意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

2014年夏期アニメのまとめ

2014-07-05 20:32:57 | アニメの感想2014年 夏



印象に残ったとこ











ご注文はうさぎですか? より

























まー「ねぼすけ」ですよねー
魔法のようにほっこりしてて、それでいてにぎやかな日々の合間に
確かに紡がれていたココアとチノの絆がうかがえる殺し文句ですね
でも、こんなに好きなことはナイショだよ













ピンポン 第9話 より























オトコノコは強がってナンボですわなあ
ケガとか怪獣とかそういうのをモノともしないからこそ「ヒーロー」たり得るのだ
あとこのハナシはアクマとドラゴンのトイレのとこの会話も泣けるのよなあ
こんな青々しい気分になったの、10年来だ











シドニアの騎士 第5話より





























「漂流状態」のピンチさ加減と人間関係が限りなく限定された状態での
あれやこれやが実に興味深く「生きてる」って感じがする
そして最後に「帰還」するのね、皆が出迎えてくれるという
こんなにうれしいことはないよねえ、そりゃ
「マンガ家さんとアシスタントさんと」でも似たようなシュチュエーションが
あったのでこちらもどうぞ













ラブライブ! より
























うーん「やりきった」場所が「はじまり」の場所に還るという
音楽的な快感とでもいおうかともかく感慨深いね
ただまあそれが「最初からどこへも行かない」的なものではなくて
輝かしい軌跡の後に還り着いたということに確かな満足感がある













声優部門







男性部門







松岡禎丞さん
(空(ノーゲーム・ノーライフ)・愛徒勇気(マンガ家さんとアシスタントさんと)
・一条将輝(魔法科高校の劣等生)青八木一(弱虫ペダル) など )








「仮想世界では最強」的な役どころで知られる人やね
それはすなわち現代的な男主人公像を多く担っている、ということ
ハッタリが効いて、それでいてヘタレというそういうイメージ










女性部門








佐倉綾音さん
(ココア(ご注文はうさぎですか?)・紅林遊月(selector infected WIXOSS)
シルヴィア・ロートレアモン(星刻の竜騎士) など)









今期一番の振れ幅の大きい役どころをやっていたかと
総じて元気の良さとワキの甘さが両立しているのが魅力
いいから腋を見せるんだ!













OP・ED部門





















唯一人
(ピンポン THE ANIMATION OP)











出だし1秒で「なンじゃこりゃぁぁぁぁ」ってかんじですな
リアルをきわめて抽象的にかつ個性的に捉えた漫画を
さらに密度を濃くして動画にしたようなそんなおそるべき映像に仕上がっている。
「漫画原作をアニメーションにする」っていうもうプリンを食べるぐらい
当たり前になった行為を根底から考え直させるような、そんな作品だった
























killy killy JOKER
(selector infected WIXOSS OP)









この曲は極めて剣呑である
歌いきるのが難しい歌詞をタイトに歌い上げている
作品もキリキリ神経に響いてくるのは視聴した人はよくご存知かと


























快楽原理
(棺のチャイカ ED)










歌詞にこめられた意味や映像のメッセージ性が興味深いね
チャイカが底に沈んでいくようにも見え
あるいはそこから生まれたようにも見え
誰かの操り人形のようにも見え
でも歌詞はそこを振り切って「生きろ」とこう申しておる
「生きよう」と決意するモノ達を視ることの何と業深く、愉しいことよ









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スイカの種を取り除く行為を愉しむ余裕 (アニメ感想)

2014-07-03 15:21:02 | アニメの感想2014年 夏







棺姫のチャイカ 第12話 遺されしもの とまとめ △++










昔っからそうだったけど榊一郎さんは「護られるべきモノ」ってのを描くのが
上手いねえ、本人はいたって純真無垢なのに「世界の秩序を乱すから」という
「理不尽」によって「逃亡」しなければならない「女王(王)」と
それを護る「騎士達」という構図がシンプルでかつ強力に描かれている。
今回はそれに加えて「自分と同じような姿をしたモノ達との交流」があり
カタコトの純真無垢な少女が「成長」する姿も拝めるというしかけ。
全篇、ファンタジーとして世界観がしっかり構築されているから
そこで遊んでいるだけでも時間は無尽に経過していくのだけど
「逃走劇」という縛りがエンタメ性や無駄を排除するのに有用で
そういう「逼迫感」はアニメーションとは相性が良かったかとおもう
1話目2話目の切り出し方や最終話の「空中要塞」の活劇を見るにつけ
当作品もその「勢い」ってのをあますことなく描けていた
こんな感じで世界は「豊穣」なモノであるという前提、そしてそこで「学習」することで
「積み上げていく」という態度が「前に進んでいる」という前向感を生み
それは確かにニートだったトールさんには必要だったモノで
それでいて最終話間際にはそうやって積み上げたものを
ちょっと先に辿り着いた青いチャイカさんから「否定」されて
また価値観が危機に瀕するというその「再生」と「破壊」のリズムが
実に心地よく描かれていたとおもう。
世界は「壊れもの」だからこそ美しい、そして「危なっかしい」からこそ
君は「護るべきモノ」になり― 目が離せなくなる。














極黒のブリュンヒルデ 第13話  守りたいもの とまとめ △(+)










こちらも危なっかさは相当なモノだけど「世界観」の構築がペラいのね
いちがいにそれが劣るというワケではなくてだからこそその場その場で
面白いことをやらなければならなくなるわけだ
「笑い」ってことなら「能力者」であることの緩用と「欠落」によるギャップ
「戦闘」ってことなら「頭脳バトル」ってとこでそのどちらもまあ
充分にそつなくやっていた感じだたったのだけど
まあ最後っすよね、最後、それらが全部まとめて吹き飛んだ感じ
これはいい意味で「カタルシス」ってんじゃなくて「台無し」っちゅうことで
あんなにもこまごまとした「記憶」や「思い出」に拘っているハナシで
それを吹き飛ばすような「あらすじ語り」を最後にしたのか
酷い裏切りをうけたような印象ではある。
まあ最近は「続きはWebで」とか記録媒介でとかってのが一般的になっていて
地上波で無理矢理カタをつけるのもそういった商業的欺瞞に比べると
どっこいどっこいなんかもしれないけど
最後だけ「平行世界」の出来事だったとか聞き飽きた言い訳でも慰めに
しておこうかってかんじやなあ。















