの到達点なんだと認めてもよいかとおもう。
「ダメージ」ってのがコンバート(変換)されてるのよね
それは「なま(真実)」のものそのものではないけれど
それが故にたどり着ける「何か良いモノ(理想)」があるのかと
その覚悟をじゅうにぶんに提示してもらえただけで視聴の価値はあったかとおもう
あと、製作がセブン・ワークスからA-1に「コンバート」してる
ってのもあるのよね、業界の内部事情はようわからないけど
こうやって「同じ作品世界」が「違う製作者」に委ねられても
元の出来映えを越えるのが当たり前になってきているというのも
何かこう「進歩」ってのを信じられるような、そんな心強さがある。

















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おパンツ様を見せていただければ楽勝であります (アニメ感想)

2015-06-22 23:16:16 | アニメの感想2015年Season2






ニセコイ: 第10話  オウエン △+







オウエンのために言葉を






友人のコイバナとか、安定期に入ってきてるってことやね
「お前とは違う青春」とのたまうとおり、楽とは異なるそれだ。
「高嶺の花」ってとおり、ちょっと位置が高い、教壇の上下って関係
でもまあ「先生」にちょっと気があったことがある人なら
いろいろと思うところがあるんでないかい、お仕事を手伝ったり
「相談」を持ちかけてみたり、同級生に対するそれとは違って
迂遠で、まわりくどくならざるをえない道
そういうのが集のキャラクターとよく噛み合っていたかと。
そして間接的に人の恋に荷担することで鶫や楽が自分のそれと
向き合うってことだね、回りくどいけど確実な一歩だ。











魔法少女リリカルなのはViVid 
第11話 覇王の拳・創主の願い △++







「トモダチと胸を張って同じ道を歩む為に」とか
このぐらいの年頃の娘には真剣な悩みだ
それを邪魔する天性の持ち合わせのものの差とかさまざまな葛藤
その回想と戦闘っちゅう現場での苦難とがない混ぜになってそれでも
テンポを削ぐことなくコロナっちゅう娘のパーソナリティの提示と
戦闘シーンっていう活劇を同時に提示するっていう
召喚士のような離れ業が展開している今回のおはなし。
「そのような危険な業、平和な時代に使ってはいけません」とアインハルトは言う
でもその業を使わせてるのはアインハルトの強さっていう矛盾が
「覇王」のぬぐえない「業(ごう)」だったんだろうかとおもう
このおはなしでそのしがらみを断ち切れるかどうか、あと1話では無理だろうけど。










パンチライン 第11話 ジャスティスパンチ! △(+)








なんちゅーか風呂敷が広がって商品が陳列されると
それで商売をしているおっさんの顔とかどうでも良くなるような印象
「パンチラ」っちゅうガジェットと危ないバランスを保ちつつ
刺激的なおはなしを展開するのがこういう下手物のルールだろうに
こういう「普通のハナシの流れ」が展開することはそれだけで
「マイナス」的な評価になっちゃうんだよねえ、とおもう









ハロー!!きんいろモザイク 第11話  ほんのすこしの長いよる △++







「金髪妖精」にすっかり洗脳されたこけしがかわいいw
でもまあなんちゅうかこの作品「日常系」的な
脳ミソサブリミカル的要素の集大成みたいなかんじなのよね
ふつうある作品において強力な「嗜好」をもつキャラクターって
その偏向のせいであんまり好きになれないのだけど
その傾向すらモノともしない当作品の「金髪好き」への説得力と
キャラクターを描くことの端正なうまさが当作品にはある
それは雨ざらしになって弱っているこけしでさえも、愛おしいほどに。










Fate/stay night UBW[Unlimited Blade Works]
第24話 「無限の剣製」 ○








次々と繰り出される「本物」の刃とそれに対する
「偽物(フェイカー)」の矢継ぎ早の解答に見入るほかなし
この「剣の墓標」の領域だけなら太刀打ちできるっていう
漢の一点突破ぶりが惚れ込むところ
そう、「ただひとつ」でありあまる試練に打ち克つこと
その純粋さが厭わしいほどに美しいねえ。
シロウ達が最後の最後に自分達を裏切ったはずの「理想」に
救われるのがクレッシェンドを叩いた後の余韻として
完璧なおとしどころかとおもわれて、もしかすると
先の英雄王との戦闘よりも印象深いやもしれん
いずれにせよ、比較する領分はとっくに振り切っているけど。
「頑張るから―」と言って消えていったかつての理想
なんて弱々しい言葉なんだろうね、でもそうあり続けるしかない
というそういう道を彼は選んだということだ
その弱々しい雄々しさに、同性としては満腔の敬意を抱かざるを得ない、ね。












ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
第12話 「悪意(ショー)」 △+







「お約束の水着・温泉回」だけどさすがにありがたみがあるなあw
なんちゅうか「ダンジョン」って基本構造を通して
「生身」ってとこにせまるというかね
「生存」が重要なことならすなわち「子孫繁栄」も大切なことで
だったら覗くのは紳士のは紳士の嗜みってことになる、いやならないかw
しかしあれっすね「善意」と「悪意」のふれ幅の大きさが大きいよね
社会秩序に飼い慣らされたボクらからするとストレスが大きいけど
同時に「なんかみんな好き勝手にやってる」っていう昔の
粗暴な自由を謳歌しているような、そんな印象もある
ただ、それは単なる「地の行い」ではなくて
ギリシャ神話よろしくな人間社会介入しまくりな我が儘なゴッデスが
一枚かんでいる、というところが理解をしやすくしているとおもう
まあそれは同時に「その程度のこと」という弱点にもなるのだけど。










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上院議員とロードローラーは武器です (アニメ感想)

2015-06-17 06:29:22 | アニメの感想2015年Season2








やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
第11話  いつでも、葉山隼人は期待に応えている。 △+








おつきあいしてるって本当ですか?








本当にいつの間にかね、ヒッキーの「裏」を担当するキャラとして
葉山くんに焦点があたるようになってきたよねえ
それは学園もののラノベとかのお約束「生徒会」的なうそくさい
「対立項」ってのを彼に肩代わりしてもらっているということだ。
「雪ノ下さんとつきあっている」ってのは微妙なものいいやね
視聴者は視点が広いから「姉」の存在がアタマをよぎるけど
高校生時分だったらそれは「同級生」の方ばかり考えるのも無理からぬことだ。
「同じ大学・学部」に行くってのはどういうことなんだろうね
「付き合っている」なら動機としてはありそうで
「片思い」ならどうだろう、それほど強力ではないけど
縁を少しでも薄くしたくないってことなら理解できるというか
そういうラノベらしからぬ消極的で、でも確かな理由付けが
当作品の今の空気になっているってことなんだとあーしは思う。











レーカン! 第11話 「私の、お願いです。」 △+







「七夕」とか今時のJKにはイベントにならんだろうねえ
「織姫と彦星?まじウケるんですけどwww」とかな
でもまあ当作品はそういう「死んだなにか」をうまいこと
「よいおはなし」に持ってくるのよね、「霊」はその媒介者。
「強い霊感」が「母親譲り」って設定が生きている
そしてそれを与えてくれた母親は「視る」ことが出来ない矛盾
ってのがこの「母娘の感動の再開シーン」ってのに説得力をもたせているかと。
そして今回の一件で一時的に(たぶん)「視えなくなる」っていう
次回のおはなしにも繋がっており、当今珍しいぐらいハナシの流れに
のっかりやすいそういう美質があるね。
夕陽さんが朝顔を愛でているのがいろいろ含みがあってよい
「大人」って感じもするし「花」ってのは「生死」を喚起させるし
こういうふうに「花」で上手く表現するのも珍しくなった。











長門有希ちゃんの消失 第11話  長門有希ちゃんの消失I △++








「待ってました」という言葉を贈ろう。
ここまで「スピンオフ」という形式に許されていた「ゆるさ」に
乗っかっていたからここにきて「ハルヒ(あるいは長門)」『らしい』
展開にもってくるのがギアが変わってよい。
ここで僕達が知るところの「情報思念統合体」としての長門をもってくるのは
「このセカイ感」が「あのセカイ」と繋がっていることを示唆させて
長門とともに視聴者も一緒に戸惑わせるだろうね
世話を焼きまくる「朝倉さん」が「あのセカイ」でどういう役割だったかを
知っている身としては実に複雑な気分でそのあたりも
「枝別れるする世界もの」としての楽しみがある。
しかしまあ「こっちのセカイ」だと朝倉さんもキョンも
「おおらか」だよねえ、神経過敏になるところがない
そのあたりの違いが「憂鬱」と「有希ちゃん」を大きく隔てている
ささいな、そして決定的な差異なのだとおもう。











