意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

20年前に道を踏み外した (アニメ感想)

2017-05-24 20:40:20 | アニメ感想2017年・2期






ひなこのーと 第7話  まよえるみずぎ △+







恒例の「水着回」ですぜ、けしからんのが2人と
いろんな意味でけしからんのが3人と揃っております。
「萌え4コマ」的な作品にしては等身がやや高めなんで
「欲情」まで達するいやらしさがあるね、ひけらかす
いやらしさではなくて自然と持ち合わせたいやらしさ
そしてそういう素材をいやらしく撮るキャメラ、といったとこ。
ひなこをはじめとして精神年齢が小学生並なのに
性的にはオトナの扱いをうけて舞台をやっている、という
チグハグなあり方が「萌え4コマ」っちゅう一種の非日常空間を
創りだしているともいえよう。「水着回」だからスマホで連絡
とれんから迷子になる、というのは実際によくあること。









ソード・オラトリア 第6話  討伐と逃亡 △++






チャララチャッチャッチャー






こうやってアイズさんの目を通してベルくんを見るのは面白いね
あやまろうと思っても何度も機会をのがして逃げられるのが
お前ははぐれメタルか、ってなかんじでw
でもまあそういう男女のかけひきが力でねじ伏せるモンスターとの
戦いとは違う側面を見せて、よいものではある。
ついでに膝枕をしたら逃げられたってアイズに言われたときの
リベリア姉さんが吹き出すとこもおいしいね、見ているこっちと同じリアクションだ
戦闘LVは並んでも一人の女性としてはまだまだかけだしの後輩が
愛おしくてたまらないのだろう、「オラトリア」は「冒険者」としては
既に熟達しつつあっても「(男女の)なれそめ」に関しては
「初心」という視点を維持しているのかと、正解である。










エロマンガ先生 第7話  妹と世界で一番面白い小説 △++






大西沙織さんがもの凄い勢いでまっつんに詰め寄っている作品その2。
正宗が村正のコンパチではなくて村正が正宗をリスペクトしてたのね
なんちゃらはなんちゃらより芳し、ってな感じで
でもまあ発行部数がン十倍とかあるのが創作物の「戦闘力」には
還元できない何かではあるね。
おそらく小説ではもうちょっと「間」をとっているムラマサ先生のハナシだけど
アニメーションらしくぐいぐいくるねえ、「個人もその創作物もまるっと
引っくるめて全部好き、愛してる、養わせて下さい」、とか、すげえw
そのあたりの率直さが彼女個人の魅力であり、同時に彼女が創作者として
すぐれた個性を有しているともうかがえるわけで、うまいね。
「キャラクター小説」的なキャラの大盤振る舞いぶりのうまさと
それを「現実」に落とし込む「創作者」っていう胡散臭い連中の「日常」が
とてもうまく噛み合っている作品ですなあ。









ツインエンジェルBREAK 第7話 
念願の学院生活☆ヴェイルの部活訪問 △(+)







自分もちょっと前までは「転校生」って立場だった
めぐるがヴェイルに学校案内ってことはめぐるも「なじんだ」
っちゅうことやね、見ているこっちも調度そんなあたりだ。
すみれちゃんから兄ちゃんを取り上げて、めぐるもちょっと
貸し出しておくのがいいタイミングだ
いくらぼっち好きでも「戦友」を取り上げられて何も感じないほど枯れてはいない
ってのもわかり、まあ「転校生」の正しい使い方をしているといえよう
普段はなじんでない犬に慰められるとこもいいね。









つぐもも 第8話 ある日の加賀見家/モテモテフレグランス △+






>Aパート




「サイレント劇」っておもむきだけど、基本的にうるさいハナシなんで
ちっともサイレントになっていないというw
「歌」つけるのは「総合芸術」たるアニメーションのたのしみのひとつだね
ちょいとあざとい演出だから最近のアニメではあんまし視なくなったけど
当作品はけっこうおおざっぱなんで大丈夫だろうw