ご注文はうさぎですか? 第12話 「君のためなら寝坊する」 とまとめ ○











お姉ちゃんのねぼすけ・・・











なんちゅうか視聴している間の幸福感が尋常ではないよねえ
ココロのじわーっとくるところがガッシリ掴まれてるかんじ。
それだけで美術品みたいな洋風の街並み、喫茶店、図書館
そこにいる萌えのカタマリみたいなキャラクター達が
嘘のように、でも確かに存在しているという
これは目立たないけれど相当に制作側が頑張っていたからに違いない。
この作品を視聴している時は「~だからこう」的な余計な思考が
まるでないのね、魔法をかけられたようによい気分を楽しんでいた
そう、よい「喫茶店」にいる時の気分だよ、まさしく。
いつの間にかラビットハウスの一員になっていたココアが
チノにとって大事な存在にしぜんとなっていたように
この作品も僕らのココロにそっと入り込んできてしかも大事なモノに
なっていったような、そんな印象ではある。
他の大騒ぎしてしかもココロに全く残らない作品に比べると全く異質な
ハナシではあった、「魔法」のような「設定」の無い
「魔法」のような「セカイ」

















マンガ家さんとアシスタントさんと
第12話 前進/夏の終わり/パンツでわかる性格診断 とまとめ △(+)












よく「漫画を扱った漫画」ってのは妙に自意識過剰になったり
自虐的になったりするものだけど当作品ではそういうところが一切なくて
非常に「マンガらしいマンガ」になっており、そういう意味では珍しいかもしれない。
まあ主人公以外はみんな担当まで含んで女の娘って時点でお察しなんだけどw
でもまあ「創作者」ってのはある種の「何でもかんでも理屈詰めにしない」っていう
割り切りが必要なものなのかもしれんね、わけても「ギャグ漫画」ってのは
「理詰め」で成功するとは思えないし、そういう意味ではこの漫画の主人公である
「先生」ってのはある種「理想の漫画家」なのかもねえ。
しかしまあアレだよねこうなると逆に「漫画家とアシスタントの関係」とか
「漫画家と編集者の関係」とかに「男女」の関係がかかわるとどうなるのかって
ちょっと興味はあるね、まあ至極ドロドロになりそうではあるけどw
この作品からはそういうネガティブなところは一切うかがえないけれど
そこが逆に「現実」の難しさを考えさせるとも言えるかも知れない
と、女装している「先生」を視聴しながらおもっていたとサw
















弱虫ペダル 第38話  総北の魂 とまとめ △++













楽しく視聴していたのだけど時折聞こえてくる「オタクな主人公が~」
ってくだりがちょっと気になるのね、そういう要素がハナシのつかみのところの捨て駒とか
合間合間のスパイスとしてある分にはいいのだけれど
田所っちが「ひ~めひめひめ~」とか歌い出した所は(腹痛でほぼ最下位って状況ですぜ)
流石にどうかっておもってた、まあ他にも異常に遅れたところからの逆転
ってのが多すぎるとか「マンガっぽい展開」ってのがそこここにある。
「ファンタジー」とかなら「不思議パワー」で誤魔化しもきくけれど
「スポーツ」においてディスアドバンテージがどれだけキツイかはまあ
今やってるワールドカップで当邦がどんな結果になったかを知っていれば
よくご理解いただけると思う。
まあ、そのキツさを描くってことととそれをはねのけて逆転するっていう
カタルシスってのが「漫画」の領分なんだということなんだろうねえ
そしてそれは十二分に魅力的に描かれているのは間違いが無いところではある。
それとあと御堂筋クンがいるからね、彼がそういう漫画的展開を
「キモいわ~ププ~」ってやってくれているからバランスがとれているってところは大いにあると思う。
そんなかんじで漫画的なご都合主義とスポーツものの厳しさが上手くバランスが
とれてアツく楽しく視聴することができたよい作品だったと思う
2日目の最終5kmのところで1期が終わっちゃうのがまあ殺生だけど
「極黒のブリュンヒルデ」を視聴した後だとまあこの方がいいかな、とも思える。
















ラブライブ! 2期 第13話 「叶え!みんなの夢―」 とまとめ ○












卒業するのかせんのかどっちなんだw
まあ「やりきる」と次が「やりたく」なるし
まだ自分に余力が残っていることに気づくものだけど
かといって終了宣言をした手前もあるからとかそんなこんなを
上手くまとめようとすると大体こんな感じになるといったところ。
終止符を打たないわけだから最高点もつかないワケなのだけど
かわりにアンコールが止まないのが流行のあり方なんだろうねえ。
しかしまあ1期の3話目あたりで2年生組3人が体育館で
廃校阻止の為に踊ってたのを視聴していてここまで来られると
思っていた人がどれぐらいいようかと思い出すと感慨はある
この最終話の3Dダンス技術の向上を見るにつけまあ
「変わった」よなあって心の底からおもえるね。
キャラクターだと真姫ちゃんなんか「わかりやすいツンデレ」だけど
エリチカとか最初のツンツンした態度からこの最終話の素敵な涙を
見るにつけ、久しくいいツンデレキャラだったなあというかんじで
ちょっと涙を抑えられなかった。
まあ名残は尽きねどこのいいものを見させてもらったよ、という
気持ちでいっぱいではある、そして永遠でなくてもいい
ただもう少しこの輝くような笑顔の娘達を見ていたい、とも。














彼女がフラグをおられたら 
第13話 彼がフラグをおられたら とまとめ(がおがお) △(+)












モノが「美しい」と感じるのはこの世のひとしなみではないあり方に
鑑賞者が気づいたときに発生するのだと思うのだけど
さて、これだけ過剰に「ヒロイン」を登場させるのは
「埋没」が狙いなのかかえって「突出」しているのか
この「ハッピーエンド志向」をバカ正直にまん前に提出してきた時
視聴していた諸兄はどうおもったでしょうか
ま、いろいろあるけど視聴してるのは「アニメ」が好きで
「ラノベ」も好きで、「ギャルゲー」も好きで
そしてこの作品も好きでってことが前提にあるのには違いないね
程度の差こそあれそういうのに「作品」は支えられているのは違いない。
ただまあその「好き」って気持ちを何らかのカタチにするのは
まあ羞恥がないでもないし、「とっかかり」が無いなかで
それをカタチにするのは困難があるには違いない。
「オタク文化が好き」ってなら「アウトブレイクカンパニー」の
シンイチのように分かりのいい状況があった方がいいっちゃいい。
ただまあこれらは私個人の感想で、他の人達はこの過剰な「平凡」の
中で「特別」なモノを見いだしてカタチにしているのかもしれないね
それこそが「世界」を維持している「善意」ってモノであろう。

































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地元が舞台の作品を見るときの妙な高揚感 (アニメ感想)

2014-06-26 21:58:33 | アニメの感想2014年 夏






蟲師 続章 第10話  冬の底 △++








荒涼とした山でギンコがひとり語り続けるという
まあある種全くの無駄を排除したおはなし
相変わらず自然を描きようはため息しかでない高レベルさだけど
「枯れ果てた山」の寂寞(じゃくまく)さ加減はいとおそろし
「夜の山」ってすごく怖いのよね、それがさらに強まったかんじ。
しかしまあ「ギンコ」ってのは不思議なしゃべり方をしてるよな
「感情」や「抑揚」をのせていない「囁く」ようなそれを
中野裕斗さんが好演してる。













ラブライブ! 第2期  第12話 「ラストライブ」 ○!