Fate/stay night [UBW] 第23話  顕現 △++







器が小さすぎたんでしょうねえ







「本気を出すなんて死んでもヤだ」とかさすがギルさんパないすw
「慢心」ってのに足る武器庫と富があるからこそ出来る芸で
「慢心≒敗北」っていう精神主義バンザイの当邦において
異質な存在であるといえよう、さすがガイジンさんやね。
セイバーとコジローさんの戦いも、あっさりしているようで
いろいろ見所あり。セイバーさんが武技で争うのは不利とみるや
持っている武器自体を破壊しに来るのが合理的で
かつ「武具を大事にする」っちゅう貧乏臭い当邦の発想では
なかなかそこに至らないものだ。
コジローさんの斬られた後のいまわの口上も
見事なやさ男ぶりだったかと、当作品男性陣をきっちり「逸脱」
させているんだよねえなんて今更ながらに感じたとさ
そして次回は多分最大の「逸脱」が視られるのだろうね。










ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
第11話「迷宮の楽園(アンダーリゾート)」 △+









「セーブポイント」やね、こいつの有り難みはFFのように
クソ長くてつらいダンジョンがあるゲームじゃないと理解できない。
というかもうすっかり流行らなくなった当邦の「RPG的要素」を
活き活きと甦らせることってのがこの「ダンまち」の主要な
モチーフの1つなんじゃないかとおもう。
一方で「出会い系」な要素は現代的な「ハーレムもの」的な要素で
そういう「ええとこどり」をしているのがクレバーかとおもう
ただ、ガチで死にそうになった後に「ごほうび」の
ギャルゲー的展開が来るとさっきまでのは何だったんだ
ってちょっと思うことはあるね、今回は特にそのあたり顕著だったかと。









えとたま 第10話 「永久変態」 △+







のっけからウリたんの死亡芸w
まあここまでそれでイジってきたからね「ハナシのつごう」と
分かっていても許されよう。
メインの牛鼠合戦がなかなかの見物
こういうCG的な処理のとこだとビームどーん魔法ばーん
っていうワンパターンなやつに辟易してるのだけど
肉弾戦をやることによってそういう「経済的」なあり方から
解放されて、こっちもちょっとは身を乗り出そうという気持ちになるね。
モーたんがおいしいね、家族まわりに弱かったり、肉体派だったり
そういうアメリカンなキャラづけと展開ががっちり組み合って視られる1話だったかと。















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「エラー、よく聞き取れませんでした」 (アニメ感想)

2015-06-11 22:19:34 | アニメの感想2015年Season2








グリザイアの楽園 第8話  ブランエールの種IV △+







雄二がバラ撒いた種が集ってかれ自身を救うというきまりのよいハナシ
「攻撃」する側の強みやね、この珍妙奇天烈な奪還劇も見られるしあがり
うむ、しかしまあこのディスティニープランも全てあの天才姉による
監督・脚本・演出によるものであるというそういう踊らされているかんじはあるね
ただ、それはひたすらに嫌悪するものではなくて
何かあるバイアスがあるものに自由を縛られたいという欲望を満たしているかと。
それらを糊代しているものが近親・精液・そして血液なのだろうねえ
それは「ハーレムもの」としては行き着いてしまった結論ではある。










プラスティック・メモリーズ 第10話  もう、パートナーじゃない △+







「社内恋愛禁止」とか未だに言っている会社があるんだろうかw
まあいざ駄目になっちゃった時の気まずさはハンパじゃないけどww
仮初めのパートナーとはいえコンスタンス君の有能さが何気によい
部署に一人はこういう落ち着いているのが欲しいのはわかる。
「お互いのため」ってのを越える関係性にするためにカヅキが
アイラに「そういう」仕事を振ってくるのが、先輩面で
しかもよく理解していて、意地悪でグッド。
「限られた時間でなあなあな関係を越える」ってのは「恋愛」が
有するとても素敵なことで、それはアニメーションのような
「芸術」に関わる分野でも同じようにそのことが要求されているわけで
そういう意味では当作品もその基本的なあり方に忠実であるともいえよう。










響け!ユーフォニアム 第10話 「まっすぐトランペット」 △++









オーディション(選別)