>Bパート




「惚れ薬」だ、この手のおはなしは基本「モテ」な男主人公からその女を
「略奪」するかどうかで大分おもむきが変わるね
かどわかしてしまえばハンパじゃない恨み辛みになるから当作品ではせんわな
ってなったらあとはおきまりのおっぱいいっぱいボク元気ってとこでオトすわな。









sin 七つの大罪 第5話  憂鬱なる歌姫 △+







「動画の再生数で勝負」とかナウいねw
ルシファーさんも意外とノリノリで、中の人的にもおいしい
アスタルトのガールズラップが意外に(失礼だが)クオリティが高い
これは田所さんのもち芸なのか、それとも声優としての職人の芸なのか
判別はつかないけれど、このおっぱいだけが取り柄(失礼だが)
と思っていた作品で意外なうまみがあったとおもう
と同時に「おっぱい」だけで一本作品をつくっていたものが
こういう「アイドル」的なものにも目線をくばらなければならないのが
時代の変化を感じないでもない。









弱虫ペダル NEW GENERATION 第20話  鏑木、全開! △++







スプリント勝負は相変わらずアドレナリンが出るしあがり
途中で漫画的演出もたっぷりまぶしてあり「動と静」が同居してる当作品。
青八木とか銅橋とか見るにつけ当邦の漫画では珍しく
「筋肉」にある程度の敬意をはらっているね。
「スピード」と「ワッザ」が「カッコイイ」当邦のマンガ事情において
「自転車」っていう特殊な競技においてその意義(格好良さ)が復活しているのが凄い
某巨人漫画とともにそういう「身体性」が、最近最もヒットした漫画において
よみがえっているのが興味深いところではある。










武装少女マキャヴェリズム 第7話  妖しき刃「眠目さとり」 △(+)








折角の「風呂回」なのに「戦闘中」だとボッキしてる暇もないねえw
カラダを使って攻撃してきた相手にこっちも一肌脱いで対抗とか
あいかわらずアタマが悪いw わらびんのほうがまだマトモに
戦っているようにも見えるという。
まあでも一見「無感情」な娘に「羞恥心」があることに賭けた
というのがオトコノコらしい潔さかもしれんな
そういう50年も前に滅びた「男らしい軟派さ」が
この平成の端で甦っているのかもしれん。









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しまパンとはわかってるじゃねェか (アニメ感想)

2017-05-19 15:06:59 | アニメ感想2017年・2期





GRANBLUE FANTASY The Animation 第7話  鉄の巨人 △+






ゆかりんが「ししょー、ししょー」って叫んでるねえ
それだけで華やかな感じになるね
一人でハナシのBGM、語り手、そしてムードメイカーになってる
こういう感覚は最近ではけっこうご無沙汰だったかもしれん。
「鉄巨人」らしくかつて刃を交えた諸兄はこの「ボス」らしい
暴れっぷりにココロおどらせたことだろうねえ
強敵に一致団結して戦って、そして仲間になっていく、という王道展開
そしてそれに添える活劇が実に華やかやね、「魔法」がアニメーションの
効果の主力のひとつになってからもうン十年もたって
ただの「光の放出」から随分と彩りがついたもんではある。










アリスと蔵六 第6話  樫村家 △+






花はココロのビタミン





魔法少女から「魔法」をひかえめにした「日常」のスケッチ
でもまあおおよそ退屈ではないね、新鮮な空気がある
蔵六さんが「花」にかかわるお仕事をやっているのがよいね
あれはそれこそ退屈な日常に「華」をそえるものだし
教育にも効果があるところ大だろう。
紗名の髪の長さで「時間経過」がわかるし
また「家族」になるのに適した時間がおかれているのがわかる
そうやって「時間」をかけてじっくりと物語を進めているのが
「魔法」っちゅうイロモノでは手に入らない何かを扱っている
ということがわかっている証左になってる。








ロクでなし魔術講師と禁忌教典 第7話  星降る海 △(+)






うー、みーーっ!





こっちは新キャラをてっとりばやく「なじませよう」ってしてるね
ダメってわけではなくて「ラノベの流儀」ってやつや
もともとは「戦い」にその身を置いていたのはグレンもリィエルも同じで
そういう意味ではかつての「仲間」が昔をとりもどそうとしている図ではある
ルミアちんに魔の手がせまるパターンもやっちゃったんで
そういう「ありそう」な展開にはしるのやむなしといったとこだ。
あと「悪者」がわかりやすいね、「歯車」ってなかんじの機能的な「悪」だ
人格がなくて、自分と重ねる人がいなさそうなそういうロコツなやつ。