みんなで









「分かち難い」とはこういうことか
みんな誰かを「ぎゅーっ」とすることにためらいが全く無いのね
うれしい時もかなしい時もそれができるぐらいの絆になったってことね
九枚それぞれに可愛くて違っているけどそれが1つになってライブを
やっている時の一体感は何だろう、「アニメ」だから完璧にシンクロして
踊れるってわかっているけどね、もう「できて当たり前」なんて
思えないぐらいに彼女たちの物語(ライブ)に立ち入ってしまった。
アンコールは「僕らは今のなかで」か、完璧です
もう100回は聴いてるけど歌詞がココロにぐいぐい染みこんでくることおびただしい
3人で始まって9人になってそして「みんな」のものになった物語














selector infected WIXOSS 第12話 「その選択は…」
ととりあえずまとめ △+












その物語は中途










「カードゲームの説明」ってもの凄く煩わしくて面白くないから
しぜん「カードゲーム」を扱った作品はカードゲームの本質的な魅力とは正反対の
「脳天気なパワーゲーム」的な趣向になってしまいがちなのだけど
当作品は「質草」を真剣に描き出すことによって
「パワーゲーム」によって失ってしまうものに「痛み」を与えていることに
成功しているとおもう、それは僕たちが多かれ少なかれ参加している
「経済ゲーム」(あるいは「社会ゲーム」)に通じるものであるかもしれない。
肝心の「ゲーム」の内容にこと細かに触れていないことによって
「強いキャラには勝てない」的な「理不尽さ」はこの世に確かにある「暴力」の
理不尽さともいえ、それに惹かれる人がいるのもむべからざることではあろう。
そういう厳しい状況のなかで紡がれる少女3人の絆が、はかなく、尊いかと
そしてこの物語はその絆すら「ゲームのルール」によってずだずだにするわけで
それは「巨人」に侵略されることに劣らずきびしいものだと言っていいとおもう
そして「ゲームの終焉」を望んだ少女の願いは「ゲームの永続」を望んだ少女の願いと
「等価値」というオチがついたわけで、まこと「現実」の厳しさに肉薄しているかと
「想いが強い方が勝つ!」とか根性理論が蔓延してる媒介でそれを逆手にとって
「酷薄ななにか」を描き出す製作者の怜悧さにキリキリ舞するほかないね
あるいは「女の娘達」にそれをさせるのもその目的の為の「手段」なのかもしれない。














健全ロボ ダイミダラー
第12話  決戦!健全ロボ対ダイミダラー とまとめ △(+)








なんだろねこの「おっぱい」以外つかみどころが無いはなし
「健全」がラスボスっぽかったけど、とってつけたような感はあるの
というか全篇「とってつけたようなおはなし」で紡がれていたようなかんじ。
つまらん、というワケではなくてこれはこれで徹底してるから一方法ではあるね
もっとハチャメチャにすれば「ミルキィホームズ」とかのような芸風になるけど
そこもありがちな「おっぱい」で手綱をとっていたようなな
しかしなんだろうねえ、この「おっぱい」に対する執着は
確かにいいものではあるけど童貞並のこだわりだわな
まあもちっと性的に掘り下げちゃうとそれこそ「健全な人達」からクレームが来かねないがw
そういうありそでなさそなリビドーのままに作品を描いたようなそんな感じだった
まああんまし掘り下げないでこんぐらいの態度で性欲とつきあうのが
「燃え尽きない」コツなんかもしれないねえ




追記 CMでやってた「遠藤組」の人達が「モノホンヤクザ」ぽくて怖かったw








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俺の歌を聴け! (アニメ感想)

2014-06-21 15:14:51 | アニメの感想2014年 夏








ご注文はうさぎですか?
第10話 「対お姉ちゃん用決戦部隊、通称チマメ隊」 ○









水着とスク水は別腹









「水着」は「解放」してるって感じがあるけど
「スク水」は「解放」していながら「拘束」しているっていう
相反した魅力がよいのだと個人的にはおもってます
スク水でもこれだけの攻撃力があるリゼと青山ブルマさんは凄いねw
なんというか「デフォルメ」したキャラでこんだけ
ぼんきゅっぼーんなんだから「現実的」に描いたら
どんだけグラマラス、っちゅーかもう奇妙に見えるのだろうねえ
「かわいい」かつ「エロい」っていうのを極めていくとこういうのになるのかも
シャロが千夜のことを大切にしている気持ちがたいそう愛でたい
そしてそれをココアに「え、聞こえない」って言うわれて
恥ずかしがるのがまあなんだこれーってぐらいかわいいね。
内田真礼さん的あぅあぅ娘はこちらのココロを鷲づかみにするねえ。















マンガ家さんとアシスタントさんと 第10話
「せなちゃん危機一髪」「応援します!」「雨トーク」 △+










閉じ込められたり、締め切りだったり、雨だったり
「日常」にあるちょっとしたピンチで三者三様
「放尿」を巡っては男女差があるよねえ
男共ってのは基本的に「どこでもやっていい」って考えなんでw
女性は逆に「カタチ」や「シュチュ」にこだわるわけで
積極性と慎重さに別れて担当しているかんじ。

「しんどい状況」で「エロス」ってのは不思議な働きをするね
力がわくのだけどそれをストレートにぶつけることが出来ない
そういう妙なリビドーが体にめぐるというか、そんな感じ。

足須さんとの恋バナ、学生時代もちょこちょこ絵を描いてたりして
あんましエンジョイしてなさそうなそういうスクールライフが
目に見えるようで、なんとなくほほえましい
「恋」したかったら何か「間違い」をせにゃならんわけで
そしてアシスタントをしている今はその「間違い」ってのが
高校生時分よりは多いのではないかな。
















ラブライブ! 2期 第11話 「私たちが決めたこと」 ○












まあそもそも「スクール」アイドルって枠づけ自体が「終わり」っていう
要素を含んでいるわけで、ガクエン生活はいつか終わらなければならぬのよね
ただまあいつかは終わりがあるものを延々と続けて商業的に「延命」してる
作品も少なからずあるからねえ、ま、いちがいに否定するワケではないけど
ただ、ここまでハッキリと「やめます」という事に「うやむや」だらけの
ご時世に一抹の清々しさを感じないではないね。
こっちが当作品に関わったのは大概の人と同じようにアニメとして提示された
1年前から、たった1年とも言えるけどそのあいだ彼女たちは
その映像と魅力で「生きた(ライブ)」存在として僕たちを楽しませ続けたとおもう
そして今「生きている」娘たちが涙を流すからこそその涙は「美しい」のだとおもう。


















