マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

年配者の品格・・・『謙遜』 そして 『洗礼者ヨハネの殉教 記念日』・・・『今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます。』

2022-08-29 05:00:00 | 日々のこと。 世界のこと。
8月29日。月曜日。晴れ。


朝5時。
いつものように、
早朝ウォーキング。
いつもと違って、
秋風が感じられます♡♡


  秋といえば・・・     『萩の花』
  

           秋には、『柔らかな姿』の『萩の花』、似合います。

           秋には、『柔らかな精神』の『年配者』、が似合います。


   今朝も、
   十年以上、公道の草抜きをしていられる紳士、に出会いました。

      私は、いつものように、お声を掛けます。
       「きれいにしていただいてありがとうございます。
        私は、きれいなしていただいた道路を走るばかりで、
        なんのお手伝いもしないで、申し訳ございません。」
      紳士は、いつものように、お返事をなさいます。
       「いえいえ。なんのなんの。
        私こそいつもお元気なあなた様のお姿を見て、
        元気をいただいているのです。感謝しているのですよ。」


         その紳士のお姿は、
         堅実で沈着で、年ごとに着実さが加わり、
         その上に、温かさと落ち着きも加わり、
         ゆるぎない『風格』がにじみ出ます。


         積み重ねた多くの歳月がもたらした
            紳士の『謙遜心』
       年配者の『品格・風格』は、『謙遜心』です。


      今朝も、
      花木から、そして 品格ある紳士様より、
        多くを学んだ私です。
         感謝!感謝!



そして。

今日は8月29日。年間第二十二月曜日。

    『洗礼者ヨハネの殉教 記念日』
   
   『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』カラヴァッジョ作品

 祭司ザカリヤとエリザベトの間に生まれたヨハネは、
   ユダの荒れ野で預言者として活躍し、
  人びとに神の国の到来と悔い改めを説いた。
 ヨルダン川で、
   人びととともにイエスにも洗礼を授けた。
  
   『イエスの洗礼』 レオナルド・ダ・ヴィンチ作品

 当時、ヘロデ・アンティパスがこの地方を治めていたが、
 彼は弟の妻ヘロディアを自分の妻とするなど、非難されるべき生活をし、
   ヨハネから戒められて、ヨハネを捕らえて牢に入れた。
 あるとき、ヘロデの誕生日の宴席で、
 踊りを披露したヘロディアの娘サロメに、
 ヘロデはほうびとして望むものは何でも与えることを約束した。
 ヨハネを憎んでいたヘロディアは、娘にヨハネの首を望ませた。
 ヘロデは、人びとが信頼しているヨハネを殺すことに心を痛めたが、
  公の場で誓った約束であったため、ヨハネの首を斬らせた。

     その誕生においても、死においても、   
   ヨハネは、キリストの『先駆者』となったのである。

 5世紀。 洗礼者ヨハネの殉教は、エルサレムではすでに記念されていた。

     サマリアのセバステで、
     『主の先駆者』であったヨハネに捧げられた教会堂記念日
          この日・8月29日であった。

 六、七世紀には、『洗礼者ヨハネの受難(斬首)』という名称で、
       西方でも東方でも広くわれていた。 
           『毎日の読書』より  

『今日の入祭唱』

    『わたしは王たちの前であなたの定めを告げ、
      決して恥とすることはないでしょう。
   わたしはあなたの戒めを愛し、それを楽しみとします。』
          詩編 119章46-47節

『今日のアレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
   『義のために迫害される人は、幸いである。
     天の国はその人たちのものである。』
       マタイによる福音書 5章10節 アレルヤ、アレルヤ。


『今日の福音 イエスの御言葉』

   『そのとき、
   ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアと結婚しており、
   そのことで人をやってヨハネを捕らえさせ、牢につないでいた。

   ヨハネが、
   「自分の兄弟の妻と結婚することは、律法で許されていない」
                    とヘロデに言ったからである。

   そこで、ヘロディアはヨハネを恨み、
      彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。
   なぜなら、
      ヘロデが、ヨハネは正しい聖なる人であることを知って、
        彼を恐れ、保護し、
        また、その教えを聞いて非常に当惑しながらも、
        なお喜んで耳を傾けていたからである。

   ところが、良い機会が訪れた。
   ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、ガリラヤの有力者
        などを招いて宴会を催すと、
      ヘロディアの娘が入って来て踊りをおどり、
        ヘロデとその客を喜ばせた。

   そこで、王は少女に、
    「欲しいものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、
     更に、
    「お前が願うなら、この国の半分でもやろう」
                    と固く誓ったのである。

   少女が座を外して、
     母親に、「何を願いましょうか」と言うと、
     母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。

      早速、少女は大急ぎで王のところに行き、
  「今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」
                        と願った。

     王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、
     また客の手前、少女の願いを退けたくなかった。

  そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。
      衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、
        盆に載せて持って来て少女に渡し、
      
       『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』
               ルーカス・クラーナハ作品

         少女はそれを母親に渡した。

      ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、
     やって来て、遺体を引き取り、墓に納めた。』
         マルコによる福音書 6章17-29節
       

   イエスの時代。
   『イエスは何者か?』と、人々の間にその『疑問』が、増大しました。
    今日、洗礼者ヨハネの首を切ったヘロデでさえも、
    イエスが生き返った来た『洗礼者ヨハネ』ではないかと、戸惑うのです。


   洗礼者ヨハネは、
   イエスの前に、イエスの『到来』を準備する、最後の預言者です。

   ヘロデは、
   前からヨハネを殺そうと思っていましたが、
   ヨハネを信頼する多くの民衆を恐れていました。
   そして、
   イスラエルの偉い学者たちも、
   イエスを亡き者にするつもりでしたが、
   イエスを信頼する多くの民衆を恐れていました。


       ヨハネは、
       後のイエスと同じように、
       正しい行いをしながら、迫害され、
        『苦しみの道』を歩みました。
       ヘロデの復讐を招いて、殺されたのです。


   イエスの弟子たちも、
   それでも、自分たちも殉教に至るまで、『イエスの仕事』を続けたのです。


   私たちも、
   『イエスの犠牲と復活』に、大きな希望を持って、感謝して、
   洗礼者ヨハネやイエス様や弟子たちに倣って、
   最後まで『正しい道』を歩む力を神様に頂きましょう。
         祈りましょう。



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
人には、年代に応じた、『役割』と『心構え』があものですよね。
とても難しいことですが、それを会得した時に、
年相応の『品格』が生まれるのでしょう。
8月もあと二日で終わり、9月を迎えます。素敵な9月になりますように。 お元気で!
 

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