サクラクエスト 第7話  煉獄の館 △++






キレッキレッな木





昔の映画に「実家に火を付けて都会に旅立つ」ってシーンがあってな
あれが変形してこのおはなしで甦っているようなな。
クソ監督のきまぐれムービーなんで映画自体の内容は知れてるけど
それのメイキングだよね、「映画」っちゅうある種の「無茶」が
人々を否応なく動かしていって、保守的な寂れつつある村にモメントが生まれてる
そのつぶさな観察とそこにいる人間の心の動きを丁寧にすくっていて
「アニメーション」としてのたのしさと「ドキュメンタリー」的なうまみが
ひとつとなっているねえ、わけてもここでのメインのおでん探偵まわりが
じっくりコトコトやってて、よかったかと。
彼女も以前、いきなり虫を食うことはできなかったけど、ハラをくくって火に飛び込む
ことはできたわけで「1回しかチャンスが無い」と思い込みがちな
当邦の社会事情に「リバイバル」の夢を与えてくれているともいえよう。










クロックワーク・プラネット 第7話  
首都襲撃(アタック・トゥ・マルチプルグリッド) △(+)







大仰なギミックと台詞でハナシがずんずん進んでいくのが
「それっぽい」ね、なにせセカイは一回滅んでいるのだから。
「自分の意思ではない破壊行為」に従事させられている娘の救出とか
「いかにも」な展開ではある、つまり「自由意志」をめぐるハナシなのに
あんまし「自由」ではなくそれこそ精巧な時計のように遊びが少なく
物語が進行しているように感じるのね。
そういう「うそくさい」ハナシにナオトっちゅう「天才」で「無邪気」な
主人公は相応しいものではある。
















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だまらっしゃい! (アニメ感想)

2017-05-13 21:56:32 | アニメ感想2017年・2期






武装少女マキャヴェリズム 第5話  愛狂しき刃「花酒蕨」 △(+)







蕨たんの言うとおり「男にたぶらかされて刃をかつての仲間にふるってる」
ような画にみえるねえw ま、男は義理に生きて、女は恋に生きるっちゅうから
合点がいかんでもないけどね。その男の側の「ケモノとの戦い」ってのは
あんましおいしくない展開ではあるやね、なんていうか
「勝って当たり前」って前提があるからかなんじゃないかとおもう
普通に考えればケモノに素手で挑むのは「無謀」であって
でも「マンガ」的には不思議パワーでなんとかしてしまう、という白けた展開なのよね
逆に刃を持ったもの同士の戦いはかけひきが発生して、見栄えがいいね
鹿島の剣とタイ捨の決闘とか、いいものだ。
輪ちゃんが「恋はしてもふぬけてはいない」って勝つことで証明するのが
「女剣士」としてのアイデンティティーってことなんだろう。











ゼロから始める魔法の書 第5話  ゼロの魔術師団 △(+)







「ちっさい村」はある「怪物」によって滅ぼされなければならない
的な「イベント」が当邦のファンタジーもの、というか
「物語」においては「おいしい展開」として織り込まれているってのはあるね
そこには「小さいけれど社会」ってのをぶっ壊したいカタルシスみたいのがある。
と、同時にそこでは既存の「倫理観」も壊れるのでいろいろとマイナスな要素や
(「裏切り」とか「復讐」とか)そういうのも試してみたい、ってのはあるね
ここまでは手加減気味だったゼロや13番が本気を出して魔法バトルを展開するかたわら
虎丸くんや金髪の小僧が置いてきぼりになっていてあんましうまくない感じ
それはこの「セカイ」もそして当作品自体も「魔法」を意のままに
できていない、ということなんかもしれん。
まあ、あんまし説明しちゃうと「凄み」も薄れるから、むずかしいが。










フレームアームズ・ガール 第6話  感じて花火大会/学校に行こう2 △+







「ぱんつ」ではなく「ボディースーツ」とか主張してるもんだから
あおの下着にもあんまし有り難みが無くなっているようなな
というか「欲情」を越えて面白いギミックにしてしまうようなとこが
「(空飛ぶ)~ガール」シリーズにはあるかもしれんねえ
まあ、ご主人様(あお)の側も年頃の女の娘としてはどうなんだってのはあるw
「夜の学校」なんで1話つぶすにはもってこいのロケーションではあるね
「現実」にそこでハナシをつくろうとするといろいろ許可とか取るのが
めんどうなので、仮構のおはなしではよく使われるという。
スティ子がリアクション芸人ばりのビビり方で、おどかす側もやり甲斐があるのう
結構濃いめのキャラ付けだけど「なまもの」ではないのからいい塩梅ではある
「幽霊」オチもニッパにからめて「プラモ魂」を失っていないのが
平凡から脱却するのに一役買っているかとおもう。