彼女がフラグをおられたら
第11話 「みんなで踊るまでもない、ここは俺一人が踊れば十分だ」 △(+)












泡沫のセカイとその「おしまい」










「ヒロインを毎回増やす」とかやってたのはこういうことだったのね
まあそれに相応しい「お手軽さ・ちょろさ」は充分に提示されたかと
「セカイが泡のようなもの」という結論は「エモーション」に関わることではなく
「悟り」のようなそういう「身も蓋もない」結論ではある
「アニメーション」っちゅう前にずんずん進んでいく力が強い媒介だと稀なオチで
まあ昔の富野作品やエヴァとかにそういうオチの時があったけど
それを「ロボット」ってフォーマットじゃなくて「ギャルゲー」っちゅう媒介で
試してみたようなそんな印象はある、そしてまあ確かにいくばくかの寂寥感を
おぼえるほどの乱痴気騒ぎであったことはたしかだったかと記憶する。
そしてそういうあり方は深夜にあびるような量のアニメを消費している
僕たちについての「自己言及」をしていると言ってもいいかもしれないね
このニヒリズムの終わるときに何が残るのか、それが「最終回」で分かるのであろう。















ピンポン THE ANIMATION 第11話 血は鉄の味がする とまとめ ○











話のイントロ部分がそのまま芸術的な凄さのOPに繋がっていく時点で
もうお手上げ。もはや「卓球」をやっている感じじゃないね
それを通して超高速で語られる青春の情景、スポーツマンの
いや、若人の「うねり」がここにはある。
後半の「10年後・・・」的なラストはここまで加速してきた世界を
最後に止めてみせたということなんかねえ、それゆえまた印象深い。
しかしまああれだよなあぶっちゃけ画なんてベコベコに歪んでるし
台詞とかみんな言いたい放題言ってるよな、中国語まである
途中ワケのわからんアンちゃんの話とか入ってきたり
僕たちが普段享受しているアニメとはまるで違う方向性やったな
そういう滅茶なヤツを「アニメーション」として見事に描ききったことに
まあ感心するやら呆れるやら、いややっぱり感心するか、そうおもう。
「原作付きアニメ」がプリンを食べるように当たり前になっている中
こういうチャレンジができるのは「ノイタミナ枠ここに在り」といったところだ

最後はこう言えばいいのか「じゃあな卓球小僧ども、愛してるぜ!!」














龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第11話  八真重護が決める覚悟 と中途半端なまとめ △++









すこぶる面白かったけど「え?これで終わり」っていう感じはあるなあ
まあ最近はそういう作品がすくなくないけれども
もはや一応体裁ではあった「ひとつの完成したハナシを提出する場」ではなくて
あくまでもメディアミックスっちゅう「商法」の一環になったのかもね
まあ、それこそ慈善事業じゃないんだから足りないならイベントに参加するなり
記録媒介を100個購入するなりすればいいのだけど。
さて、この作品は「ライトノベル」の出自らしく極めて「人工的」な「設定」で
出来ているのね、「学園」で「孤島」で「不思議アイテム」がある、と
凡百なやつだとその「設定」をありがちなキャラに「説明」だけさせて
あとはうにゃむにゃと終わってしまうことがしばしばあるのだけど
当作品は「活劇もの」としても「探偵もの」としてもそして「アニメーション」としても
その存在感を失っていなかったとおもう、多分「キャラクター」のイキが良かった
のがその理由。重護とか天災とか他のみなさんも一本スジの通ったかんじで
てごわい感じがしてた、「設定」に振り回されるのではなくて「自分のしたいことをする」
ってところがなんか懐かしい匂いのする作品になっていたような気がする。
まあ幽霊になった七々々ちゃんですら「自分ルール」をきびしく守っていたからねえ
そういう感じでとっぴな「設定」さえ出せばそれでいいみたいなヤツとは
随分趣の違う世界を端正に描き出していたのではないだろうかとおもう。

















僕らはみんな河合荘 第12話  近づきたくて とまとめ △+












こんなに綺麗な画なのになんでこんなに下品な会話をしてるんだろうと
おもうことしばしば(笑)、まあ当初の狙いどうりだったかと
ただこの「下品な会話」、明らかにおつむがいい人じゃないとできないやつやね
そのせいか麻弓さんのトークとか聴いててもまったく不愉快にはならなかった
それに対する宇佐くんの突っ込みも的確、さすが「変人処理班」w

「オトコノコとオンナノコ」の関係をめぐるハナシなんだけど
それを周りの人達が正しい意味で「応援」(邪魔)してくれるという
ある意味とても幸福な環境のおはなしなのね
「最も親しい他人」達がまわりにいることのしあわせさを
まあ存分に味わったような、そんな感じね
まあ見てる側が「ぼっち」だとこのまぶしさがつらくなるかもしらんけどな(T_T)
突っ込みが入れられる相手がいることの有り難さは一人暮らしをすれば分かるということで
まあまとめとしては宇佐くんを「こいつ12話かけてメアド交換しただけwww」
って河合荘の皆さんと一緒になって笑っておけばいいのかもしれないけどwww




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ネタアニメがさいきんすくない (アニメ感想)

2014-06-15 22:37:31 | アニメの感想2014年 夏







弱虫ペダル 第35話  勝利する男 △+









視聴していて「いい顔してるなぁ」ってよく思うね
ま、今回は御堂筋クンと新開さんの「顔芸合戦」があったからなおのことなw
ただまあ馬鹿にしているだけじゃなくてこういう風に「顔」で「表現」
するのって意外と少ないかもなあ、なんて思うわけで
今日日の絵描きのみなさんは見た目はキレーな「一枚絵」を描くことには長けているけど
人間のちょっとした表情とかを書き込むってどうなん、ってのはある
まー今時はみんな見る側も「人の顔」なんかマトモになんか見ずに
スマホの画面とばっかりにらめっこしてるから
当世事情に即しているといえばそうなのだろうけど
まあそのあたりのスマホに奪われている「退屈さしのぎ」を
当作品では凌駕しているのは確かだとおもわれるね
「いかにスマホから眼を奪うか」ってのが当世のアニメーションにおける
課題となっているかとおもう