あれですね「先生」の側だけが一方的に生徒を選別するのではなくて
「生徒」の側からも指導者にもの申すってのがお年頃ってやつです
「完全服従」か「ガン無視」かどっちかになりがちな当今の若者事情にしては
珍しく攻撃的でかつ進歩的な態度だとおもいます。
麗奈のことをあげつらわれて、しかも「ふとん」でおふざけを始める部員に
苛つく滝先生がリアルだとおもいます、というかこの作品には高品質な
「不満」がありますよね、ゆるゆるな日々やあるいは降って湧いたような不幸しか
なくなったちかごろの作品事情ではきわめて貴重なアトモスピアーではある。
順序が前後するけど夏紀せんぱいの株がストップ高
こういう「実力による選別」ってのを個人の感情を越えて受け止めていけるのも
調度この年頃ではあるよね、そういう「若人」の生っぽい姿が瑞々しく描かれている。











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ふ (アニメ感想)

2015-06-06 19:02:48 | アニメの感想2015年Season2






山田くんと7人の魔女 第8話  超ウザイんだけど △(+)








下級生






ノア達は調度山田君たち超常研のちょっと前の姿やね、まるきり
「少し前までそうだった自分を救う」ってのはわかりのいい動機で
救う側と救われる側のギャップが先輩・後輩を通して描かれるわけね。
まー「周囲から誤解を受けている」とかちょっとモチベーションとしては
弱いかもしれんねえ、こんだけ滅茶苦茶漫画らしい設定で30年前の
青春ドラマ的展開をされても、ってのはあるかもな
何よりうららちゃんの出番が少ない、カノジョがどれぐらい
からんでくるかでハナシの説得力が変わるようにおもう。










ニセコイ 第8話  マジカルパティシエ小咲ちゃん!!/ハタラケ △+







すっかり出番が減ってしまった小野寺さん(姉)がやさぐれてこんなことにw
あれやね、△関係の一角である必要が薄れたから必然的に出番も減る、という
いい娘だからこそっていう悲劇やねえ。
「全裸?魔法少女なんだから当然でしょ?」っていう態度が面白いw
小野寺さん(姉)はどぎまぎしてナンボなんでこういう「ひどいめ」に逢う
機会がないと楽しくないのよねえ、本編でそれができないのは「課題」といえよう。
対して妹は順調に「ごめんむりですすみません(今は)」というキャラで
ぐいぐい接近中ということで、画的には本当に「とっちゃう」ような
そんな状況を優しい姉ゆえに許しているってところはある。











魔法少女リリカルなのはViVid 
第9話  インターミドル・チャンピオンシップ △+








「魔法で保護されているから怪我はしないけど疑似ダメージはあるよ」という
設定Bみたいなことをやってるねえ、これは高度に発達した社会が
「野生」を失わない為に行っている「スポーツ」のようなあり方だ。
そう見ると「番長」だの「ボクサー」だの「剣士」だのが
一堂に会しているのはそういう「1周した社会の庇護・拘束」っていう
前提があるわけね、そしてそれに抗うほどの野生や馬鹿さは無いってことだ。
別にそれが悪いってわけではなくてそれが「ミッドチルダ式」ってことだろうし
ただ、あんまりにも優等生すぎるこの「スポーツマンシップ」的なあり方が
「無法者」のひりひり感とはかけ離れたものになっているのはある。










俺物語!! 第9話  オレとトモダチ ○








ファースト・デイト






スナが自分の大変な状況を推してでもデートに協力していたのは
まあ幸せな二人を見ていればよく分かるねえ
嫉妬心の入り込む余地がないぐらいの二人の男女だ。
そうしておいて「何となく来るんじゃないかと思った」ってスナに言わせるのが
友情と愛情の性質の違いがクッキリしていて、大変うまいかと
「幸福」になるなら「愛情」で、「ピンチ」の時には「友情」が強いってことね。
その間を「デート予定表」とか「千羽鶴」とか「紙」が繋いでいる
こういう所を「メール」とか電子的に済まさないのがよいかと
男同士の友情が夕暮れの尻みたいな木の元で語られるのもいいシーン
甘甘なデートを極上に描いておいて、こういう「友情」のリアルな
微妙さも同時に提供するという、まあ贅沢なおはなしだよ。











ハロー!!きんいろモザイク 第9話 「とっておきの一日」 △++







君が笑ってくれれば






カレンが普通にシノの家に入り浸っているのが
「あぁ、夏休み」って感じでなんかよいね
長期の休みにやたら入り浸ったり逆に入り浸られたり
したことがあるような人はなんとなくわかるというか
この「ごはんまだ~」的なずうずうしさと親しみ。
あんましにも仲良くなりすぎてLOVELOVEだから
特別でない日がない、という特別さ
「きんぱつ☆きんぱつ☆」ってはしゃいでいるシノの気持ちが
そのまま見ている側にも伝わるすごくないすごさ。