冴えない彼女の育てかた♭ 第5話  締め切りが先か、覚醒が先か △++







「〆切り」と「創作のモチベ」をめぐる攻防ですね
「言われた通り」に期限を守るようなちっさい奴に
「平凡」を突破できっかって悩みやね。
当然、それはえりりの「現状」ともリンクしてるわけで
昔っから好意があったヘタレ鬼畜オタの女関係が華やかになるにつれ
おだやかざるキモチがあるのは確かではある。
うまいのは冒頭で加藤に告白を断らせるところでこれによって
間接的に「競争」が激しいものであることをえりりに理解させるとこで
「ラブコメ」として外堀を埋めるのが変わらずにうまいかとおもう。
そう考えると英梨々が無茶したのも、ちょっと分かるね
他にも「新ルート」のヒロインに諸々の自分の想いを託している
ってのもあったろうし、「仕事」を通して自分と倫也との関係を
一枚破ろうってとこもあるだろうし、そういう「クリエイト」と「恋愛」が
一緒くたになっているところが当作品のキモであるということなんだろうねえ
最後に英梨々が今までやってた今どきの「絵描き」の手法でなく
「絵の具」使う方法論に達したのもちょっと思うところはあるね
絵の具を使うってのはPCとかのソフトで処理するより「遠回り」であって
それが倫也との関係性でどういう道を選ぶのかってことでもあり
あるいは自分の「原点」に立ち返るってことでもあるってことでもあるかもしれない
もともと彼女普通の「美術」的にもいける口みたいだしな。













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ペトロクラウドおじさん (アニメ感想)

2017-05-08 23:06:44 | アニメ感想2017年・2期






ロクでなし魔術講師と禁忌教典 第5話 女王と王女 △(+)







魔法「運動会」と王室を巡る陰謀っていっしょくたにしずらいねえ
「王女」を引っ張り出す為にもうけたイベントなんだろうけど
「捨て石」にするにはちょっと惜しいというか、それぞれの
イベントがうまく交差する展開にもっていけないか、無理か。
いつもどおり一介の非常勤講師に無理難題がふりかかるという
キートン平賀先生ばりの活躍が期待されるわけで、ただしここに
KYな第3のヒロインが登場というわけで、変化があるね
やりやすいやり方だけど唸るような落とし方まではいかなそうではある
そもそも「ラノベ枠」にそんなに期待しても困ろうが。









サクラクエスト 第5話  ユグドラシルの芽生え △+






「伝統工芸」とかまっとうすぎて扱いにかえって困るのを正面から
取り扱うのがまあやる気っすよねえ。
「一発逆転の飛躍」ではないけれど勉強と熟考の末に
「あるべき場所」に「あるべきもの」を据えたということで
初手に近い状況では、今までの「カン違い」よりはGoodだとおもう。
しかしまあ当邦における「木彫り」とかそういう「技工」を巡る「技術」が
すごいけど「商売」にもっていくことのむずかしさがよくわかるねえ
もともと「商売っけ」があんましない「趣味」に近いものではあったけど
まあ「アニメーション」だっていつこういう扱いを受けるのか
わかったものではないのだけど、そういう危機感が富山の確かな技術と
ハナシづくりを有する会社の作品には感じられるフシもある。










ひなこのーと 第5話  やさしくないやさしいこ △+








なんちゅうか、けしからんなあw
「演劇」なんで身体的特徴はそんなに突出してなくていいのね
ちっちゃくても、乳がなくても、よいはずなのだ
歌はうまくても動きがぎこちない娘が主役に抜擢されりゃ
そういう身体的な特徴のせいか、とかって考える娘もでてくるわな
そのあたりのシリアスな事情を「まあ萌え4コマだから」って
なんとなくやんわりと諭されているようなかんじがあるねえ。
ま、そもそも「演劇」を「アニメーション」のおこすむずかしさが
土台にあるわな、ボクは2次元のハナシばかり見てるんで
3次元の舞台とか、よっぽどカブいていないと面白さがわからんけど
そのおもしろさを2次元にまた換算しなおすのだから
よっぽど意欲的で「わかって」ないと難しいとおもうね
まあ、乳も尻もあるピンク髪のはわわ主人公を愛でてればそれでいいのかもだけど。