極黒のブリュンヒルデ 第10話 「生きている証」 △++









どうていを1つ








1コしかないぞ、それ(笑)
奈波の「記憶に残せるような友達が欲しかった」ってのと
「友達だからこそ辛い記憶を残したくない」っていう矛盾した想いが痛切ですね
まあその後に村上の記憶領域を大量に使ってそれこそ「心の中に生きている」
ってなってるとこが笑えるw
「気にしなーい」って寧子が超気にしているのも笑えるし
そこでカラオケに行った記憶が消去されているのに気づけるのは泣ける
水着回なのに「次」の可能性が絶望的に無いとかのんびりしてるんだか
やけくそなのか、多分その両方の矛盾の中で必死に生きている彼女たちを見てると
まあなんかちょっとただ事ではない「記憶領域」に刻まれているのは確か
最後の画、ヴァルキュリアの白と空の青、そして血まみれの地面の赤のコントラストが
まあこの物語の鮮やかさを残酷に描いていたかと













龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第10話  対決 △+









くそメガネ







戦場がさんざ馬鹿にしていた「くそメガネ」のせいで
負けるカタルシスがあるねえ
慎重な大人だったらいくら半人前の現冒険部部員達でも
「まとめて相手にする」とかやんなかったろうけど
あえてそういうナメたことをすることで緊張感を楽しもうという
趣旨なのかねえ、といったところ。
こちらも「顔芸」とまではいかないけど表情や感情が露わになるとこが
あって気持ちよく「若人」が描けているかとおもう
そして最近、七々々ちゃんの笑顔が見れてないなーとおもうことに、寂しさをおぼえる














デート ア ライブ II 第10話 「反転」 とまとめ △(+)










闇堕ち










もともとは「精霊をデレさせる」ってのが大義名分?で
「選択肢」とかいかにも「ギャルゲー」を想起させる要素とかが
あったのだけど、第2期になって破壊活動とかがいよいよ
巨大化して、そのあたりの要素がだんだんと忘れられていった感じがある。
まあ「無理の無い展開」ってのはこういうモノなのかもしれないけど
角川がこぶしを入れて展開していることが
当初はあった「ギャルゲーで世界を救う」っていう馬鹿馬鹿しいが
現代の「ギャルゲー脳でかつ高火力好きな僕らのニーズ」を満たすっていう
無謀な挑戦に待ったをかけるようになっている気はする。
結果として「不良から女の娘を救う」ってのを「ギャルゲー要素」抜きで
やるような感じになってしまったワケで、それが「進歩」っちゅうなら
それはそれで結構なことなのかもしれないけど
なんとなーく「Fate」のできそこないのような中途半端なモノに
なってしまったような印象ではある。
「ラノベ」的に最初にハッタリをかますのは得意でも
それと心中できるような作品っていうとほとんど無いワケで
当作品も「終了」ではなくて「転向」の道をいっている気がする
そして作品が捨てた「信念」を五河士道なるゾンビにひっかぶせてると言っても
いいかもしれない。











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このDVDは、見られたものではないので買ってはいけません!! (アニメ感想)

2014-06-08 21:25:00 | アニメの感想2014年 夏








ラブライブ! 2期 第9話 「心のメロディ」 ○









雪の日の描き方がすでに尋常ではない切実さでこの時点で
正座して視ないとアカンなと思わされるねえ
メンバーみんな緊張感とうまく付き合っていて、馴れてきているかんじ
希とえりちーがにこちゃんと一緒に行きましょってのは
「一遍はやっておきたかった」って感じがして、微笑ましいけど
「本当はもっといっぱいこういうことがしておきたかった」という
寂しさも感じられて、そういうところが一層心情をウェットにさせる
件のお邪魔な積雪は冗談だろ、と言いたいけど
半年前に異常な積雪があったからねえ、あの時は本当にこのぐらい酷かったからね
そういえばその時にラブライブのイベントがあったらしいが、本当だろうか
まあそんなワケで「下準備」の時点でかなり異常な盛り上がりである
「Snow halation」に関しては細かく見ると長くなるのでちょっと割愛
でもまあ何度も視聴しておくべきモノであるのは確か
「CG」的なところを指摘するのがもう大分難しくなっていて
「ライブ」の領分に達している凄さ麗しさ
イルミネーションの輝きに劣らずμ'sのみんなが輝いていたね、マジで
そういやもとから「やたらピカピカしたデザインだなあ」なんて最初は半分疑問で
視聴していたけど、今はその輝きがまさしく正しかったものであると確信している
いや、させられた















彼女がフラグをおられたら
第9話 「またいつか、こうしてみんな一緒にお祭りに行けるといいな」 △(+)











なんというか言葉とハナシを繋ぐために次から次へと「女の娘」と「設定」が
乱立するのが当世のラノベ事情と言ってもいいかもなあ
というよりこんだけ蕩尽しているのは流石にそうないのではなかろうか
そういうことがアニメーションで「できる」ということに一定の隔世の感はあるね
ある意味「消耗品」とも言えるけどここまでくるとそのカテゴリにすら収まらなくて
「そういう芸風」という領分にまで入り込んでいるのかもしれないねえ
さてそうまでして無くそうとしている「退屈・空虚」ってのは何だろうね
「最も安易な方法」をこれだけ詰め込んでくることの意味
「フラグが見える」=「絶望・退屈に負けそうになる」に対する療法
「アニマセラピー」ならぬ「アニメセラピー」といったところか。
















ピンポン THE ANIMATION 第9話  少し泣く ○











「漫画」のコマ割りをアニメーションにおとしこむ大胆さよな
一時期のシャフトとかがこういう見てる側を混乱のズンドコに落とす手法をよくやってた
そうやって試合のシーンを巻ながら本命のトイレにいるドラゴンと
卓球から足を洗ったアクマのやりとりに持ち込むというやり口
「勝つために」自分を殺してるドラゴン、「笑顔」を失ったスマイル
壊れた足を推してドラゴンとの戦いに望むペコ、そいつらを見に来たアクマ
誰を見ても泣けるね、わかりのいい「お涙ちょうだい」ってんじゃなく
勝負事に望む男達の悲哀、青春の涙だ。















僕らはみんな河合荘 第10話  ほっとけばいいのに △+









麻弓さんの下トークと城さんの変態トークが舌好調ですw
これ、(見た目は)きれいなおねーさんとある意味極まった人がやってるから
間がじゅうぶんに保たれているのね
「誰にでも優しい宇佐くん」に対する律っちゃんの態度が愛でたいね
分かり易い好意なのにそれが「みんなに優しい」ってなると紛らわしいわね
といってそういう性格じゃないと自分みたいな素っ気ない人間に構ってくれなさそうだし
とかそういうややこしい想いが「ほっとけばいいのに」の一言に集約されているとおもう
こういうデキのいいタイトルだとハナシがスッと理解できて助かる