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青春ポイント高めの会話 (アニメ感想)

2015-06-03 14:58:09 | アニメの感想2015年Season2







やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
第9話  そして、雪ノ下雪乃は。 △+








選んだ道とはいえ強力2大ヒロインを奉仕部に閉じ込めておく展開って
ひねとるなあとは思っていたわけで、今回の進捗は探偵型ADVゲームで
状況が進むちょっとした手がかりを手に入れたようなかんじだ。
なにせここ3話ぐらい妙な横文字ばっかり使う馬鹿のせいで
みごとにいろいろな意味で停滞していたからねえ
ま、折角そういう「面倒ごと」から守った場所が根も乾かない内に
そういうのに巻き込まれるってのもどうかなってのはあるから
ここは八幡の我が儘だわな、そしゆきのんもヶ浜さんも
そのあたりのことを斟酌してるから黙っていたけど、ぼちぼちね
でもこの停滞も「ぼっちが長かったから人の力を借りるのに躊躇する」
っていうことで、その気持ち自体は理解できなくはない。










レーカン! 第9話 秘密の、バレンタインです。 △+







あれですね「学園もの」の浮ついたイベントを
逆に利用しながら「ええはなし」にもっていくという
今時珍しいおはなしやね、その古さがかえって新鮮かもな。
「依頼人」ってのが子供やお年寄りばかりってのがその証拠だ
若人の過敏さばかりでなく「かつてそうだった」あるいは
「これからそうなる」ものに興味を持って触れておくのも
「魂」に滋養にはいいかもしれんね、でもまあ「流行もの」
とは縁もゆかりもない方向性だけど、そういうのも認めよう。










食戟のソーマ 第9話 山を彩る衣 △+







このおはなし「食感」ってのを重視してるよね
「しっとり」だったり「サクサク」だったり
「素材本来の味」とかだと高級素材とかそういう身も蓋もない
ところに落ち着いてしまうから、それに抗ってやろうという
若人らしい反抗心に満ち満ちていて、しかもそれに相応しい
創真をはじめとするキャラクターの生気かとおもう。
「啖呵を切った相手とすぐにバスで隣同士」とか確かに恥ずかしいw
でもこういう風に「間」の悪さを笑いとして消化できるのは
ハナシをコントロールできているってことの証拠でもあるな。









Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2nd
第21話 「answer」 △++








理想主義者達の夢






「位置」な、それぞれ高低差が金ピカ>>アーチャー>士郎ってなってる
「下」から「上」に向かうもののはなしだってことやね
みんな「同一地平」で処理される当今のアニメ事情では稀なことだ。
「アーチャーと士郎」の戦いは「戦争」ではなくて、ある流派における
「師弟」の免許皆伝試験のような、そういう体
本気ではあるけれど「生存」とかの為とかそういう生っぽいのではなく
未熟者が人間的に独り立ちできるかを試すっていうそういう別種の難しさがある
また、そうでなければアーチャーも、そしてセイバーも救われなかったかとおもわれる。
わかめがひでぶで画的にはおいしいw ちっともカワイソーと思えないのはなぜなのだろうww









長門有希ちゃんの消失 第9話  その手を… △+








長門が宙に手を伸ばす姿が印象的
「別のセカイ」ではおそらくしないであろう行為だったから。
こういう「感傷」とかにひたるようなある種の「時間の無駄使い」が
許されているのが「この世界線」であることの
意義であることのようにも感じる。
それは「フツーには興味がありません」とのたまった神が取りこぼした
「なにか」であるかもしれず、またそれゆえに「たまさかの夢」という
印象が当作品にあり、その主役を長門が演じるのはまっこと
相応しいと今更ながらにおもえる。










えとたま 第8話 「一騎当猫」 △+







タカマガハラ記念メイド喫茶干支店長カップ






「レース」とかやり出すのは目先が変わってよいね
おそらく「3DCG」の得意な分野ではあろうし
干支神さん達がつぎつぎにアウトになっていくのが
現実のレースでは望むべくもないたのしみではある。
ウマたんに限らず「干支神」ってのは結構真面目な方々が多いね
八百万の神々も国民の気質を受けてか真面目なヤツがおおい気はする
まあでもそれだと「数字」はとれないかもしれないねえ
「真面目に不真面目」、それが当邦で最もウケがいいあり方なんかもね
今回のレース回もそんな印象。
















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