サクラダリセット 第5話  ビー玉世界とキャンディーレジスト △+







今までタイトルは横文字で何となく気取っていて「難事件」っていうよそおい
だったけど、今回は1話でカタがつく短編で、相応しいかもしれん。
「真面目」な人間がちょっと道をハズれただけでここまで不快で
違和感があることがまあ「性分」であり「若者」であると感じられるね
ここではケイがいつもどおり事態を「リセット」とその知力によって
丹念に調べ上げるのがうまく機能しているね、むしろ彼と美空を
救う為にこのハナシがあつらえられたようなきれいさ加減だ。
ビー玉は綺麗だけれど、その形状は光を歪めるのね、間違っているのは
どっちなんだ、セカイか、自分か、っていう潔癖な問い
そういうオトナなら一笑に付す質問を「ラノベ」なら救ってやれる
ってとこもある。









Re:CREATORS 第5話  どこよりも冷たいこの水の底 △+







「聖杯戦争」じゃないんでなんか国のえらい人とか出てきた
まあ単身で相当な武力を有していてかつ「現実」が歪む事態なんで、当然か
ミサイル1発ン千万が国民の財布が出ているとか、現実の「周辺事態」を
考慮に入れると、いろいろ思うところはあるなあ。
おおむね「秩序」勢と「混沌」勢に別れてきたね、というか
漫画なりラノベなりアニメなりはこの2つが入り交じってできているので
当然ではあるわな、「現実」もこれぐらい分かりがよければいいのにねえ。









エロマンガ先生 第5話  妹とラノベ企画を創ろう △++







今まで謎だった「絵師(妹)」との打ち合わせ
「自分をモデルにしたキャラを魅力的に描け」とか
捻った無理難題と羞恥プレイが笑えるw
いっぽうで紗霧は山田妖精さんとはまだ「エロマンガ先生」として
関わっているね、ちょっと前までの「兄」との関係性だ
絵師としては自分のファンで、「モニタ」を隔てていて
そしてぽっと出のおとなりさんで、ということで結構フランクだ
少なくとも「パンツ見せて」って言えるぐらいにはw
まあエルフも相手が「女の娘」ってのが分かったからできたともいえよう
こんな感じで「ラノベ」っちゅうか当邦の「軽い」物語のうまみが
たっぷりまぶされているのがさすがって感じではある。










つぐもも 第6話  思い出と幼馴染 △+







こういう「ゲームと現実の区別がつかないはなし」ってのも最近は
「オンラインゲーム」的になるのがデフォルトで
ここまで典型的な「ギャルゲー的」フォーマットで遊ぶ作品ってのは
もうこれで最後になるかもしれないと思う次第。
ま、そもそもこの千里っちゅうおせっかい焼きな幼馴染みキャラが
「テンプレ」的なかんじで、そういう意味では相応しいかもねえ
ところで一也たち以外の生徒も「ゲーム」に取り込まれていたみたいだけど
みなさんエンディングまで到達してエクスタシーしてたんでしょうかねw
ま、でもアニメーションにおいては描くのが難しい「本番行為」が
エロゲーでは描けるわけで、それによってただの「点と線」でできた
キャラクターに情がかようかもしれんわけで
この幼馴染みたちはおそらくはそれが中断されたであろうということで
ご愁傷様ではある、でも「乳も尻もばんばん見せるけど達しない」
ってのは当作品に限らずそうなんだけどな、ここン十年ずっと。












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喪黒福造のモデルは大橋巨泉 (アニメ感想)

2017-05-02 22:23:58 | アニメ感想2017年・2期






冴えない彼女の育てかた♭ 第3話 初稿と二稿と大長考 △++







リライトして






鳴り物入りで他分野、あるいは同業でも参加した大物がその分野への「適合」かなわず
いまいちなデキのクオリティの作品になることはよくあることやね
ましてや「ゲーム製作童貞」の人達だもの、さいしょは分からんわな
まあやってくれるだけでも御の字だからね、そこに焦点があててる。
「実際つくってやってみる」というのが正しいけど、むちゃだね
そこを埋めるべく加藤や美智留(のフレンズ)を巻き込むのが
「チーム」の強みで、倫也もよくわかってきてるねえ
絵描きもはかどってなくて、これはなんかキモチが乗らないってことなんだろう
そもそも「初稿」について否定的な二稿目を出してきたわけで
それは最初のコンセプト(あるいは加藤の存在を)間接的に否定しているともとれるね
それが「霞詩羽」っちゅうイカした小説家と女の娘によって提示されているから
むずかしくなったのだ。