蟲師 続章 第8話  風巻立つ ○










「視覚」に関する演出の凄さについては語るまでもなさそうで
今回は「聴覚」が揺さぶられた印象
波の音、鳥(のような蟲)の羽ばたき、口笛、蟲の這う音
そして最後の羽ばたきの大爆発
作品を視聴しているあいだ五感がちょっと鋭敏になっているような
そんな感覚がこの作品にはある
もともとちょっと暗い感じの画だから「ちゃんと」視ようとするし
キャラクターが訥々と語るから聞き耳を立てるわけで
そして「触れられない」モノについて語るおはなし、というわけ
一方で「嗅覚」「味覚」に関してはまるで存在しないかのような感じがあるね
これはないがしろにしているワケではなくてそういうのを断つことによって
他の感覚を鋭くする手法なんだと理解しています
あ、でも酒はいちばん最初のハナシで飲んでたな。
















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そのアニメは残酷 (アニメ感想)

2014-06-03 21:37:38 | アニメの感想2014年 夏







ノーゲーム・ノーライフ 第8話 起死回生《フェイクエンド》 △(+)









あれさよなあ「物理攻撃」を禁止するルールだけど
魔法とか特殊能力とかを「ゲーム」に行使するのはアリって「ルール」は
「知」で競い合うっていう概念からはハズれてはいるね
まずは同じ土俵に立ってもらうために健忘術数あれやこれやがある
まあそのハッタリも楽しいっちゃあ楽しいケド
「知」における「空白」のチートぶりははたして僕らのようなとんまが
共感する部分がありやなしや、まあそもそも当邦の火力重視な「ファンタジー」が
「読者の分かり易い共感」を求めているかどうか疑問を覚えているけど
そのあたりを糊代(のりしろ)する為の「萌え」ってとこはあるな
当作品に於いてはそれが露骨に感ぜられるというとこはある
とりあえずぜってー負けないブラフとかかましているヤツは
いっぺん負けてしねばいいのだとおもいます。














selector infected WIXOSS 第9話 「その真実は無情」 △+









私たちがカードになりました!








うーん勝っても駄目、負けても駄目、実に素晴らしいゲームだなあw
「近親愛」とか一番手近な「禁忌」っすよねえ
やる気になればすぐそばに在る、けどできないムジュン
「カードゲーム」とかも「とっつきやすさ」の裏に
やりこんだ人達が気づく「無間地獄」的なおそろしさがあって
そういう「閉じたモノ」「弱いモノ」をこの作品は拾っているのだとおもう
まー「空白」みたく「負けない」人達には分からないわな
「カードゲームもの」が生み出した鬼の子のような作品だけど
これ、「販売促進」としてはどうなんだろうなあw
世界観をコケにしまくってた「イクシオンサーガ」をおもいだすね
そういうのに限って面白いんだけどなw













健全ロボ ダイミダラー 第9話 「警報!閉ざされたゲート」 △+









尺の長さ的にもいよいよペンギン達にとって替わられてきたなあw
特撮的には「もうすぐ切り捨てられる幹部にスポットがあたる回」的なな
金髪コンパチ美少女を出してくるのはちょっと驚き
画面に金髪の娘が2人いるってのはなかなかない画ですね(ただし「きんいろモザイク」をのぞく)
ここまでやれば「ウザいカップルはやられちまえ!」って素直になるわな
旧型のロボを人的パワーでカバーとか「善玉」と「悪玉」の転倒がはなはだしい
そのくんずほずれずぶりまで含んで愉しんでいます
それを支えているのはあの飄々としたペンギンさん達なんだろね















マンガ家さんとアシスタントさんと 
第8話  編集長チェック/女の子の気持ちに/やりすぎ △(+)












「漫画の評価より乳を揉んでおけ!」っちゅう態度がまあ、アレだなw
いちおう主人公が「漫画家」なのにきわめて戯画化した「漫画家生活」
しか扱っていないのがまあ「ルポタージュ」とは一線を画しているともいえるし
「たのしいまんがかせいかつ」という文脈とはそぐわないってのもあるのだろうね。
久しぶりに「やっちゃいけない女装」を視た気がするよw
最近は「男の娘」的なんばっかりだったからね、本来はこうあるべきなんだ(笑)
でもまあ「女装すれば気持ちが分かるかも」ってぐらいの勇気と好奇心が
漫画家にはあってもいいかもしれないね「ついでに臭いも確かめておこう」ってな
「毎回のように締め切りをぶっちぎる作家」と「描けるときに超いっぱい描く作家」ってのは
両方ともあるんじゃないかな、どっちも「感性」が関わる職業にはありがちな事態ではある
こんな感じで前半では「リアリティがない」とか言っておきながら
後半では「漫画家生活のヒダが感じられる」とか矛盾したことを描いてしまったのであった











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「今期のおすすめアニメ」を聴かれたときの口の濁しよう (アニメ感想)

2014-05-30 22:56:21 | アニメの感想2014年 夏










ご注文はうさぎですか? 第7話  Call Me Sister. △+











こういう「ふわふわ」した芳文社的ハナシだと
キャラクターのみなさんの声を聴いてくるとだんだん眠くなるというか
いやあ、別に退屈だからってワケじゃなくて(全くそうではないわけではないがw)
たぶん「ムキの感情をそのままにぶつける」的なものがほとんど排除されていて
ただただ「気分のいい何か」を享受し続けるというそういう時間になっているのだとおもう
当作品もキャラクターのもち味はそれぞれ異なるけどどのキャラがしゃべっても
「カンに障る」ということがまったく無いことで一致している、というのがある
多分これは声優が基本的に有しているスキルなんだろうとおもわれる。















極黒のブリュンヒルデ 第8話 「残された手がかり」 △+









カズミがパンツを自然に下ろしていたのあまりにもナチュラルでこわいw
なんちゅうか「エロい」けど経験値が絶対的に足りないから
いろいろボロがでるとこがいいんやろね
このお話は「何か足りない」ってのが直結で「不幸」に繋がっていないのがよい
「アタマが足りない」とこですら愛おしいよ
「スカートを持ち上げる」というおいしいシーンですら
「視線を集める」という「必要性」があるからちゃんと成立しているという
そういう「漫画的なお約束」に応えるべき理由を「中二病的設定」を用いて
やっつけているという聡明さがある。














ラブライブ! 2期 第8話 「私の望み」 △+












「希」って今までキャラクター的に結構ワリをくっていた印象だからね
2期になってからどうにかフォローしようってかんじをよく受けていた
まーあれもあんまし露骨だとかえってあざとくなってよろしくないのだけど
(エセ)関西弁を少しづつ減らして、頼りになる先輩的なことをちょくちょく
やらせてって感じで、本当は1期でやるべきことだったかとおもうけど
まあ逆に随分人気作品になったからこそこういう機会ができたとも言えるけどね
結果「みんなで」ってことに一番こだわっている寂しんぼキャラという着地地点になったわけだ
別に不満は無いのだけど、そういう話中でも海未ちゃん真姫ちゃんエリチカに
おいしいシーンがあるのよなあ、できればのんたんにももっと自然に魅力を感じる
とこが増えて欲しいなあとおもう













星刻の竜騎士 第8話「月下の咆哮」 △(+)










うーん懸案事項を抱えながら「水着回」とかどうだろう
できれば憂い無く肌色を楽しみたいのだけどねえ
どちらにも+になっていないような、そんな気がする
というかこのハナシ全体を通して「龍」⇔「人」の関係や
「バトル」⇔「お色気」の関係がどうも上手く噛み合っていないような
そんな印象をおぼえるのね、どっちもヤりたいけどそれをバラバラに
提供しているようなそんなチグハグさを感じる
今回は龍と人(エルフ)の齟齬を扱っているから、余計にね














龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第8話  奇妙な来訪者 △+








「雨を降らせるアイテム」が「ゴミ」とかいう馬鹿さ加減は呆れるねえ
どう考えても「必要」な場所が世界中にあるのにね
まあ七々々ちゃんをしおらせる為の演出だったのだけど
あまりにも短慮だったような、そんな気がする
普段はかなり聡明なおはなしなんで、なおのこと気になった。
あ、あと「殺人事件」の再調査もやっているワケなのだから
天災探偵の力を借りてもいいんじゃないかなーとちょっと思ってる
まあ、デリケートな問題だからこれはホイホイ力を借りてもいいわけではない
探偵のことももっと知らなきゃならんし、七々々コレクションについても
いろいろ立ち入らないとそれこそ「攻略フラグ」がたたないだろう
そのあたりもっと「なりふり構わなく」なったら面白くなることはうけあいではある。
























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横井さんに「も~○○君は~」って言われたい (アニメ感想)

2014-05-26 11:27:53 | アニメの感想2014年 夏







彼女がフラグをおられたら 
第7話  とんでもないことを知ってしまった。消される前に俺は身を隠す △(+)









凄い勢いでヒロインが増えていくねえw
「ある程度」は「形式」ちゅうことでカタがつくかもだけど
10とか超えてくると「なんか別物」ってとこまでくるかもな
そしてそれに併せて「世界の真理」っちゅうまあハナシを動かす為の設定も
しゃしゃり出てくるつくり。まあ「世界の真理」とか正味どうでもいいのだけど
なんちゅうかな「物語性」ってのを最低限保障する為にきちんとつきあっている感じ
「黒極のブリュンヒルデ」とかだとその「ありがちな形式」ってのを出しておいて
それをあえて「異質」に取り込んでいく感覚があるのだけど
こちらはそういう形式を「過剰」に取り入れることによって
なんかこう「つっこむのも馬鹿らしくなる」というあり方を目指しているような
そんな感触があるなあ。














ピンポン THE ANIMATION 第7話  イエス マイコーチ △+










なんかこうアレですよね「卓球」が「苦行」のように
ドラゴンとかスマイルを見ていると思えるのに
ペコなんかオババにしごかれていても「楽しい」ように見える
それは本人の才能や吸収力の高さによるところもあるのだろうけど
「新しい技とかを覚えてそれを試合で使って勝つ」とか
競技をやっていて最も楽しい瞬間のひとつではあるよなあ
もうハナシも折り返して(早っ)ここでペコが覚醒することによって
いよいよ見逃せない展開へとなだれこんでいくね













僕らはみんな河合荘 第8話「うれしぬ」 △+











「変人」は処理できても「下らぬ輩」ってのは始末がきかないよねえ
そして「商売」っちゅう「誰でもウェルカム」という前提だと
まあ少なからずしょうもない人ってのは紛れてくるわけで
そのあたりの差異が「元変人」→「高校デビューした娘」っちゅうのも
交えてなかなかに賑やかに描かれていたかとおもう
袴姿もなかなか見栄えして、律っちゃんが「らしくない」ことを
してくれたのも袴効果のせいかもしれんとも思え
そして帰寮したら「自分の好物」が待っていてくれることの有り難さ
ってのがしみじみ分かるなあ、ってのはある
そのあたりの機微が宇佐くんの半泣きトークによって活きている
とおもう













蟲師 続章 第7話  日照る雨 △+










「雨女」ってことですよね、まあどう考えても人間が天候に関与
できるわけではなくてその人にまつわるとたまたま「雨」が
多いというぐらいのものなのだろうけど
人間はしばしば「起きたこと」と「原因」をごっちゃにするからね
そのあたりの事態を「蟲」を介在させることによって
普段はカシコイ僕らをちょっと愚かにさせてくれるってのはあるな
「雨」ってのは普段はそんなにいらんのだけどいよいよ無くなると
無性に欲しくなるってところがあるよねえ
当作品のように「雰囲気に惹かれる」って体の作品もちょうど
なんやかやと騒がしい作品ばっかりの中で「恵みの雨」のように
今期の作品の中ではありがたい趣向になっているとおもう














棺姫のチャイカ 第7話  還らずの谷 △+










カタコトでないチャイカに絶望した!








強くて幼女に優しくて、そして無職(ニート)のトールさんは
まさしく僕らのヒーローっすよねw
まあヒトの「願望」ってのは往々にしてちゃっちくて、下衆なもので
それゆえに心の底にある方がぐあいがいいのだけど
元「英雄」の魔法使いのじいさんが現実に絶望して
自分が誑かす側にまわってしまったというアイロニーはあるねえ
彼も「英雄」っていうたまさかの「夢」に酔いしれたクチなんだろうね
こういう「夢」を打ち砕いた後の「夢のかけら」のようなおはなしこそ
現在最も「リアリティー」がある当世のファンタジー事情ともいえよう













デート・ア・ライブII 第7話「破軍歌姫」 △(+)









今回の「洗脳」的な回を見ているとだんだんと「攻略」していった
精霊(嫁)がハナシをつくる上で「邪魔」になってるなあ
といった印象があるね、それは「ハーレムもの」が正当にぶつかる
ジレンマであって、そこをどう調整していくかが制作者の腕の見せ所
なのだろうけど、「洗脳」っちゅう便利設定を持ち出している分は割引に
なるのはやむをえないところではある。
まあ、ここで「未攻略」の狂三を持ち出すのがよい選択ではあるね
美九のアクの強さには彼女を持ち出さないと対抗できまいて
今話はそういう「過去の強キャラ」と「新しい強キャラ」の対峙みたいな
たのしみがあるとおもう、ついでに狂三に「貸しひとつ」で
あとあとのトラブルの種もばらまかれて、2度おいしい