GRANBLUE FANTASY The Animation
第5話  決戦、嵐の守護神 △++







「ティアマト」に「飛空艇」に、おっさんRPGファンには
琴線にふれる展開ですわなあ、そしてかつては「自分の想像」の
中にしか存在しなかった、あるいはそれ以上の「画」が目の前に、ある。
「飛空艇」による空中戦とラカムさんの大活躍ぶりが凄いね
それぞれ新規参入キャラに見せ場がもうけられていて
それを実際の「映像」によって個性を発揮させているのが
まあ当たり前っちゃ当たり前だけど、何ともたのしくて
そして作り手側の手間暇がパないことになってると簡単にわかるね
あと「空飛ぶ島」っちゅう設定が生きてるね
そのあいだを繋ぐのに飛空艇とその技師の重要性があるし
分け隔てられた島が舞台だから違いがはっきりする
そしてそこの「神」たちが目標ってのがわかりがいい。









ソード・オラトリア 第3話  祭典と勇気 △++







くだんの祭典の事件のロキ・ファミリアサイドの展開やね
事態をつくりだした黒幕の神がもうひとり増えて、重層的になってる
主役が「才能はあるけど機会・勇気が足りない冒険者」ってのはいつもどおり
実力者ぞろいのロキ・ファミリアでも不意打ちや多勢だと「守る」ってのが
むつかしくなり、そこに「弱者」が試練にさらされるのだけど
そこで弱者が変わっていく契機になってるね、これもいつもどおり
そしてその状況を作り出すはなしづくり、およびその演出がよい
相応に強敵、そして危険が感じられる、これもいつもどおりで、すばらしい。









終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
第3話 この戦いが終わったら △+






オレが教えた通り戦え、ただしオレのようにはなるな






人類は滅んでしまったようなので読者が期待する「救い」ってのが
いっぺん取り払われてしまっているね、相応に残酷なのだ
ヴィレムが「かつての勇者」としていかんなく「先生」ぶりを発揮
してるのがいいねえ、つよい設定だ。
「何かを捨てて何かを守る」戦いからそこに「自分」も含める戦いへの
転換とそれをめぐる葛藤がよいね、急にムシのいいはなしがでりゃ
疑うのが当然だわな、まして命をかけて戦ってるのだから。
「生きて帰ってきたら何でもしてやる」とかザ・フラグだけど
それももう「経験済み」なのよね、それゆえの黄昏とそして
物語にみずみずしい味わいを与えているとおもう。









テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス
第25話  伝承 The Legend とまとめ △++






Hello World






まさしく「浄化」だな、「殺し」はてっとり早いけど新しい「淀み」を生むから
解決には武力を有しながら時間をかけて「理解」していかなければならない
そのための「伝承」ってとこなんだろう。
当作品は「世界」の「理解」の為にえらい手間暇かけて描いてきたよねえ
もちろん原作の「テイルズ」ワールドがそれだけのボリュームとクオリティで
「世界」を描いてきたってのもあるのだろうけど、それがアニメーションでは
さらにいろいろなところが補足というか、まあつぶさに世界が構築されているかとおもう。
もちろんこっちの視聴がおおざっぱだからゲームではある要素がオミットされていたり
あるいはアニメーション的な「省略」があるのだろうけど
印象としては充分に「世界」で「遊ばせてもらった」的な満足感がある。
この圧倒的な「なにか」に面する感覚ってのはボクみたいにン十年も
ゲームにどっぷりつかった人間にはもうなかなかないことで
みんなが「軽さ」に逃げるなかで「テイルズ」ってのはほとんど例外的なぐらい率直に
「終わりのない物語」にどっしりぶつかっているのではないか、とおもう
そしてそのアニメーションもまた「率直」にそれにぶつかって
満足のいく「美」だの「善」だのが生み出されたと言えよう
そのプリミチブな「物語」に接したときの満足感こそがおそらくは
「伝承」に値するなにかだとおもう。













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