ニセコイ 第20話 ホンバン とソウカツ △+











合い鍵の無い錠前










「過去設定」ってのは「借金」みたいなもので
当座のある「目的」を満たすためには有用なのだけど
あとあと「返済」していかなければならないわけで
まあ、こう言うと貯蓄率が異常に高い国民としてはネガティブな
イメージを抱きがちなわけだけれども、逆に言えば
明確なビジョンがあってしかもそれに身を惜しまないなら
その可能性を啓くこともあるともいえるわけだ。
ところが当作品だと「好感度」の前借りはあっても
その「支払い」がまあほとんど無いののよね、といったとこ
ある程度過去話をうやむやにしちゃった後半からは
「鍵」のハナシもほとんどでなくなったし「許嫁設定、何それ?」
みたいな感じになっていたとおもう
まあ、きれいどころが揃って毎日いろんなイベントがあって
それどころじゃないって感じで、むしろその「それどころじゃない」
ってのを目標にやってきていたのではないかなと思う
「日々の雑事をたのしむ」という形式はそれこそ錠前を開けるような
「決着」をつけることを望まないし
「長い間読者を愉しませる(金をむしり取れる)」ということは
商業的にもマッチするといった次第ではある
つまり「ガチで」「ロミオとジュリエット」をやるのではなくて
今回のような「学芸会」じみたコメディをやる、ということなのね
そしてそれはそれで見ている側のココロを充分に穏やかにさせるわけで
そう考えるともともと「ラブ・コメディ」は本来の恋愛にある
ネガティブな要素を取り除いた「終わらないじゃれあい」的な
ある種正反対の要素でできあがっていたのを思い出すわけだ
当作品は「過去の記憶」ってのをあえてぞんざいに扱うことで
「今」を愉しむことに集中させていることにある程度成功しているとおもう
ハッキリと「ニセモノ」があることで、何が「ホンモノ」か
分かりがとても良くなっているというわけ。













































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What’s yours is mine, and what’s mine is my own (アニメ感想)

2014-05-16 07:05:18 | アニメの感想2014年 夏










シドニアの騎士 第5話 漂流 △+









「男女が密閉空間でできるコト」なんてそう多くないからねえ
アニメーション的には「節約回」でもってくるのが具合がいい
長めの身の上話をして、これからのことを話て希望をつなぐ
当話だと「光合成」っちゅう「設定」があるからそれが
露骨にハナシづくりに貢献したという最近では珍しい例ですね
宇宙空間の無機質さと底の無い暗さが「ヒト」としての営みに
逆に光を当てているような、そんな印象
たとえそれが「飲尿プレイ」でもなw いや笑い事でなくさ













棺のチャイカ 第5話  追う者追われる者 △+











「ニセ者」が出てくるってのは「世の中の深さ」ってのを
感じさせるよねえ、「選ばれた勇者」ってのは分かりがいいけど
「大量にあるもののなかのひとつ」っちゅう埋没間というか
世間擦れしたトールや素直な白いチャイカのほうはそれを素直に
受け入れているけどちょっとおっぱいが大きくなった赤いチャイカの方は
やや自我が発達していて意義を申し立てしているわけね
大量のモンスターとの戦いもいいけどこういう3on3の
チームワークのとれた戦いはまた別の面白さがあり
そう「人間同士」の戦いのように見えるうつくしさといったところ














ノーゲーム ノーライフ 第5話 「駒並べ(ウィークスクエア)」 △+










最初にケチをつけると1対1のブラックジャックじゃ「カウンティング」は
できないなんじゃないのかねえ。まあほかにもいろいろ言いたいことはあるけど
「ゲーム」っちゅう一応誰でも知っている前提の「ルール」を
なんかこーハッタリをかまして凌いでいくような、そんな愉しみだよね
どのゲームも人間が一生を費やしても「極め」られないのに
それを「」の兄妹はチート的にそれを「攻略」していくのが
まあ「新たなる神話」っちゅうホラばなしには相応しいそれなんかもしれんね
ステフをからかって遊んでいる分にはこういうのでもかまわないのだけど
「人類の命運」なんてお題目にこの世界観が耐えられるかとどうか
筆者の知力が問われるところだわなあ、まあそういう風に視聴している人は
それこそ「マイノリティー」でしょうけど。















魔法科高校の劣等生 第5話 「入学編 V」 △(+)










差別を無くせどうたら会の人等が完全にダシにされてますね
まあそういった人達がこの世にいることは事実で
そしてそれがある程度納得できるぐらいにはこの「クラス分け」は
「選別思想」を煽っているのはわかるよね
まあその「選別思想」を生み出している大本の「社会のルール」ってのが
よう分からんからなんとも言えず、「学園」っちゅう「小社会」で
「政治学ゲーム」をしているようなそういう触感だよね
まあその「ゲーム」には「ルールマスター」っちゅう「お兄様」が
いるからこそ「不測の事態」が発生せず「世はこともなし」っていう出来レースなんだけどさ
その「ルールマスター」を脅かすのが出現してからが「はじまり」なんだとおもう
「入学編」を2ヶ月も続けるのん気さが「囲われたセカイ」の安定感だろうねえ















極黒のブリュンヒルデ 第6話 「微笑の理由」 △+










チェンジ!










よう考えると本来「死の運命」が迫っている人間が
ノンキに「学校生活」なぞ満喫している暇はないはずなのね
これは当作品に限らず明らかに「場違い」な個性を持ったキャラクターが
なぜか「学園」に集まるという当邦の特殊なファンタジー常識の事情による
(なんなら主人公の周りに好意を持った美少女が『なぜか』集まるというのもつけ加えていい)
ただ、このおはなしの設定によると逆に「確実に死ぬ」のだからこそ
「やりたいことをやる」という逆転した発想が事態を正当化しているかとおもう
少女達は「実験動物」で、無残に殺されるけどそういう残酷さが
当邦のとんちきな「常識」に一定の「重し」を載せているとおもう
「重し」をのせる為にベタな「設定」を利用してるのか
「設定」に応じて女の娘をバラしたり溶かしたりしてるのかは知らないけど
彼女たちの過酷な運命だけは「チェンジ」できないのがこのセカイの「ルール」なのだろうねえ















龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第6話  いざ、温泉街へ △+











「温泉回」って「ルール」だとどんなに真剣なハナシでも
笑って見てしまうって強固なフィクションがあるよねえ
「笑い」の方向に舵を切るか、惰性でやってしまうか、微妙なところ
「温泉回」で漢共のほうを覗こうという発想が「ノイタミナ枠」らしく
一枚捻ってあるかんじやね、とってつけた「サービスシーン」なんか
提供してやらん!といった感じで、かっこいい
重護がただの体力バカじゃなくて自分の利益の為にいろいろと彼なりに
画策するのがなかなか面白いね、「義賊」なんてごめんこおむるといった感じで
ラノベが突飛な設定とともにかなぐり捨てがちな
「生活にまつわるこまごまとしたもの」と「詳細な観察と描写」ってのを
当作品はほど良く残しているとおもう。



































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